会田薫先生の作品の恋する仏像。
幼馴染に誘われ仏像彫刻の世界に魅了された無我。
高校生になった無我の仏師への才能が開花するとき
幼なじみとの友情は――・・・?!
揺れ動く少年たちの青春グラフィティ。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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恋する仏像のあらすじは?
お寺の息子である鼻山無我は
父から常に正しい行いをするようにと
子どものときから厳しく躾られてきた
少し孤独な少年でした。
小学生のある日、幼馴染の零雄が彫ってくれた
小さな地蔵菩薩をもらったことから
零雄と共に仏像彫刻の世界へ。
無我が憧れているのは零雄の彫る仏像で
無我が彫る仏像は自然と零雄にそっくり。
恋する仏像
そんな2人も高校生になり
相変わらず無我は彫刻に没頭する日々。
ですが零雄はバンドへの興味が強くなり
次第に昔のように2人で彫刻をする機会が
減っていたのでした。
そのうえ零雄は仏像彫刻が恥ずかしいと言い出し・・・。
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恋する仏像のネタバレとその後の展開は?
無我の父はお寺の住職をしています。
常に正しい行いを無我にも半ば強要のようにしつけ
そのため学校では周りから疎まれる存在になり
家に戻っても自分の居場所がない孤独を感じていました。
そんなときに幼なじみの零雄が彫ってくれた
地蔵菩薩様に心を惹かれたのは
零雄が無我の唯一の心の拠り所だったのかもしれません。
自然と無我も仏像を彫る世界へ。
零雄がいる世界に零雄と共に彫ることが
無我の生きがいになっていきます。
そんな彼が高校生になり
女の子にもモテたいがためにバンド活動に精を出すようになり
仏像彫刻なんか年寄りのするものとか
人に言えない恥ずかしいことだと言い出します。
無我にとったら零雄が仏様だったのです。
やっとみつけた自分だけの仏様が仏様を冒涜したと
そんな思いで夢中で彫りあげた観音様は泣いていました。
その表情が余りにも哀しげで・・・。
先生からもこんなに感情をぶつけてはいけないと言われますが
それ以上に心揺さぶられるものがあると褒められます。
今まで常に零雄の作風に合わせてきた無我。
ですがこの観音様こそが
無我の本当の彫りだと先生は見抜きます。
実は無我は彫っている最中に
仏様の声が聞こえることが何度もあったのです。
それはマラソンランナーの“ランニング・ハイ”と同様に
仏像彫刻にも“カーヴィング・ハイ”というのがあるのです。
究極に行き着いた者だけが聞こえる仏様の声・・・。
恋する仏像
先生は無我が本気なら
一人前の仏師に育て上げる変わりに
これからは零雄に遠慮はするなと忠告します。
そして今度ある花田光琳主催の作品展に
出品することをすすめられます。
零雄にも強制的に命じられやる気がなかったのですが
賞金が出れば新しいベースが買えると思いやる気に。
無我はどうにも集中ができず
思うように彫ることができないでいました。
それは零雄がバンドに夢中になることに怒りを覚えて
つい、あの地蔵菩薩を投げつけてしまい
手元になく落ち着かないのです。
そう思ったとき『それを彫るべきだ』という
仏様の声がして・・・。
“カーヴィング・ハイ”
それを1度でも経験してしまった者は
もう彫らずにはいられなくなります。
自我がなくなり仏像と一体化する感覚・・・
誰しもが味わえるものではありません。
それを無我に味あわせてあげたいと先生は言いました。
『それを彫るべきだ』
この声が聞こえてからは
仏様と対話しながら無我も夢中で彫り始めます。
零雄もまた彫っています。
彼の彫る音が好きだった無我・・・
そして作品展の日がきました!
花田光琳賞に選ばれるのは
当然、自分だと自信満々の零雄でしたが・・・
選ばれたのは無我の仏様でした!
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恋する仏像の感想は?
仏師がテーマのお話は始めてでしたが
彫刻師を取り上げたドキュメンタリーは
色々観ていたのでとても興味深かったです。
無我は少し孤独な少年で仏像彫刻への直向さや
真剣さがとても伝わってきました。
恋する仏像
最初は零雄への憧れからだったのかもしれませんが
どんな世界にもあり得る究極の領域に辿りつける
無我の成長がとても楽しみな作品です。
その零雄との友情がこの先どうなるのか
仏師としてのライバルになるのか・・・。
色々な期待で無我を応援したくなるステキな作品です!
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