空と海のあいだ（漫画）のネタバレや感想に結末は？無料試し読みはココ

松尾しより先生の作品の空と海のあいだ。

 

時は戦時下。

 

家庭の事情で16歳のときに名前しか知らない
相手の元へと嫁がされた美津子だったが
結婚相手の一臣の温かさに触れ人のぬくもりを始めて知る。

 

幸せをつかみかけたと思っていたその時
一臣のもとに赤紙が届く。

 

2人の純愛は戦争を超えることができるのか。

 

近代まれにみる純愛物語！

 

 

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空と海のあいだのあらすじは？

 

時は昭和18年――
戦争の気配を感じ始めたころ。

 

東京に住む16歳になる美津子は家庭の事情と経済的な理由で
遠く離れた信州の土地に嫁入りすることになります。

 

相手は名前しか知らない国民小学校の教師を務めている男性。

 

十和田一臣という名前だけを頼りに不安と緊張を胸に
1人信州の土地へ向かった美津子。

 

そこで迎えに来てくれたのは
思いがけず優しい雰囲気をまとった男性でした。

 

結婚するということは当然夫婦の営みをしなければなりません。

 

覚悟を決めて寝具に入ったのですが
震える彼女の頭を優しくなでて
別の場所で眠り始めた一臣。

 

あきらめることには慣れているはずだった彼女は
一臣のそんな行動が新鮮でもありまた嬉しくもあったのです。

 

昔から味方なんていないし優しかった母親は
早くに亡くなってしまっています。

 

そんな彼女を支えてくれていたのは
空に浮かぶ真ん丸のお月様。

 

お月様にはウサギがいてウサギが話をしてくれるから
自分の心を保つことができました。

 

しかしそんな美津子に対してウサギではなく
自分に相談するようにと優しく伝えてくれる一臣。

 

初めて人にやさしくされ初めて居場所を与えてもらえたのです。

 

ずっとここにいたい、一臣と一緒にいたい。

 

ようやく幸せをつかむことができると安心した彼女だったのですが
そんな彼女の前に現れたのは聡明そうな女性の環。

 

文字も読めない自分は大学を首席で卒業した一臣の
妻として本当にふさわしいのであろうか？

 

自信を無くしていく美津子だったのですが
一臣は決して同情なんかで結婚してわけではなかったのです。

 

空と海のあいだ

 

環は一臣の親友の元恋人でした。

 

彼の親友は自由思想の持ち主であり
危険思想家ということで逮捕監禁され
拷問の末に命を落としてしまいました。

 

そして優しい一臣は親友の死に責任を感じ続けており
警察の手は一臣にも伸び危険思想家ということで
逮捕軟禁されてしまいます。

 

国民小学校の教師の職も失うのですが家族を大切にすること
国よりも自分の心を大切にすることを生徒に伝え続ける一臣。

 

そんな彼の姿を見てずっと一緒にいたいと願う美津子。

 

一臣から初めてはっきりと聞かされる「好きだ」という言葉。

 

その言葉があればそして一臣が一緒にいてくれれば
どこでも生きていけると思っていた美津子でした。

 

しかし状況は一変します。

 

父親が軍人であり赤紙を免れていた
一臣のもとに届いた一通の手紙。

 

それは美津子のせっかく手にした幸せを
いとも簡単に壊してしまう手紙でした。

 

果たして美津子の幸せはどうなってしまうのか？
そして一臣の運命は――・・・？

 

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空と海のあいだのネタバレとその後の展開は？

 

村で仲良くなった青年の一郎。

 

彼は軍人に憧れ徴兵の招集に喜んで従いました。

 

海軍として訓練を受け活躍をしていた彼は
美津子のことをひそかに思い
戦地から手紙を届けてくれていました。

 

そんな彼の乗った船が敵の奇襲にあい
沈められてしまったという知らせが届きます。

 

不安を抱えて生活をしている中で
とうとう一臣のもとに届いてしまった召集令状。

 

いわゆる赤紙。

 

そして翌日には吹っ切れたような表情をしている彼を見て
戦地に行くこと戦うことを
1人で決意してしまったことを知るのです。

 

戦争になんか行ってほしくない・・・
一臣とずっと一緒にいたい。

 

空と海のあいだ

 

しかし逃げ出せば即刻警察の手によって
殺されることは分かっています。

 

美津子のことを守るために戦地に向かうことを決めた一臣。

 

彼と過ごせる時間は残りたった1週間で
百度参りをして彼の幸せを願うことしかできない美津子。

 

そんな彼女にきっと帰ってくると約束をしてくれた一臣。

 

夫婦としてようやく結ばれることになった2人
遠く離れていても2人の気持ちは一つ。

 

会いたい・・・一目姿を見たい。

 

時代に翻弄された2人の愛は
戦争を乗り越えることができるのだろうか？

 

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空と海のあいだの感想は？

 

戦争という時代に翻弄された2人の純愛物語。

 

本当に少しずつお互いの気持ちを確かめ合うように
進んでいく2人の関係。

 

お互いがお互いのことを心から大切に思っていることが
ひしひしと伝わってくるような本当に素敵な作品でした。

 

空と海のあいだ

 

ここ最近読んだことがないような
せつなくなるほど相手のことを思いあう2人の物語。

 

とても印象が強く本作に感想はいらないと思います。

 

大勢の人に自分で読んでみてほしいと思える作品です。

 

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