ジュリエットの娘のネタバレや感想に結末は？無料試し読みやあらすじもあり

藤田和子先生の作品のジュリエットの娘。

 

柏倉あずみには公にできない秘密がありました。

 

ライバル会社同士の娘と息子が駆け落ちをして生まれた子・・・
その彼女の両親が事故死。

 

両親が悲惨な死に方をしたきっかけをつくった祖父は
負い目からあずみのことを優先します。

 

あずみの両親の死は週刊誌に度々書かれ
学校でも噂になっていたのです。

 

 

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ジュリエットの娘のあらすじは？

 

柏倉あずみについて聞きまわる男・・・
彼女の評判は良く悪い話はでません。

 

その中で1人の男性が彼女のことをガラスの人形といいました。

 

柏倉家の朝、あずみと唯子を起こす声がします。

 

寝坊をした2人の妹は修兄と挨拶をしたのち
父と祖父に挨拶をします。

 

その傍らで修兄こと修一の仕事が順調であるかを気に掛ける祖父に
彼はスタッフに聞いたあずみの印象をまとめた書類を広げます。

 

ジュリエットの娘

 

あずみのことを聞きまわっていた男は修一で
手掛けている写真集の巻末に載せる予定なのです。

 

あずみもその書類を見ますが
彼女のことを「ガラスの人形」といった
鷹羽雅之の顔が思い出すことができません。

 

そんなあずみをよそに父はほかからもオファーがあり
モデルはやらないのかと聞きます。

 

父の会社のモデルもしない
彼女は修兄の仕事だから引き受けたのでした。

 

それでも父が自社のモデルをやれというのなら
やるというあずみの表情は
あまり乗り気ではありませんでした・・・。

 

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ジュリエットの娘のネタバレとその後の展開は？

 

学校向かう2人の娘を見送る祖父は
13年前のことを思い出します。

 

あずみが柏倉家に来てあれからもう13年・・・。

 

本人は知らないから懐いてくれるという
父と祖父に対し修一の意見は違います。

 

過去にも何度か週刊誌で書かれているので
知っているのではないか
自分がモデルに起用しなければ好奇心に
晒されることがなかったのではないか・・・。

 

すると祖父は修一にそれなら誰もがうらやむほど
幸せにしてあげればいいと伝えました。

 

一方、登校中のあずみと唯は
週刊誌の人につけられていました。

 

理由を知らない唯は盗み撮りする週刊誌をよく思っていません。

 

すると付けていた週刊誌の人は2人の前に回り込み
正面から写真を撮り怒ったあずみは
カメラを取り上げフィルムを取り出してしまいます。

 

どうやら自分と一緒に唯まで撮られたことが
気に入らなかったようです。

 

クラスの中では登校中のあずみの強気な態度と
週刊誌に書かれている内容の話題で持ちきり。

 

ジュリエットの娘

 

あずみの両親はライバル会社同士の
一人娘と一人息子が駆け落ちをして生まれた子で
現代版のロミオとジュリエットみたいなもの。

 

そうなると双子ということになっていた
唯子とは血の繋がりはなく
またカメラマンの修一とも血の繋がりはありません。

 

クラスの噂話を聞き流しながら
あずみは昔のことを思い出します。

 

一緒に住んでいるのに苗字が違うことが嫌でした。

 

そのことを祖父に言うと祖父と同じだからというのですが
あずみは唯子や修一と違うのが嫌だったのです。

 

すると祖父はみんなが祖父とあずみが名乗っている
柏倉に苗字を変えるのだと言い始めました。

 

しかしそのことで祖父はあずみのことを優先している
苗字が変わったことで唯子が学校で嫌な思いを
しているということを聞いてしまうのです。

 

その後もあずみが何か不満があって口にすると
祖父があずみの要望を聞き入れてしまい
柏倉家の雰囲気が悪くなっていく・・・。

 

 

次第に祖父の態度や家の中の雰囲気に
なにかがあると感じたあずみは
両親の死のことを調べるのでした。

 

それは逃避行中、見つかってしまい引き離された両親が
崖からの転落死しあずみは奇跡的に助かった子だったのです。

 

祖父があずみのことを優先するのには
自分のしたことであずみの両親を
死なせてしまった負い目があったのです。

 

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ジュリエットの娘の感想は？

 

ライバル会社の息子と娘が恋をして
反対を押し切って駆け落ち。

 

転々としながら生まれたあずみを育てますが
駆け落ちした我が子を捜し出し引き離したことで
悲惨な出来事が起きてしまいます。

 

その事実を知りながら知らないフリをして
柏倉家で暮らすあずみ。

 

ジュリエットの娘

 

彼女が真実を知っていることをまったく知らない父と祖父
そして兄は薄々気づいているのではと思っています。

 

あずみの回想シーンでは唯子との関係は良好そうには見えないのに
現実の方では双子ということになっていて仲がいい感じです。

 

唯子にしてみればあずみの何気ない言葉のために
嫌な思いもしているので本心はどうなのか気になります。

 

古い作品ですが登場人物1人1人の設定がしっかりしているので
時代背景抜きでも楽しめる作品です。

 

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