あるまるみ先生の作品の
クイーン・オブ・サーカスの猫。
サーカスから逃げ出した2匹の仔猫は
荷物に紛れ込んだことにより
引きこもりのルーカルの家に・・・。
しかしルーカスは仔猫たちが逃げてきた
サーカスと関係があるようで・・・。
ルーカスとサーカスの関係とは・・・
そして仔猫を追い求めるサーカスの
目的とはいったいなんなのか――・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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クイーン・オブ・サーカスの猫のあらすじは?
そろそろ時間だと言い
仔猫たちを逃がそうとするマダム。
マダムはこのクイーン・オブ・サーカスに
飼い殺しにされてしまうと言います。
表向きは古き良き小規模な巡業サーカスですが
でも公園が終わった後、裏の顔に変わると・・・。
マダムは公演の後、別のテントで
数人の団員が横たわり傍観する団長を
見てしまったと言うのです。
団員たちの理由なき離職を聞かされるものの
自分はそうは思わないとも・・・。
鳥籠に入れられていた仔猫たちは
犬の背中に乗り逃げ出します。
ちょうどショーが終わってお客たちが
帰る時間なため見つからないように
誰かの車に忍び込み遠くへと・・・。
人間の子どもに見つかってしまい
小人だと捕まるもなんとかトラックに乗り
逃げ出すことに成功した仔猫たち――。
場所は変わりニューヨーク州――。
病気で外出ができないと家で小説を書いている
ルーカス・コールマン。
人との接触も極力避けているのか
荷物などは管理人室に預けるようにし
誰がきても出ることをしません。
それでもルーカスにドアを開けさせるのは
NYPDのヴィンセント。
ルーカスは小さいときに母親を亡くし
ヴィンセントの家で暮らしていました。
しかし気を使って家を出て一人暮らしを始めたのです。
アレルギーでも頑張れば外出できると外に連れ出そうとしますが
なんでも通販で買えるし友だちもSNSにいるからと・・・。
明るく返しながらも外に出たがらないルーカスに
あの事件は終わったから大丈夫だと
この街でも誰にでも好かれると・・・。
過去になんて縛られずに前に進んでいいんだと
ヴィンセントは言います。
何を言われてもルーカスはあのとき決めたんだと思うのです。
ちゃんと一人立ちしてもう誰とも関わらないと――・・・。
クイーン・オブ・サーカスの猫
そんな中、ある事件が起きました。
ルーカスの住む家の前で
強盗に襲われている女性が・・・。
ヴィンセントに連絡するもそこは管轄外で
手を出すことができないと言います。
そんな中、女性は強盗に
銃で撃たれそうに――・・・。
そして銃声が聞こえヴィンセントが駆け付けると
強盗が倒れていたのでした。
強盗の腕の骨が折れていて
硬い物が手に当たったと・・・。
近くに合ったのは野球のボールで
それはルーカスの部屋にあったもの。
ルーカスは部屋から強盗目がけてボールを投げ
窓ガラスを割り手に当てたのです。
窓ガラスを割ってしまったことで
管理人さんに怒られると思いながら
置いたままにした宅配便を思い出し
宅配便を開けようとするルーカス。
しかしダンボールの中で何かが動き
卵からヒヨコが生まれたのか・・・
ネズミなのかと慌てていると声が・・・。
慌ててダンボールを開けてみると
そこには野菜にまみれて仔猫がいるのです。
ルーカスが仔猫たちに出会った頃
仔猫たちを逃がしたマダムは
団長に大事な猫をどこにやったのかと
責められていました。
どうやらあの仔猫たちはサーカスにとって
重要な存在の様子・・・。
団長は失望したと裏切り者は必要ないと
ディナーの時間だと言います。
団長がそう言った次の瞬間テントが動きだし
女王がマダムを食べたのでした。
そして団長から任務が言い渡され
風変りな団員たちは捜し始めたのです。
この女王のサーカス・・・
クイーン・オブ・サーカスに連れ戻すために――・・・。
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クイーン・オブ・サーカスの猫のネタバレとその後の展開は?
耳もしっぽもあり小人だけど猫・・・。
仔猫たちに優しく接するルーカスですが
仔猫たちはルーカスを怖がり攻撃を・・・。
ボロボロになったルーカスは
帰りたいなら外まで送ると言うものの
仔猫たちはルーカスを嫌うものの
家からは出て行きたくない様子。
お腹が空いていたこともあり最初に懐いたのはトムトム。
レディ・アンの方は警戒心も強いため
なかなかルーカスに懐きません。
それでも5日目にやっと信用してもらえ
ご飯を食べてくれたのです。
そしてルーカスを信頼したレディ・アンは
マダムから託された手紙を渡すのでした。
そこには奴らの手から姉弟を
守ってほしいと書かれていて――・・・。
そんな中、仔猫たちの匂いにより
どのトラックに乗っていたか
突き止めたサーカスの団員たち。
クイーン・オブ・サーカスの猫
ある日、目を離したことによりやけどをしてしまったトムトムを
病院に連れて行くため家を出ることになったルーカス。
サーカスの団員はその匂いを辿り
ついにルーカスの前に現れます。
狼人間のリュカ――。
リュカはルーカスの匂いを嗅ぎ人間じゃないと・・・
更にはあの女の息子だと言います。
そしてサーカスの隅っこで
いつもめそめそしていたピエロだと・・・。
クイーン・オブ・サーカスは現世から忌み嫌われた者や
昔話として忘れられた者・・・
不要なモノとして捨て去られたモノを
女王に掬い上げられた者たち。
ルーカスは吸血鬼だったのでした。
トムトムを助けリュカの記憶を消しましたが
リュカの血を吸ったことで歯形が残り
そこから生きていたことが
団長にばれてしまったのでした。
これをできるのはピエロのルーニーの仕業だと・・・。
そして団長はルーニーを見つけたら
抹殺しろと命令を出します。
また5ヶ月後の血染の月のその日までに
必ず猫たちを探すのだと――・・・。
そんな中、血の雨が降り始めました。
それは女王の出産ときで生み出されたそれは
マダムにそっくりな犬で――・・・。
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クイーン・オブ・サーカスの猫の感想は?
表紙のイラストのキレイさに惹かれた本作。
とにかくイラストがキレイというのが
私が一番に感じた印象です。
サーカスの風変りの団員たちもキレイで
可愛らしくて敵だとは思えません。
そして仔猫のトムトムとレディ・アンが
とってもかわいらしいこと。
こんな仔猫なら欲しいと思っちゃいます。(笑)
マダムが女王に食べられ見られて不都合な者は
殺しても構わないと言ったことで
最初はルーカスの元に行ってしまい
ルーカスの身の心配をしてしまいました。
病気で家から出られず引きこもりとのことで
団員たちや女王を前にしたらひとたまりもないかなと・・・。
でも強盗にボールを当てた力など
人間ではない力だったんですね。
サーカスと関係があることは
読み進めていくとわかったのですが
吸血鬼だったのには驚きです。
クイーン・オブ・サーカスの猫
外出を控えていたのも紫外線から避けてきたんですね。
そしてヴィンセントやその父親は
ルーカスの正体を知りながら
ずっと家族として暮していたんですね。
ルーカスがリュカとの戦いで
誰かの血を飲まないといけなくなったとき
これで血を分けた兄弟になると言い
本当にルーカスが大切なんだと思いました。
今後、ルーカスに団員たちが近づいていく感じですが
ヴィンセントが命を落とすようなことがないといいなと思います。
そして女王に食べれれて死んだはずのマダムが
犬の体になって女王から生まれました。
このマダムを使って仔猫たちを探していくようですが
どうなるのか続きが気になります。
イラストもストーリーも申し分ない本作を
ぜひ読んでみてはいかがですか?
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