庭りか先生の作品の赤い花と白い花。
ある日、女性を助けた狩安光でしたが
その女性・呉内美影は不自由ない暮らしをする
光を妬み光の父親を誘惑して再婚。
光は美影の策略により
家から追い出されてしまって――・・・。
何もかもを失った光と美影に戦いが
今、始まろうと――。
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赤い花 白い花のあらすじは?
身元の確かな住み込みの家政婦が欲しいと言っていたからと
住まわせてくれればお給料なんて安くても構わないから
本当に困っているのだという女性・・。
彼女の名前は狩安光。
狩安クレジットの社長の娘でしたが
わけあって家に帰れない様子。
住み込みで家政婦をしようとしますが
美影さんに頭を下げて家に戻ったらと言われ
更には家に帰られるまで
連絡しないようにと言われてしまいます。
そんな光の様子を見ていた女性が・・・。
今から1年前――。
女房なら亭主に逆らうなと1人の女性が
暴力を振るわれているところに遭遇します。
その女性は呉内美影。
美影は光のことを天使だと言い
天使が助けに来てくれたのかと思ったと言い
それが2人の出会いでした。
光は助けを求められ父と暮している家へ
美影を連れて行きました。
どうして親切にしてくれるのかと問う美影に
光は父の罪滅ぼしに困っている人がいたら
助けることにしていると話します。
光の父親は悪どい取り立てで有名な高利貸しで
恋人の両親も取り立てを苦に自殺し
今は彼とも別れ父親のお金で人助けをするのが
趣味だとも話す光。
父親の仕事のせいで人に嫌われることもなれている
母親も父親を嫌って出て行ったから母の愛情も知らない
友達も父親のせいでいないなどと美影に話しますが
自分も同じような境遇だと言われるのです。
家に帰ってきた父親は美影を見て
冷たい感じに光に話をしましたが
父親が咳をしている様子が気になり
しょうが湯を作り持っていくと
笑顔でお礼を言われ嬉しい感じの美影。
具合が悪いんじゃないかと父親のことを
光にはなしても仕事のし過ぎで
自分の身体よりお金の方が大事だと
ひどいことを言ったりする光の様子に美影は・・・。
大きな家にきれいな服そして自分を思ってくれる父親
自分は何ひとつ持っていなく父親がいなければ
光も何ひとつ持ってなかったはずと・・・。
そして光を妬ましく思い
何もかも奪ってやりたいと思うのです。
美影は光の父親を立派な方だと尊敬すると言い
自分にも誰か守ってくれる人がいればと
父親に取り入り結婚をすることになるのでした。
当然光は親子ほど年が違うのにと
お金に目がくらんだのかと言います。
美影は光の父親を愛していると言いますが
光はそんなことを信じられず汚いと・・・。
更には美影の元夫が家にやってきて
慰謝料をよこせと言ってきました。
しかも美影がここにいることを
光から聞いたと言うのです。
美影が元夫にどんな仕打ちをされてたか
知っているはずだと美影は泣きだし
その様子に父親は美影に謝れないのなら
出て行けと言い出し――・・・。
赤い花白い花
実はこれはすべて美影が仕組んだこと。
光を追い出すためにやったことで
元夫は光も父親も殺して財産を2人でと言いますが
次の瞬間苦しみだし死んでしまうのです・・・。
そう美影は元夫をころしたのです――。
美影は光の幸せが欲しいけど光には
自分以上の不幸をあげたいと思っていて
ボロボロになって惨めに自分の手の中へ
帰ってこいと思っているのでした。
そんな中、光はというと――・・・。
熱を出しもう疲れたと死んでしまえたらと
そう思いながら倒れていました。
倒れていたのは家政婦をお願いしていたときに
光のことを見ていた女性。
そして今までのことを話し
なんだかんだ言われながらも
なんとかそこで住み込みで
働かせてもらえることになった光。
お金を払う値打ちのある仕事をすれば
お給料も払ってあげると言われますが
光の仕事には米ほどの価値がないと
高給取りだとも言われてしまいます。
それでもなにかできることはないかと
来てくれたお客に気持ちよく接したり
料理を工夫したり朝早く起きて掃除をしたり
気を利かせていろいろしていくのです。
そして人の気持ちを掴んだら
銭が生まれることを知った光。
雇い主である藤原さに認められ
一緒に食事に行くとそこには美影が・・・。
自分の幸せはお金だという美影に
光は美影のことを大事な友達だと
そう思っていたと伝えます。
でも美影が自分との友情よりも
父親のお金を選んだことで
光は自分の生きる価値を見つけたと言います。
そして人の気持ちを掴み父親よりも
お金持ちになると宣言するのです。
美影は家に帰りたくなったらいつでも
連絡してと言いますが光は自分が帰るのは
父親よりもお金持ちになったときだと
そう言うのでした。
それを聞いた藤原さんはお客さんの心を
掴んだくらいで父親をこえる自信をつけたのかと
そう光に聞きますが光は違うと言います。
光は藤原さんの気持ちを掴んだと――・・・。
光と美影の女の戦いがこうして始まったのでした――。
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赤い花 白い花のネタバレとその後の展開は?
美影が元夫と暮していた頃・・・
言われたお弁当を間違って買ってきただけでも
殴る蹴るの暴行をされていました。
そのたびになんで自分は生まれてきたのか
なんで生きなくてはならないのか
どうして幸せになれないのかと思い
母親を憎んでいたのです。
美影は小さい頃から美影さえお腹にいなければ
あんな男と結婚なんてしなかったと
美影のために一生を棒に振ったと
そう母親に言われて育ってきました。
母親に笑ってほしい優しくしてほしい
抱きしめて欲しかったのですが
母親は美影を捨てて出て行ったのです。
残された美影は父親と暮しましたが
その父親も姿を消し担任の先生が
アパートを訪ねてきたときには
美影は餓死寸前だったと・・・。
保護された施設ではまともな生活を
送ることはできたものの
先生に甘えようとすると
好きでやっているのではないと・・・。
誰かに好きになってもらいたいと
そう思っているとき中3のときの担任の
黒田先生が美影のことを素直で頑張り屋で
先生は大好きだと言われました。
ちょっと大変だけど奨学金をもらって
働きながら高校へ行くのはどうかと
力になるとも言ってくれたのです。
やっと自分を好きになってくれる人が
できたことを喜ぶ美影でしたが
その先生の子どもが万引きをしているところ
見かけて美影は――・・・。
赤い花白い花
かばおうとしただけなのに先生は
美影がやったことだと自分の子どもは
関係ないと言いそれから先生は
話しかけてくれなくなってしまいました。
しかも同級生の父親に言うことを聞けば
引き取ってうちから高校へ行かせてあげてもと
関係を迫られたのでした。
慣れないセックスは痛くて気持ち悪くて
恥ずかしくて・・・
でもそんな優しさにもすがりつきたかった。
当然その生徒にはばれてしまい
教室ではもめることになるのですが
自分たちにもやらせろと
そんなことを言い出す男子生徒も。
騒ぎになった美影に黒田先生は庇うどころか
同級生の親と寝るような子だと言い
更には他のみんなに迷惑だから
騒ぎだてないでと言うのです。
そんなこともあり中学を出た後は
逃げるように街を出てスーパーで
朝から晩までバイトをした美影。
そこでは20歳も年上の人ではあるものの
結婚してほしいと言われて
やっと幸せになれそうだったのですが
中学のときに撮られていたエロ写真が
雑誌に載ってしまって
そのことで結婚は破棄――・・・。
そして店にもいられなくなった美影は
水商売を始め元夫と知り合うことに・・・。
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赤い花 白い花の感想は?
その後の美影の人生もひどいものでした。
元夫と知り合った美影は結婚しようと言われ
借金癖があるとわかっていたのに結婚。
美影の稼ぎは元夫のギャンブルに消え
働いてと言うと殴る蹴るの暴行・・・。
さらには借金を払えないと殺されるかもと
お金で美影を売るように・・・。
それでも美影は妊娠し母親になることで
幸せを手にしようとしていました。
出産ギリギリまで働いて出産後も
仕事をしようとしていた美影。
周りも応援してくれて幸せになろうと
そう思っていたのに元夫は子どもなんか
流してやると暴行を加えたのです。
更には今救急車を呼んで助かってはと
救急車を呼ぶのも遅らせた。
そのことで美影は二度と子どもを
産むことができなくなったのでした。
美影はこのときいつか元夫を
必ず殺すと決めたのです。
赤い花白い花
最初はお金を全部独り占めするために
更には元夫が邪魔だから殺したのかと
そう思ったりもしました。
しかし元夫を殺した本当の理由は
別の所にあったのです。
美影の過去を知ると本当にこんな辛い人生を
送ってきたのかと思ってしまいます。
結婚して幸せになれると思ったら
昔の自分のしてきたことにより
その幸せも失ってしまう・・・。
今度は妊娠して子どもという幸せを
手に出来ると思ったらあの仕打ち。
光が持っている物を奪いたくなる気持ちも
ちょっとはわかる気もしますが・・・
騙してまで奪うのはどうかと・・・。
光がこれからどうやって父親以上に
お金持ちになっていくのか
人の気持ちを掴んでいくのか気になります。
そして光と美影の女の戦いも
どう繰り広げられるのか楽しみです。
光と美影の女の戦いを見てみてはいかがですか?
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