由貴香織里先生の作品の異域之鬼。
孤児の少年・ソラトは引き取られた神近家の我藍と
許嫁の清らと共に永遠の友情を誓っていました。
しかしその友情は少しずつ歪みが生じていきます。
謎の少女、血華邸の異名を持つ神近家
清らやソラトの秘密・・・
それが交錯したとき悪夢が幕を開けます。
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異域之鬼のあらすじは?
ロマン華やぐ時代の、帝都。
大震災で命を落としかけた少年・ソラトは
神近家の跡取りである我藍に助けられ
その家へと引き取られます。
発見されたときすでに心臓は止まっており
手足を鎖で繋がれていたソラト。
おまけに手には焼き印のようなものがあり
記憶も全て失っていました。
そんな状態のソラトを我藍が助けてから2年。
その後神近家へやってきた我藍の許嫁である清らも交え
3人はそれなりに楽しく日常を過ごしていました。
しかし神近家の当主・・・
我藍の父親は非常に恐ろしい人物で
ソラトや清らはもちろん息子である我藍さえも
彼に逆らうことはできません。
異域之鬼
窮屈でどこか不気味な雰囲気さえある
神近家にいる3人は立場こそ違えど
永遠の友情と自分たちだけはお互いを裏切らないという
誓いを交わしていました。
しかし自分の身の上のことが何一つわからない。
そして助けられたときの状況から
周囲に異質なものとして見られがちなソラトは
自分は我藍と清らとも
別の何かなのだろうと漠然と感じていました。
そんなある日、ソラトは屋敷の中で謎の少女と出会います。
目も見えない脚も動かせない様子の彼女は
手も足も目も神近家の当主が用意してくれるのだと笑います。
しかしその真意を確かめるよりも先にソラトは
後頭部を殴りつけられ意識を失ってしまうのでした。
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異域之鬼のネタバレとその後の展開は?
ソラトが謎の少女と出会ったその日から
少しずつ彼らの日常に綻びが生じ始めます。
どこか様子がおかしい清ら
それを気にするものの何もできない我藍
自分のことで精一杯で
2人の様子に気が付けないソラト・・・。
そしてある雨の日、ついに事件は起こります。
ソラトが命を助けてくれた我藍のために
いつでも遠慮して勝ちを譲ってきたこと。
自分が本当に好きなのは・・・という清らの言葉
そのすべてを我藍が見聞きしてしまったこと。
消えた我藍を探しソラトが奔走するのと時を同じくして
屋敷内がにわかに騒がしくなり始めます。
異域之鬼
庭に埋まっていた女学生の死体
近頃町を騒がしている猟奇的な事件
そしてソラトが出会った謎の少女・ノヱラ。
座敷牢に閉じ込められた無垢すぎるノヱラに
ソラトは魂が引き合うかのような親近感を覚えます。
しかし先日までは目が見えなかった
彼女の目がみえるようになっていたこと。
そしてもうすぐ足も動くようになるという言葉に
ソラトは不穏な影を感じます。
それぞれの狂気と思惑が渦巻く中
ソラトがその日の夜に地下室でみたものは
贄を切り刻もうとする清らの姿でした。
既に何十人もの娘の身体を切り刻み
ノヱラに身体を与えてきたのだという清ら。
ノヱラの身体はこの日
脚を与えられれば完璧なものになります。
神近家の当主である久彌の目的は
穢れなく育て上げたノヱラに恐怖の王を支配させ
最高の権力を手に入れること。
しかし召喚された恐怖の王は
支配されるどころかノヱラに牙をむきます。
その娘には穢れがあるという恐怖の王
その穢れとはソラトのことでした。
果たしてソラトの正体は・・・
そして狂った儀式の果てに彼らが行き着く先とは・・・。
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異域之鬼の感想は?
和洋入り混じった大正ロマン独特の素敵な雰囲気が魅力の
黒魔術ダークファンタジー作品です。
幸せに見える日常から一気に得体のしれない
状況へと転がり落ちていく展開ですが
よくよく見るとその日常もそれぞれの秘密や
事情を隠しながら過ごしており
割と歪なものなんですよね。
そんな中で交わした約束が
展開に大きな影響を与えていく作品です。
2巻の途中からは時間が経過している設定のため
一瞬別の作品になったのか?と思ってしまいました。
雰囲気もガラッと変わり近代風になりますね。
異域之鬼
キャラクターも一新され・・・と思いきや
1巻で登場したキャラクターも後々再び出てくるので
楽しみに読み進めてほしいです。
どんな形で再登場するかは伏せさせていただきますが・・・
なかなか衝撃を受けるかと思います。
壮大な世界観ですが巻数が比較的短めなため
かなり物語が圧縮されている印象です。
魔術や悪魔といった絡みの話も多いため
ちょとわかりにくい部分もあるかもしれません。
こういった作品は風呂敷を広げれば広げるほど
収拾がつかなくなってしまう印象なので
個人的には全6巻で完結しているのは良かったと思います。
ソラトたちの「約束」が
どのような形の結末を迎えるのか
是非その目で確かめてみてください。
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