押切蓮介先生の作品のツバキ。
山に生まれ棲むマタギの少女・椿鬼。
山の声を聴くことができる彼女は
人間たちの醜い所業が山を穢すたび
村田銃を手に彼らの前に姿を現します。
瞳に深い哀しみの色を湛えた彼女は
今日も人間たちの業を見つめています。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ツバキのあらすじは?
山に生まれ棲むマタギの少女・椿鬼。
山の声を聴くことができる彼女は
人間たちの醜い所業が山を穢すたび
村田銃を手に彼らの前に姿を現します。
そんな椿鬼が訪れたのは
多くのコマタギを弟子に持つ隻腕の男でした。
かつては白蝶落としの喜十郎と呼ばれていたその男でしたが
腕を失って以来山への信仰心もなくなり
ただ弟子たちを好きに山で殺生させていました。
マタギとしての信仰を弟子たちに教えていない
殺生を楽しんでいるだけの子どもたちに憤りを感じる椿鬼。
しかし喜十郎は山は土と木
獣は獲物だと割り切っている様子です。
ツバキ
椿鬼はそのことに呆れながらも
コマタギの中で唯一の女である少女
ツツジのことを気にかけます。
女であるという理由だけでこれまで散々
馬鹿にされてきたのだというツツジ。
その気持ちは椿鬼もわかるところはありましたが
喜十郎と関わるのはよくないと助言します。
彼女は師を馬鹿にされたことに憤りますが
事実喜十郎は酒に溺れ
ツツジを1人の女として見ていました。
間一髪のところで椿鬼に助けられたツツジですが
彼女から山はそして女は命を生み出すものだと説かれ
結局マタギの道は諦めることに。
しかしツツジにそう説いた椿鬼は
女の身でありながら自分は
この道で生きて行かねばならないと
また新たな山へ向け旅立つのでした。
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ツバキのネタバレとその後の展開は?
ある日、滝の下で椿鬼は1人の少女と出会います。
記憶を失っているカサネという少女は
母が泣いているビジョンだけがおぼろげに残っていますが
それ以外のことは思い出せません。
しかしやがて思い出したことは
彼女は自分が両親に見捨てられ
人身御供として滝に落とされたことでした。
実は既に彼女は死んでおり椿鬼は彼女を静かに
あの世へ送ってあげようとしていましたが
乱入者の登場により結局それもかないませんでした。
そうして彼女のことを救うという約束を果たすため
椿鬼はカサネに銃を向けます。
ツバキ
山の声を聴くことができる
強い彼女でしたがやはり1人の少女。
人が作った罠にかかり動けなくなってしまう
未熟さも持ち合わせています。
足を負傷し動けなくなった椿鬼は
小さな村の婆たちに助けられますが
彼女たちはみんな一様に
どこか不気味さを持ち合わせていました。
現にその村の実態は人を狩る恐ろしい村であり
そんな業に山が愛想をつかし御山の色も声も感じられない
神不在の地となった場所でした。
村で虐げられていた女たちの助けもあり
なんとかその村から脱出することに成功した椿鬼。
その女たちの背にも既に小さいながらも
業の炎が燻っていることに気付いている椿鬼は
ただその炎が他に飛び火しないことを祈りながら
次の場所へ旅を続けていくのでした。
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ツバキの感想は?
奇才・押切蓮介先生の猟奇系の作品ということで読んでみました。
「ハイスコアガール」はラブコメで
この作品はこの作品で面白いんですが
押切蓮介さんの真骨頂はやはりこういった
人間模様を痛烈に描いた作品だと思います。
「ミスミソウ」と似たような系統の作品と思いきや
こちらは少し話に救いがあるような、ないような・・・
世の理不尽さや人間の業などがありのまま描かれている作品。
なので勧善懲悪的な話で読み終わって
多少スッキリするものもありますが
どうしようもなく救いがない話もあります。
ツバキ
また絵柄は独特でグロ要素もかなり濃いので
この点だけは好き嫌いが別れるでしょうか。
山の神などの要素もでてくるので
ちょっとファンタジー要素もありますかね。
ただ椿鬼が物凄い異能力を持っているわけではないので
程よいハラハラ感もありつつ読むことができます。
全3巻で話自体はどれも1~2話完結の短編なので
話の濃厚さに反してあっという間によめてしまいます。
短いけれど読みごたえがある作品を読みたいのであれば
うってつけの作品ではないでしょうか。
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