少女漫画の王道×大正ロマン!
大和和紀先生の作品のはいからさんが通る。
じゃじゃ馬娘紅緒とハンサムな少尉の大正ロマンラブコメディ!
ときめきと切なさとギャグの嵐に涙が止まらないこと必至!!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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はいからさんが通るのあらすじは?
時代は大正7年。
元旗本の家に生まれ男手一つで育てられた花村紅緒17歳は
頭にはリボン、袴に編み上げブーツ姿の女子学生ですが
幼なじみで歌舞伎役者の蘭丸相手に剣道の稽古に励んだり
女だてらに自転車を乗りこなすおてんば娘です。
ある日彼女は女学校への登校途中で美形の青年将校と出会います。
お互い最悪な印象でしたが実は彼は紅緒の許嫁、伊集院忍少尉だったのです。
親の決めた縁談に従わされるというのが気に食わない紅緒でしたが
行儀見習いとして伊集院家に住むことになります。
先方から断られるようにと伊集院家でも騒動を巻き起こす紅緒。
しかし当の少尉は今まで周囲にいなかった紅緒の強さや
明るさに惹かれ始めます。
一方の紅緒も少尉の包み込むような優しさに触れて
ときめきを感じますがなかなか素直になれないのでした。
![はいからさんが通る](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/KD606160.jpg)
はいからさんが通る
そんなある日、酒場で酔っ払った紅緒が少尉の上官の
恨みを買ったことで少尉はシベリアへ出兵させられてしまいます。
やがて戦死の知らせが・・・。
紅緒はまだ婚約者の身でありながら「一生少尉以外には嫁がない」という
誓いを立てて白い喪服で葬儀に臨むのでした。
そしてまだ少尉が生きていることを信じながら
伊集院家に留まることを決意します。
跡取りを亡くして経済的に厳しい伊集院家を支えるべく
紅緒は小さな出版社で雑誌記者として働き始めます。
女性アレルギーの編集長・青江冬星にしごかれながら
紅緒は職業婦人として日々奮闘するのでした。
当初紅緒を毛嫌いしていた冬星も
その頑張りを見て徐々に紅緒を認め始めます。
そんな折、ロシアからの来日した
亡命貴族ミハイロフ侯爵を見て紅緒は驚愕しました。
その姿は少尉と瓜二つだったのです。
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はいからさんが通るのネタバレとその後の展開は?
少尉とそっくりなミハイロフ侯爵とは
ドイツ人であった少尉の母の再婚後の息子
つまり少尉の異父兄弟だったのでした。
ガッカリする紅緒でしたがその後、彼は日本語の歌や
日本の風景を唐突に思い出し記憶が混乱するようになります。
実は彼はミハイロフ侯爵ではなく記憶をなくした少尉だったのです。
少尉にミハイロフ侯爵としての記憶を吹き込んだ
妻・ラリサは重い病で余命も長くはありませんでした。
記憶を取り戻した少尉でしたが重病のラリサを見捨てることはできません。
お互いに思い合いながらも残酷にも時間は経過して
2人が結ばれる状況ではなくなってしまったのでした。
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はいからさんが通る
紅緒は伊集院家を出てずっと自分を愛し支えてくれていた
青江冬星と結婚することを決意しました。
ところが紅緒と冬星の結婚式当日、突如地震が起こります。
関東大震災でした。
未曾有の災害の中、紅緒は心から愛する人の元に走るのでした。
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はいからさんが通るの感想は?
紅緒はただの元気な女の子ではありません。
とてつもない強い意思を持った女性です。
子供の頃もアニメを観ていてその後、漫画を全巻読みました。
ハラハラドキドキ楽しんで観たり読んだりしました。
でも大人になってからその時代背景を鑑みた時
紅緒のすごさに驚愕せざるを得ませんでした。
大正時代と言えば男尊女卑は当たり前。
女性は進学したり勉強する必要はないし
結婚して家を守ることが勤めとされていました。
良妻賢母が女性のプロパーコースであり
きっと外で働く女性など変人扱いであったろうと思うのです。
それなのに紅緒と来たら婚約者が亡くなったというのに実家に帰りもせず
嫁ぎ先の家計を支えるべく雑誌記者として働くのです。
しかもあっけらかんと。
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はいからさんが通る
女性はまず親に従い、夫に従い、老いては子に従えという時代に
紅緒はちゃんと自分の意思で考えて行動しているのです。
現代の働く女性にも通ずる紅緒のキャラクターこそが
この漫画の最大の魅力と言えるかと思います。
もちろん、恋的な部分もスルーできません。
出会いは最悪、ハンサムな許嫁、一旦死ぬが実は生きてる
記憶喪失、魅力的な咬ませ犬、美しいライバル達、イケメンにモテモテ・・・
どこを切っても少女漫画の王道の味がします。
いや、この「はいからさんが通る」が少女漫画の基礎を作ったのかもしれません。
しかもストーリーだけ追うとシリアスなのに
全編にまんべんなく散らされたギャグの嵐・・・。
読んだらきっと胸がはち切れるくらいいっぱいになるはず。
本編後の蘭丸、冬星のサイドストーリーも必読です。
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