すもももも先生の作品の後宮デイズ。
天涯孤独の身となりさ迷っていたところを運よく
旅の一座に拾われて人気を博すようになった男装の麗人・翡翠。
とある事情から皇帝陛下・流星の手足となって
働くことになった翡翠は彼に生き別れた兄・琥珀の面影を
強く感じながらも強く惹かれていくことに――。
兄かもしれない皇帝と妹かもしれない翡翠の後宮ファンタジー。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
サイト内より【後宮デイズ】と検索。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
後宮デイズのあらすじは?
10年前、何者かに両親を殺され兄をさらわれた翡翠は
天涯孤独の身となったところを旅の一座に拾われて
男装の麗人として人気を博すようになっていました。
旅の一座は皇都入りを果たし皇帝陛下の前で芸を披露
そこで翡翠は10年ぶりに大きく心を動かされることになります。
皇帝陛下の姿は10年前攫われた兄と瓜二つだったのです。
武術の心得と芸事の才に目をつけられた翡翠は
妃たちも楽しませてほしいと後宮に招かれるのですが
それは表向きの理由・・・。
実際には後宮内で起きている不可解な事件を解決するため
皇帝陛下の手足となって働くことを期待されていたのです。
翡翠は妹分の日雀を人質にとられ止むを得ず
事件解決のため動こうとするのですが
そのためにはある妃に取り入って
皇帝陛下から与えられた任務を完遂する必要がありました。
しかし人を楽しませるために身に着けた芸事を利用して
妃を騙すような形で取り入ることがどうしても出来ない翡翠。
後宮デイズ~七星国物語~
皇帝陛下の期待に応えられないと判断した翡翠は
日雀を殺さないで欲しいと嘆願します。
そんな翡翠に皇帝陛下のかけた言葉は暖かくて優しいもの。
人質になっている日雀の扱いも
想像より遥かに生ぬるいものだったのです。
目的のためなら手段を選ばないような
冷徹さを見せていた皇帝陛下に一瞬でも優しい兄の
面影を感じた自分を恥じていた翡翠は
どちらが皇帝陛下の本当の顔なのか
わからなくなってしまいます。
思わぬ形で日雀と面会ができて喜んだのも束の間
側近の棕櫚は結果が出せなければ人質は殺すと断言・・・。
翡翠は引き続き皇帝陛下の手足となって
働くことになるのですが
事態は思わぬ方向に進んでいき・・・。
サイト内より【後宮デイズ】と検索。
後宮デイズのネタバレとその後の展開は?
与えられた任務を無事終わらせたあとも後宮に残って
皇帝陛下の手助けをしていくことにした翡翠。
皇帝陛下の名を知り2人きりのときだけは
「流星様」と呼ぶようになります。
妃たちとも親しくなり陰ながら流星の治世を支えていくことに
生きがいも感じるようになっていくのでした。
兄と瓜二つの流星の正体が生き別れた兄なのか
他人の空似なのか気がかりだったものの
翡翠は叶わぬ恋だと思いながらも流星に惹かれていきます。
流星も翡翠のことを想うようになるのですが
互いに気持ちを告げることはできません。
翡翠と流星の接近に危機感を覚えた側近の棕櫚は
だんだん翡翠のことを疎ましく思うようになっていきます。
翡翠はある伊達男から本気で嫁に欲しいと言われたり
流星暗殺疑惑をかけられたりと
様々な事件に巻き込まれていくのでした。
後宮デイズ~七星国物語~
一方、毎晩棕櫚から渡される怪しい薬湯のせいで
幼少期の記憶が朧げだった流星は
記憶を取り戻し翡翠が妹だったことを思い出します。
やがて翡翠も流星が生き別れの兄だったことを知り
残酷な現実に打ちのめされるものの添い遂げることはできなくとも
妹として兄を支えていこうと決意し
皇帝陛下に変わらない忠誠を誓うのでした。
しかし翡翠は最も知ってはならない秘密を知ってしまいます。
なんと流星は本物の皇帝陛下ではなく影武者だったのです。
この事実を知るのは本物の皇帝陛下黄道と影武者の流星
側近の棕櫚と皇帝陛下付きの医者槐だけ・・・。
国家機密を知ってしまった翡翠は当然口封じのため殺されかけます。
そこから芋づる式に暴かれていく真相の数々に
翡翠と流星はどうなるのでしょうか――・・・?
サイト内より【後宮デイズ】と検索。
後宮デイズの感想は?
翡翠は天涯孤独な男装の麗人。
序盤は表情の変化が控えめで10年前の心の傷が
癒えていないのは誰の目にも明らかだと思います。
笑うようになったと一座の仲間から言われていますが
その笑顔もよく見なければわからない程度のもの。
翡翠自ら10年前の出来事があってから
心動かされることがなくなったと語っています。
そこへ登場するのが兄と瓜二つの皇帝陛下流星です。
後宮デイズ~七星国物語~
この出会いに翡翠の心は動かされ
後宮に行ってみようと決意しますが行ってガッカリ。
大事な妹分の日雀を人質にとられて
事件解決のために利用されてしまいこんな冷徹な奴が
優しかった兄であるわけがないと思っていたのに
優しい一面を垣間見て印象が変わるのですね。
兄かもしれないのに惹かれてしまうタブー感と
表情がどんどん豊かになっていく
翡翠の成長ぶりから目が離せなくなりました。
翡翠と流星の物語は10巻で一度完結となります。
その後描かれる2人の後日談と後宮にいた個性豊かな
妃たちの辿る道は11巻から楽しむことができますよ!
サイト内より【後宮デイズ】と検索。