ひむか透留先生の作品のシノビ四重奏。
真中蝶子は代々巨大事業を営んできた直系のあと取り娘。
その宿命のためか護衛つきの生活で友達ができずにいました。
父との条件を受け御園尾学園に通うことになりますが
そこで出会った東郷雨情は
忍びとしての腕はいいのですがかなりの変態で・・・。
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シノビ四重奏のあらすじは?
半年前のこと。
蝶子は父親がつけた護衛から逃走し
心配をかけさせてしまいます。
そのことで小言を言われてしまいますが
蝶子にも言い分がありました。
蝶子の性は真中。
真中家は巨大事業を展開しており代々身の危険と
隣り合わせの人生を歩む運命を背負っています。
当主の一人娘である蝶子もそれは覚悟をしていましたが
ぞろぞろと護衛を引き連れての中学生活で
友達が1人もできない
寂しい学生生活を余儀なくされていました。
晴れて高校生になった暁には普通の学生生活を送りたいと
蝶子の強い希望により父親はある条件を出します。
御園尾学園という学校は中高一貫の学校で
高校からはそこに通うこと。
そこで将来側近となる忍びを卒業までに見つけることでした。
シノビ四重奏
もし達成できなかったら一生父親の言いなり・・・
蝶子はその条件を受け半年後、御園尾学園に入学したのですが
壁を駆け上り教室に入っていく男子生徒を目撃し
カルチャーショックを受けるのでした。
1人で教室にいると1人の女子高生に声をかけられます。
凄く感じのいい子という印象を持った蝶子は
彼女と仲良くなることを決めます。
そこで父親の側近で真中家の執事でもある
東郷の息子がここに通っていることを思い出します。
彼女・・・くるみに東郷のことを聞きますが
あまりいい印象がないのか
接触はやめた方がいいと言われてしまいます。
ちょうどそのとき東郷の息子・雨情が登校し
あまりの冷たい目に蝶子はゾクッとするものを感じます。
――とそんなことを思っていると目が合ってしまい
直後見せた雨情の顔があまりにもぽかーんとしていることに
さらなる驚きを感じた蝶子。
しかし彼女の見ている前で雨情の姿が消えてしまい
再び姿を現した雨情は蝶子の背後から抱きつくのでした。
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シノビ四重奏のネタバレとその後の展開は?
抱きつき会いたかったと囁く雨情。
しかし初対面の男にされる行為ではないことに
蝶子は抵抗しさらに変態呼ばわりします。
ところが雨情は手を握り頬にすりすりし
本物の蝶子に会えた喜びを人目を気にせず表します。
それはもう変態の域を超えるに等しいもので
蝶子はドン引きしてしまうのです。
気持ち悪さに耐えきれず
足蹴りまでしますがなぜか懐かれてしまい
クラスが違うというのに
蝶子の席の隣で忠犬のように居座ります。
雨情は蝶子を主をいい離れないと言い張りますが
蝶子は主になった覚えはないときっぱりと切り捨てます。
雨情の担任が教室に連れ戻しますが
悲痛な叫びを残しながら去っていく雨情の行動をきっかけに
2人は学園中の注目を浴びることになります。
雨情が主と決めた蝶子とはどんな生徒なのか
さらにそこに注目が浴びる中
蝶子本人は初対面の雨情にそこまで言われ
思われることに不信を抱きます。
父が真中の執事兼忍びであるからかと聞く蝶子に
雨情は父は関係ないと答えます。
彼はずっと前から蝶子を主にと思っていたというのです。
しかしどう考えても蝶子には
以前彼と会ったという記憶はありません。
シノビ四重奏
蝶子が真面目な話をしているというのに
雨情は蝶子からいい匂いがすると嗅ぎはじめ
失態をしてしまいます。
1人下校する蝶子は学校付近で物色していた
誘拐犯に捕まってしまいます。
激しく抵抗した蝶子ですが
最終的には自由を奪われてしまいます。
それでも強気の蝶子には父親がつけてくれている護衛が
すぐ駆けつけてくる確信があったのです。
ところが散々てこずらされた誘拐犯にとっては
強き姿勢を崩さない蝶子に怒りを抱くようになりますが
殺しては元も子もないと宥める仲間も出始めます。
とそのとき扉が壊され雨情の姿が現れます。
雨情はまっすぐ蝶子の元へと向かいますが
無視されている誘拐犯たちは面白くありません。
威嚇する誘拐犯。
ところが蝶子の顔にキズがあることに気づいた
雨情が逆上したことで半殺しにあいます。
死んでも文句は言えない。
そんな考えの雨情を怖いと思う蝶子ですが
主がそれではいけないと勇気をだし雨情をとめます。
なんとか雨情の逆鱗を鎮めることができたのですが
若い雨情に一方的にやられた犯人たちは面白くなく
とうとう拳銃を持ち出して撃ってしまいます。
ところが雨情はその弾をあっさりと避け
さらに蝶子もその危機から避けることに成功しますが
外れた弾が窓ガラスを貫通してしまいます。
飛び散るガラス破片から蝶子を身を挺して守る雨情。
蝶子が無事ならそれでいいという考えの彼には
幼いころ彼女に助けられた恩があったのです。
ここまではなかなかいい流れなのですが
蝶子の忍びにしてほしいと
膝まづいた雨情の前に蝶子の生足が・・・。
頬ずりしたい欲求に負けた雨情は
蝶子から変態呼ばわりをされてしまうのでした。
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シノビ四重奏の感想は?
お金持ちのお嬢様とそれを守る
イケメンの図式はよくあるパターンです。
本作がよくあるパターンと違うのは
主人公のお嬢様が守られているだけの存在ではなく
とても行動的で自立したいと思っていること。
また出てくるイケメン忍者が
一癖も二癖もあることではないでしょうか。
顔はいいのに変態で頭がいいけど野心家で腹黒。
シノビ四重奏
チャラチャラしている感じなのに
ある種のことにだけは特化した知識と人脈を持つ・・・
などなど表と裏があるイケメンが出てきます。
とくに雨情は蝶子を崇拝するあまり行動が犯罪の域です。
強気のお嬢様とこの変態忍者がどう活躍して
仲間を増やしていくのか先が楽しみです。
顔がいいだけのイケメンに飽き始めている方に
おすすめしたい作品です。
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