当て屋の椿のネタバレと感想!無料試し読みやあらすじもあり


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川下寛次先生の作品の当て屋の椿。

 

時は江戸時代。

 

春画師、もとい絵師である鳳仙は
ある日町で起こった厄介ごとに巻き込まれることに。

 

彼が頼ることになったのは通称「当て屋の椿」。

 

江戸の町で巻き起こる奇怪で不気味な事件の数々を
黙っていれば美女・椿と鳳仙が解決していきます。

 

 

ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。

 

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当て屋の椿を無料で立ち読み

 

当て屋の椿のあらすじは?

 

時は江戸時代。

 

鳳仙は春画師、もとい絵師でした。

 

本来は山水画の絵師でありそれだけでは食べていけないからと
副業がてら春画を描いているにすぎないのですが
なんだかそっちの方が有名にありつつある鳳仙。

 

この日も歌舞伎役者・瑠璃丸とその恋人
悦の交わる姿を淡々と紙へと納めていました。

 

男の女喰いというが鳳仙の目には
性行為は女が男を喰っているようにしか見えません。

 

そのため彼は酷く女のことを苦手としていたのです。

 

そんなことがあった矢先、その日鳳仙が春画に描いた
悦が殺されるという事件が起こります。

 

当て屋の椿
当て屋の椿

 

彼女の親が娘を思い泣く姿をみた鳳仙は
悦の死体を親元に返してやりたいと考え
同じ長屋に住む通称「当て屋の椿」を頼ります。

 

自分勝手で奔放でしかしどこか鋭い面もある椿。

 

そんな彼女に鳳仙は心身ともに振り回されることとなりますが
彼女の言葉はどこまでも的確でした。

 

すでに悦の死体はあがっているものの
耳だけが切り取られていたという不気味なこの事件。

 

椿の協力もあって鳳仙はいままでに
今回の件と類似した事件が過去に数件あることを知ります。

 

そうして椿と鳳仙が向かったのは
3人目の被害者である野菊という女性の家でした。

 

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当て屋の椿のネタバレとその後の展開は?

 

悦の耳を取り戻すべく椿と鳳仙が向かったのは
耳を切られながらも生き延びたという
3人目の被害者・野菊の家でした。

 

大人しそうで尚且つ被害者でもある彼女を
疑うことを鳳仙はしませんでしたが
椿の追及に彼女はあっさりと自らの罪を認めます。

 

彼女は瑠璃丸に惚れていましたが
生まれついて耳の付近にあざがあり
彼の寵愛を受けることができなかったのです。

 

欲しい、あの白い耳が欲しい・・・
その思いが野菊を凶行へ駆り立てました。

 

結局他人の耳が身体になじむはずもなく
さらに何度も凶行を繰り返したせいで
すでに野菊の身体はボロボロでした。

 

顔の半分が腐り墜ちてしまった彼女は
結局そのまま息を引き取ることになったのです。

 

当て屋の椿
当て屋の椿

 

こうして無事に悦の耳を取り戻すことができた椿と鳳仙。

 

男に愛されるために美しい耳を求めた野菊
死してもなお幽霊となって現れ
瑠璃丸のために耳を取り戻しに来た悦。

 

そんな2人の女を見て鳳仙が抱いたのは恐れではなく
女とはずいぶん一生懸命生きているものだという
女をかわいく思う心でした。

 

こうして少々女嫌いを克服することになった鳳仙。

 

しかし椿と結んでしまった不思議な縁は途切れることなく
彼はその後も様々な江戸の怪異や事件に巻き込まれていくことに・・・。

 

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コミックシーモア

 

当て屋の椿の感想は?

 

絵柄と本編の冒頭部の雰囲気から
男性向けのエロ系探偵ものかと思いきや
意外と読み応えのある作品でした。

 

絵は本当にいかにも男性向けですよ!といった感じで
女の子の身体の描き方がエロい。

 

江戸の町を舞台繰り広げられる
エログロミステリーといったところでしょうか。

 

怪異的な要素もかなり強めなのでリアルな推理物を
求められている方には合わないかもしれませんね。

 

どの話にも確実にエロ、そしてグロが含まれています。

 

当て屋の椿
当て屋の椿

 

またお話も勧善懲悪ものではなく
本来被害者であった人物が行き場をなくした末に
凶行に走ってしまいその挙句・・・という
あまり後味が良いと言えないお話もかなり多めです。

 

すっきり解決!というよりは後にじんわりと残るような
かといって完全にバッドエンドともいえない
何とも言えない雰囲気のある作品となっています。

 

というのも1つのエピソードに登場するゲスト的な登場人物も
非常にキャラクターが作り込まれているからだと思います。

 

かわいいな魅力的だなと思うようなキャラクターが多いので
後々悲しい目にあうことも多かったのですが・・・。(笑)

 

エログロに耐性がありちょっと怪異的な
推理物が好きな方は是非読んでいただきたいですね。

 

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