まるいぴよこ先生の作品である
まるいぴよこホラー傑作集 おかあさんのシチュー。
表題作であるおかあさんとシチューについて
お伝えしたいと思います。
子どものためにお母さんが作るシチュー。
そのシチューに隠されるお母さんのシチューの
本当の意味とは・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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まるいぴよこホラー傑作集 おかあさんのシチューのあらすじは?
小川涼子ちゃんはお母さんと2人で
アパート暮らしをしていました。
いつものように学校から帰り家の鍵を開けると
その日はお母さんの帰りも早くて入り口でバッタリ。
お母さんは両手にたくさんの食材を持っていて
仕事が早く終わったから八百屋さんによったら
特売だったからとついたくさん買ってしまったのです。
そしてその食材を見ると人参やじゃがいもに
玉ねぎもあり涼子ちゃんはその食材から
晩ごはんはシチューだとお願いするのでした。
まるいぴよこホラー傑作集 おかあさんのシチュー
涼子ちゃんはお母さんが作るシチューが大好き。
すると涼子ちゃんの後ろから声が・・・。
「シチューたべたいの・・・」
それはお隣の平沢さんの恵ちゃん。
鍵をかけ忘れたようで勝手に外に出てしまい
涼子ちゃんたちの会話を聞きお腹が空いたと
シチュー食べるのかと聞いてきたのでした。
買い過ぎたからの少しもらってと
買ってきた食材を渡す涼子ちゃんのお母さん。
恵ちゃんのお母さんはお礼を言うのですが
恵ちゃんもお母さんもちょっとやつれている様子・・・。
更にお母さんの方はちょっと顔色も悪くて
大丈夫かと心配する涼子ちゃんのお母さんでした。
涼子ちゃんのお家も恵ちゃんの家も似ていて
親も親戚もいない母子家庭で恵ちゃんのように
涼子ちゃんが小さかった頃お母さんは仕事がなく
お金も食べるものもなくて八百屋さんで野菜のくずを
もらっていた頃の日々を思い出します。
それでたくさん買った野菜などを買い過ぎたからと
少しもらってと渡していたようです・・・。
まだ小さかった涼子ちゃんはそんな日々を覚えていませんが
野菜のくずで作ってくれたお母さんのシチューだけは
覚えていてとてもおいしかったと今まで食べたシチューの中で
1番おいしかったと言うのです。
でもいつものシチューもおいしいといって
晩ごはんのシチューもお願いするのでした。
ランドセルをしまったら手伝ってと言い
幸せな感じの涼子ちゃんたち。
一方の恵ちゃんとお母さんですが1週間もロクに食べてなく
野菜をもらっちゃったけど良かったねと
恵ちゃんと抱き合いながら話をするのです。
そして情けないママでごめんねと早く仕事を見つけなきゃと
恵ちゃんに泣いて謝るのでした・・・。
そして恵ちゃんはお腹空いたとシチューが食べたいと
お母さんにお願いをするのです。
恵ちゃんのためにもらった野菜でシチューを作るお母さん。
しかし急に胸が苦しくなり倒れてしまい・・・。
そんなお母さんの様子に恵ちゃんは
眠っているのかと思うのです。
そして恵ちゃんのお母さんを訪ねてアパートの大家さんが
訪ねてくるのですがドアを叩いても反応がない。
涼子ちゃんのお母さんはその様子を見て声をかけると
逆にお隣どうしたか知りませんかと聞かれるのです。
自分は平日は仕事をしていて日中はほどんどいないから
知らないと言うのですが恵ちゃんの家は家賃が
たまっていて何度家に来ても留守。
更に郵便受けにはガスや電気などの
督促状がいっぱいだと――。
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まるいぴよこホラー傑作集 おかあさんのシチューのネタバレと結末!
涼子ちゃんのお母さんは涼子ちゃんに
お隣の人に最近会ったかと聞きます。
すると涼子ちゃんは恵ちゃんもおばさんも
全然見ていないと言うのです。
そしてお母さんがシチューを作ってくれた日から
見ていないと答えるのです。
それは2週間ほど前――。
大家さんは妙なことになってないといいと言い
恵ちゃんの家のドアのカギを開けるのですが・・・。
そこには台所で倒れ変わり果てた
恵ちゃんのお母さんがいました。
涼子ちゃんにその様子を見せてはと
家の外に出そうとするお母さんでしたが
涼子ちゃんはそこにシチューを見つけます。
まるいぴよこホラー傑作集 おかあさんのシチュー
そしてあの日、恵ちゃんがシチューと言っていたことを
思い出し恵ちゃんはと探すのです。
すると部屋の方で倒れている恵ちゃん・・・。
涼子ちゃんは慌てて駆け寄ると恵ちゃんは生きていたのです。
しかもその恵ちゃんの様子を見てびっくり!
恵ちゃんは2週間も誰にも見つけてもらえなかったのに
やつれた様子もなく元気だったのです。
更には前よりも太った様子で・・・。
そして何か食べたかとお腹空いてないのかと聞くと
お腹は空いていなくシチューを食べたと言うのです。
笑顔でママがシチューを作ったと
ママのシチューをいっぱい食べたと・・・。
台所のシチュー・・・。
すでにお母さんは亡くなっているのにと
台所を見る涼子ちゃんたち・・・。
そのシチューを見た涼子ちゃんたちは
このシチューはまさかと恐ろしくなり悲鳴を・・・。
そのシチューとはいったい――。
そのシチューは紛れもなくお母さんのシチュー。
しかしシチューの中身は恵ちゃんのお母さん・・・。
2週間前にお母さんが死んでから恵ちゃんは
お母さんのシチューを食べて生きていました。
誰がシチューを作って恵ちゃんに
食べさせたかはわからない・・・。
しかし恵ちゃんにお母さんを食べさせたのは事実・・・。
誰がそんなひどいことをと涼子ちゃんは泣くのです。
恵ちゃんはママだと答えていたようで
涼子ちゃんのお母さんは恵ちゃんの言うように
恵ちゃんのお母さんが作ったのかもと答えます。
死んでも恵ちゃんのことが心配で
子どもを飢え死にさせるならと自分の体を
食べさせてでも生きてほしいと思ったのだと・・・。
その話を聞いてショックで眠る涼子ちゃん。
しかし涼子ちゃんのお母さんは
眠っている涼子ちゃんにこう言うのです。
「あなたも昔・・・食べたのよ
お母さんのシチューを・・・」
洋服のボタンを外したお母さんの体は
胸の部分がなく自分の肉を使って
シチューを作っていたのです。
昔お母さんが作ったシチューをおいしいと言った
涼子ちゃんが食べていた物はお母さんの肉で
作ったシチューでした――。
まるいぴよこホラー傑作集 おかあさんのシチューを試し読みする
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まるいぴよこホラー傑作集 おかあさんのシチューの感想は?
おかあさんのシチューとは過去を思い出し
辛かったときも食べていた特別な物と
ただそう思っていましたが結末を見てびっくり。
涼子ちゃんのお母さんは涼子ちゃんを
飢え死にさせないために自分の肉を
食べさせていたんですね・・・。
だから恵ちゃんのお母さんの気持ちも
わかった感じだったのですね・・・。
まるいぴよこホラー傑作集 おかあさんのシチュー
実際ならあり得ないことかもしれませんが
それでも子どもを思う母の気持ちはみんな一緒。
食べ物がなくても自分の分を減らしてでも
子どもにと思ったりしますよね。
保育園は定員いっぱいな感じで働きたくても
子どもが預けられず働けないお母さんがいっぱい。
恵ちゃんのお母さんもそんな感じだったのでしょう・・・。
どうして生活保護を受けなかったのかと
思ってしまったりもしますが・・・。
まるいぴよこ先生の消えた子供という作品もそうですが
働きたくても働けないとかいろいろな理由で
死んでしまう人もいっぱい・・・。
少しでもそういう人が減って幸せに暮らせる
そんな世の中になればいいなと思います。
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