加納梨衣先生の作品のスローモーションをもう一度。
本当の自分は決して知られてはいけない。
高校生になった大滝くんは80年代の文化をこよなく愛する男の子。
周りに溶け込むためにひた隠しにしてきたその趣味だったけれど
意外にもクラスメイトの薬師丸さんが同じ趣味を持っていることが判明!
秘密を共有している彼女との関係はもしかして恋愛関係??
昔懐かし昭和の時代を彷彿とさせる青春ロマンスがここに始まる!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
【スローモーションをもう一度】を無料で読む方法!
U-NEXTに登録するともらえる600円分のポイントを使えば
スローモーションをもう一度や最新作などが無料で読めちゃいます!
①70誌以上の雑誌や映画やドラマにアニメが31日間無料で見放題!
②最新作など電子書籍に使えるポイントが600円分プレゼント!
③さらに電子書籍や映像作品に使えるポイントが毎月1,200円分ももらえちゃう!
スローモーションをもう一度のあらすじは?
高校生になって気がついたこと。
それは周囲から浮かないように生活することの大切さ。
周りの人と同じような曲を聴きゲームセンターで遊び
カラオケを楽しむことが
高校生活を円滑に過ごすためには大切なこと。
だけど高校1年生になった大滝くんが本当に好きなものは
80年代を席巻していた昔懐かしの文化でした。
本当は明菜の曲に酔いしれ
ウォーターゲームに夢中になる大滝くんだったのですが
そのことは誰にも言えない秘密。
――のはずだったのです・・・。
そんなあるとき地味で大人しいクラスメイトの
薬師丸さんの落し物を届けるように担任に頼まれ
嫌々ながら引き受けることになります。
彼女の家を訪ね声をかけても姿を見せない薬師丸さんに業を煮やし
大滝くんは半ば強引に彼女の部屋に乗り込んでしまうのです。
スローモーションをもう一度
するとそこに広がっていたのは目を見張る光景でした。
壁には80年代のポスターが貼られ
憧れていたウォーターゲームも揃っています。
そして何より驚いたのは80年代のアイドル風衣装に
身を包んだ大滝さんの姿!
可愛い、可愛すぎる・・・。
そう、2人は同じ趣味を持つ仲間だったのです。
ぎこちなさを残しながら2人は夢中になって
お互いの世界を語り始めるのでした。
同じ趣味を分かち合うことができる人との出会いは楽しく
気がついたら次に会う約束を楽しみにし始めた大滝くん。
この想い、もしかしたらもしかして恋なのか??
だけどその相手は学校では友達ゼロのあまりにダサすぎる女の子!
不器用な2人のレトロな関係が今始まっていく――・・・。
サイト内より【スローモーションをもう一度】と検索。
スローモーションをもう一度のネタバレとその後の展開は?
本当の自分をさらけ出すことができる相手ができました。
以前、友人に思い切って本当の趣味を告げたところ
受け入れてもらえなかった苦い経験を持つ大滝くんにとって
ありのままの趣味を分かち合えるということ自体が
信じられない経験でした。
その相手はクラスでも根暗で存在感のない薬師丸さん。
共通の趣味がなければ決して関わることのなかった彼女でしたが
アイドルの話をし始めると目を輝かせるのです。
彼女と一緒ならいくらでも時間を過ごすことができました。
薬師丸さんと過ごす時間は新鮮でアイドル風の衣装に
身を包む彼女がいつしか魅力的に見え始めるのです。
スローモーションをもう一度
もしかしたらこの想い、恋かもしれない。
徐々に自分の気持ちに気がつき始めた大滝くんは
意を決して薬師丸さんに告白を――・・・。
しかし奥手で人付き合いが苦手な彼女から帰ってきた答えは
「友達」としての付き合いだったのです。
それでも2人は友達として確実に距離を近くしていく。
80年代を愛する2人にとっての恋愛はまるでレトロな進み具合。
そして一緒に過ごす時間を大切に大切に積み重ねた先に
薬師丸さんが出したある決断とは――!
古き良き時代の純粋な関係を思い出させてくれる王道ラブストーリー!
サイト内より【スローモーションをもう一度】と検索。
スローモーションをもう一度の感想は?
良いなと思う子がいたら気軽に
SNSで連絡を取り合うことができる現在。
顔を見合わせなくても文字だけで
交際を始めたり終わらせたりする人が多い中
大滝くんと携帯を持たない薬師丸さんが選んだ
連絡手段はポケットベルでした。
そんなベタな始まりからスタートする本作は本当に面白い。
スローモーションをもう一度
人との関係を手軽に始め手軽に終わらせている
現代の若者が交わす言葉より
数字の組み合わせが紡ぎ出す選び抜かれた言葉は
1つ1つが意味を持ちます。
だけど80年代はそれが当たり前でした。
言葉の1つ1つを、そしてお互いの心を大切にする
2人の姿はどこか懐かしくそれでいて新鮮で
だけど本当はこれが当たり前の姿。
当たり前のことを当たり前に描いた本作は
多くの年代の読者の心を捉えていくように思います。
サイト内より【スローモーションをもう一度】と検索。