吾嬬竜孝先生の作品の鉄腕アダム。
――これは今よりも科学が進んだ近未来の物語。
地球は“蝶”と呼ばれる謎の「宇宙存在」に襲われていた。
その脅威から地球をしいては人類を守るのが
「ただの兵器」なだけではない
高度な感情を持つロボット“アダム”だったのです。
アダムの戦いの先にあるのは絶望か?それとも・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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鉄腕アダムのあらすじ!地球を守る感情ある兵器、その名は“アダム”
西暦2045年――。
人類は第二の冷戦へと突入し
世界は新たな世界大戦へと怯えていました。
世界各地で起きた異常気象とともに海洋の酸性化
そして大気汚染はさらに深刻化を増し
動植物が絶滅するペースが加速していたのです。
こうして人類は新たなフロンティアとして
「火星」への入植をはじめたのでした。
鉄腕アダム
――それから時を経て。
人類と地球は“蝶”と呼ばれる
謎の「宇宙存在」に脅かされていました。
奇怪な姿と巨大な身体をも持つ彼らと対等に戦えるのは
“アダム”など高度な感情を持つロボットたち。
彼らは何の目的で地球に来るのかもわからない“蝶”たちと戦い
人類を救うため己の破壊を厭わぬ覚悟で宇宙へと挑むのでした。
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鉄腕アダムのネタバレとその後の展開は?
人類をそして地球を“蝶”から救うため
戦うアダムでしたが真実は違っていました。
ジェシーはデイジーベルのデーターから蝶が複数存在すること
そしていずれまた地球にやって来るであろうことを知り
バックアップを作らずアダムの身体を作ったのです。
何故なら蝶は“アダム”を求めており
それゆえアダムを戦闘不能にすることができても
完全に破壊をすることができません。
だからこそ蝶はアダムにしか倒せはしなかったのです。
つまりが地球へと襲い来る目的はアダム自身であり
アダムの存在が蝶を呼び寄せてもいたのです。
蝶の目的とはアダムを超知性体へと進化させ
永遠に思考させることでこの宇宙の全ての謎を解き明かす
“知恵の実”の最終形態にすることでした。
また蝶が人類を滅ぼそうとする理由とは
蝶にとっての人類とは知恵の実を食いつぶす害虫であり
アダムに対し様々な制限をかけたり
知恵の実が手を離れ花を咲かせることを
人類が恐れていることこそが全ての事実でもあったのです。
鉄腕アダム
これら全ての秘密を打ち明けたジェシーでしたが
人類を危機へと直面させる存在・アダムを
サラ同様に消去しなかった理由をこう答えます。
「君は大切な親友だからだ・・・」
それは人類を聞きに晒す方法でしかアダムを救えず
またデイジーベルからアダムを託されたのは
自分がアダムを殺せないからだとも。
データーを消去したジェシーは
月面自己の真相を隠蔽したのもアダムを守るため。
さらにデイジーベルはアダムの存在を
人類の未来のためにと考えていましたが
ジェシーにとってはそんなことはどうでも良く
全ては彼のシナリオでもあったのです。
ならば自分が死ねば全てが終わるとも語るアダムでしたが
だからこそジェシーはアダムの記憶を消していたのです。
月面で生まれたAIことアダムは
自身の存在こそが人類の脅威であると知ります。
ところが「ロボット工学三原則三条」により
アダムは自らを破壊することができないのでした。
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鉄腕アダムの感想!火星への移住、そして地球の未来を描いた物語
人類が火星へと移住し地球との間を
行ったり来たりが可能となった時代を想定したSF作品。
地球から伸びる軌道エレベーターやテラフォーミングなど
SFファンには魅力的な設定に溢れています。
また一方で“蝶”のような「宇宙存在」が地球を襲う理由
そして“アダム”に隠された能力など
SFアクションと共にいくつもの謎や秘密が隠されており
それを解き明かす楽しみも本作には込められているのです。
鉄腕アダム
また本作のタイトルをご覧になって
何か近視感を感じた方もいらっしゃると思いますが
同じように「鉄腕」をタイトルに入れた往年の名作と同様
「心を持つロボット」が主題となっています。
そんな『鉄腕アダム』を読んで来るべき近未来に
思いを馳せてみるのは如何でしょうか。
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