やまむらはじめ先生の作品の神様ドォルズ。
とある奇妙な風習と習わしがある故郷の村からでて早数年
東京で平穏に生活を送る青年・匡平。
しかしそんな日々は長くは続きませんでした。
突然目の前に現れた惨殺死体、現れた妹の詩緒と幼馴染・・・
匡平の抗えない運命が少しずつ動き出そうとしていました。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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神様ドォルズのあらすじは?
東京で平凡な学生生活を送る青年・匡平。
大学へ通い想い人がいてだけど
なかなかうまく思いは伝わらなくて・・・
そんな日々ながらも彼は平凡な毎日を
それなりに尊び謳歌していました。
それは彼がとある変わった風習と因果に塗れた
村から上京してきたことが原因でした。
時間が止まったようなこんな村とは永遠におさらばしたい・・・
そう思って上京してきた匡平でしたが
彼に絡みついた運命はそれを許してはくれません。
ある日突然目撃してしまった奇妙な殺人現場。
惨殺な死体をみても「はじめてじゃない」とどこか冷静な匡平
そして現れた妹の詩緒と「案山子」と呼ばれる謎の人形。
匡平の村には奇妙な風習がありその「案山子」と呼ばれる
正体不明の人形を神として祀り上げていたのです。
神様ドォルズ
おまけに案山子はただの人形ではなく「隻」と呼ばれる
選ばれた人間が心を入れれば動かすこともできます。
しかし得体のしれない謎の人形を神として祀る
村の風習を理解しきれなくなり匡平は家を出ていたのです。
本来、案山子は門外不出の村だけにあるべきもの
それをもつ詩緒も当然ながら街に出てくることはないはずでした。
突然の出来事にその疑問を口にする匡平
そんな彼に詩緒は阿幾が逃げたと告げます。
阿幾・・・それは匡平のかつての友であり
そしてとある事件がきっかけで
村に幽閉の身となっていた幼馴染でした。
まさか自分を追ってきたのかと考える匡平
その思いを肯定するかのように
阿幾もまた匡平の前へと姿を現します。
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神様ドォルズのネタバレとその後の展開は?
阿幾と詩緒の案山子を使った戦闘により住処を失うこととなった匡平。
おまけに阿幾を捕まえるためにやってきたはずの詩緒も
彼が捕まったにもかかわらず暫く東京に残ることになります。
どこか秘密めいた言動と有無を言わさぬ口調に
結局自分は村を出てもお社の言いなりなのかと
匡平は嫌悪に似た感情を抱きます。
紆余曲折会った末、村の出身者である知り合いの家に
世話になることになった二人。
そこには匡平が想いを寄せる日々乃もいましたが
彼女は村の伝統や秘密については全く知りません。
実妹である詩緒にもどこか距離を置き
冷たいとも思える態度で接する匡平。
それだけ案山子や村について嫌悪している彼でしたが
匡平がそれらを嫌うのは案山子という
存在が発する力が大きすぎることが原因でした。
神様ドォルズ
そういう大きすぎる制御できない力は案山子も
それを操る人間のことも不幸にする・・・
彼はただ兄として詩緒にそういう風になってほしくないと
そう思っていただけだったのです。
それは匡平が過去に経験したある事件がトラウマとなり
ずっと彼に心に巣食っているからでした。
その原因で村に連れ戻されたはずの阿幾が
再び目の前に現れますが確執のある日向家の有力後継者である
勾司朗が現れたことでその場は事なきを得ます。
そして詩緒の前にも彼女とある確執と因縁がある人物が・・・。
本来村から出ることのない人間たちが
なぜ続々と東京へと集まっているのかその目的とは・・・。
抗えない運命の中で匡平とそして詩緒は苦悩することとなります。
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神様ドォルズの感想は?
数年前アニメ化にもなっていた本作。
OPのクオリティが非常に高いということで
当時話題となっていました。
内容は知らなくともアニメの曲を聞いたことがある
という人も多いのではないでしょうか。
私自身タイトルは知っていましたが
今回初めて本編の方は読みました。
予備知識が全くない状態で読んだんですが
意外とグロい感じの話でしたね・・・。
表紙の雰囲気からは考えられないようなシーンもかなり出てきます。
絵面的なグロさはもちろんなんですが
家同士のいざこざや狭い村の風習に縛られる若者たち
彼らが背負うもの・・・というメンタル的な部分にも
グサグサと突き刺さってくるような内容でした。
神様ドォルズ
内容は面白かったんですが正直こんなに
重たい漫画とは思いませんでしたね・・・。
排他的な村の風習や習わしに振り回される主人公や
妹の詩緒ということで
そういった類の作品でみられるような
残酷な習わしは一通り制覇している感じがします。
幽閉、双子の引き離し、人身御供などなど・・・
コミカルな部分もありますが
全体的に明るい話ではないですね。
あと思ったよりバトルものでした。
全12巻で完結している作品です。
ちょっと内容が難しい所がありますが
そこまで長い漫画でもないので是非読んでみてください。
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