ハガネの女（漫画）のネタバレと感想！無料試し読みやあらすじも

深谷かほる先生の作品のハガネの女。

 

曲がったことが大嫌いな教師一筋の
35歳独身女・芳賀稲子・・・通称ハガネ。

 

縁あってとある学校へ転職することになった彼女でしたが
彼女が受け持つ4年さくら組は
一年半で教師が3人も辞めた訳ありクラスでした。

 

一見ごく普通のさくら組に渦巻く闇とは・・・？

 

 

ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。

 

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ハガネの女のあらすじは？

 

曲がったことが大嫌いな教師一筋の
35歳独身女・芳賀・・・通称ハガネ。

 

見知らぬ子供でも粗相があれば注意し
モンスターペアレント気味の親にも一歩も引かない稲子。

 

そんな彼女ですが大学院を出て以来10年間勤めていた
小学校を半年前にやめたばかりでした。

 

縁あって知り合いの勤める学校へ
転職することになる彼女でしたが
彼女が受け持つことになる4年さくら組は
一年半で教師が3人も辞めた訳ありクラス。

 

なにより不気味なのは教師が退職した理由が
いまいち不明瞭なことでした。

 

実際隣のクラスの担任から見ると
ごく普通の学級にしか見えないのだといいます。

 

しかし担任が続かない・・・
稲子は4人目の退職者にならないために
まずは生徒の家庭訪問からはじめます。

 

ハガネの女

 

過保護な親、ちょっと訳ありな雰囲気の家庭
仲がいいはずの2人の内の片方は
本当はいじめられている・・・？

 

色々な方面から色々な情報を一気に流し込まれ
稲子の脳内は混乱します。

 

ひとまずはクラスのいじめられっ子である
広をどうにかしようと考えた稲子。

 

4人兄妹の長男で母親はショーパブのダンサー。

 

家事もろくにできないため広の身なりはいつも汚れており
それがいじめの原因となっていたのです。

 

彼の家に行き簡単な家事を教えたことで
クラスで浮いた存在ではなくなった広。

 

彼の母親とも稲子はきちんと話すことができ
その問題はひと段落したかのように思えました。

 

しかしさくら組にはまだ根深い問題があったのです。

 

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ハガネの女のネタバレとその後の展開は？

 

広を率先していじめていたように見えた優介と広が
2人でクラスの女子に怪我をさせたのだという話を聞き
衝撃を受ける稲子。

 

自分だけがやったと言い張る広。

 

そもそも発端はその女子が広を
からかったことが原因だという優介側の言い分
そして突然不登校になった優介。

 

稲子は優介の母親に教育委員会に
訴えるとまで言われピンチに陥ります。

 

それを助けてくれると言ってくれたのは
クラスのマドンナであるれもんの母親でした。

 

内気なものの人望がありクラスの人気者であるれもん
稲子にもよく懐いており親の権力もかなりのものでした。

 

しかしよくよく内情を探っていくと
広の口から出てきた真実は衝撃的なものでした。

 

ハガネの女

 

なんと広と優介は本当に仲が良く広のことも
本当に気にして守ってくれていたのだと言います。

 

そしてこれまで稲子が誤解してきた優介の行動の数々が
実はれもんの悪行が発端となっていることも。

 

ずっと広のことをそしてれもんのことを庇い
守り続けていた優介。

 

稲子は無意識にずっと彼のことを
悪者と決めつけてしまっていた自分を恥じ
優介と母親に謝罪をします。

 

そうして少しずつ物事が好転する中
あってはならない事件がおこります。

 

体育の授業中、優介が飛んできたバットに当たり
骨折をしてしまうのです。

 

そのバットの持ち主はれもん。

 

あくまで手からすり抜けたという言い分でしたが
これ以上は静観できないと稲子は動き始めます。

 

果たして稲子はさくら組に蔓延る問題を
無事に解決できるのでしょうか。

 

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ハガネの女の感想は？

 

数年前、ドラマ化もされた作品の原作漫画で
芳賀稲子ことハガネがクラスのあらゆる問題を
解決していく感じの作品です。

 

問題児揃いのクラスを相手取り延々と・・・
かと思いきや1巻で1つの大きな山が
片付いていくと言った感じですね。

 

稲子は強い女ではあるんですが
かといって完璧な超人ではありません。

 

漫画の主人公というともっと完璧で
強くてという想像をするかもしれませんが
それなりに間違えてだけど一つ一つの物事から
逃げずに真正面からぶつかっていきます。

 

ハガネの女

 

そしてどうしようもない親や生徒もたくさん出てきますが
みんながみんな性根から悪者というわけではありません。

 

それぞれに事情がありそういった事情が重なり合って
歪みに発展してしまっているという感じですね。

 

1巻の構成がかなり面白く人を見た目や
自分から見た人物像で決めつけることが
いかによくないことなのか
すごく考えさせられました。

 

巻が変わるごとに担当するクラスや学校
環境も変わっていくので
その度に新たなハラハラが味わえて飽きません。

 

ややフィクションチックなところもありますが
ただの勧善懲悪ものではないリアルな子供の姿や
問題を描いている作品だと思います。

 

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