三秋縋先生・原作、田口囁一先生・漫画の作品の
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。
金欠になり本とＣＤを売りに行った主人公は
買い取りをした店員からそれぞれ同じ話を聞きます。
それは、寿命、時間、健康を
買い取ってくれるという店の存在でした。
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寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円でのあらすじは？
アルバイト先で倒れた主人公は
お金を工面するため本とＣＤを売りに行きます。
すると古本屋の老人やＣＤ買い取り店の若い店員から
別々に同じ話をされます。
それは寿命、時間、健康を買い取ってくれるという
店があるというにわかには信じがたい話でした。
なけなしのお金でジュースを飲み2人が書いた
同じ店を示す地図を握りつぶした主人公でしたが
その足は自然とその店へと向かいます。
そして何も陳列されていない店内で
1人の女性がこう聞いてきたのです。
「時間ですか、健康ですか、寿命ですか」
寿命を売ることにした主人公は
査定終了までの時間に思いを巡らせます。
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。
それは小学校時代の道徳の時間にあった議論。
自分の寿命を欲しい人が現れたとして
その人があなたの余命に1年につき
いくら払ってくれるのかという問いでした。
クラスメイトの議論の内容、そして正解はないと言った
先生の言葉を思い返した主人公は10年後の今
自分はその答えを知ろうとしていると思い至ります。
そして子どもの頃に自分が見積もった額である
30億から控えめに見積もって3億と予想しました。
しかしそれは桁違いの額で
主人公・クスノキの1年が最低価格の1万円。
彼の余命は30年と3ヶ月らしく
最高で30万円が手にできるという査定結果に。
30万円を受けとる代償として
余命が3ヶ月になったクスノキには
監視員がつくことになりました。
クスノキの査定をした女性
ミヤギの監視が解けるのは死の3日前まで。
彼女のことを気にせず凄そうと決めたクスノキでしたが
10年前にある約束をした
ヒメノに会うことを彼女から止められます。
そして人恋しくなったクスノキが
大学で出会った女性に電話をかけますが
既に手遅れだとミヤギは真実を教えるのでした・・・。
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寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円でのネタバレとその後の展開は？
酒に逃げたクスノキはこれから残りの3ヶ月で
何かを成し遂げると豪語します。
しかしそんな彼にミヤギは余命が30万円だったのは
残りの30年で何も成し遂げられないからだと諭します。
そして彼が過ごすはずだった30年で
“起こるはずだったこと“を教えてくれることになります。
それはあまりにも悲惨な人生でクスノキは
30年を売り払って良かったとさえ思います。
そしてミヤギから聞いた“失われた30年“とは別物の未来
その先にわずかでも希望を抱いてしまうのです。
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。
ミヤギの監視の中、クスノキは自分が書いた
死ぬ前にしたいことのリストを見つめます。
彼女からあなたに合ったやり方が
他にある気がすると言われ
クスノキは考えた末にナルセに電話をかけます。
高校時代の友人でクラスの人気者だったナルセと
無邪気に話がしたいと思ったクスノキでしたが
彼のある一言で気持ちが沈むことになります。
そしてイライラがピークに達したクスノキは
ナルセの言葉を遮りそのまま店を出ます。
それから遺書を書こうとしたクスノキは
小学校時代に書いた10年後の自分への手紙を思い出します。
そして10年前に埋めたタイムカプセルを掘り返しに行きます。
手紙の最後に書いた“一番の友達の名前“に
ヒメノが自分の名前を書いていないか・・・
そう思ったクスノキでしたがヒメノの手紙が
タイムカプセルの中にはありませんでした。
その帰りの終点までの時間潰しに
ミヤギから彼女の過去を聞きます。
そのことでお互いに少しだけ歩み寄り
クスノキは彼女が監視した中で
一番楽だった監視対象者として記憶されようと決めます。
そして彼が一番気になっているヒメノの10年間について
ミヤギに真実を聞くのですが・・・？
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寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円での感想は？
本作のタイトルが衝撃的だと思いました。
突拍子もないですよね・・・寿命を売るとか。
私は自分の寿命がいくらになるかなんて
考えたくもありません。
安くてびっくりする気がします。
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。
原作は小説らしいのですが
そちらはまだ読んだことがありません。
しかし漫画を読みながら原作者の方が
どんな言葉で描写しているかに興味がわきました。
本作はおもたいテーマながら
最後には前向きに生きていこうかなと
勇気をもらえるものだと感じました。
是非とも漫画と小説、それぞれで楽しみたい作品です。
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