辱の続編になる窪茶先生の作品の辱-断罪-。
心霊体験を求めオカルト研究部の3人が
地図にも描かれていない村に入り
失踪してから1年・・・。
息子を探してほしいと探偵の勝己は依頼され
捜査を始めるのですが
自身も巻き込まれていくことに・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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辱-断罪-のあらすじは?
ある探偵事務所に転がり込んできた依頼。
行方不明の捜査は割が合わないと
依頼を断ろうとしていた勝己。
従業員にお給料も払えない状態でもめていると
そこにこの依頼の依頼主がやってきます。
依頼主の女性は香取といい
1年前に消えた息子を探してほしいとのこと。
その息子というのが香取公平・・・
前作、辱の主人公。
東北に心霊スポット巡りに行きそのまま行方不明。
勝己はまず警察に行くことや
人捜しが得意な事務所を紹介するといい
やる気がない様子。
ですが依頼主の女性はその辺りはすでに頼っていて
後は勝己のところしかアテがないと言うのです。
勝己はそれだったら尚更ウチではと言い
行方不明の捜索に必要なものを言い
お金もかかると説明。
それも全てわかっていると言い
警察も捜査を早々に切り上げていると・・・。
女性の話を聞き事件性があれば
そんなに早く切り上げないと思う勝己。
ですが女性は少しおかしいと言います。
依頼した探偵もこの案件はこれ以上無理と
すぐに捜査を切り上げてしまったことや
連絡もなくいなくなるような子じゃないと・・・。
辱-断罪-
依頼を断るために色々と言う勝己でしたが
女性はとりあえず手付でこれだけと
法外な依頼金を差し出したのです。
そして成功したらこれの倍・・・いや3倍・・・
これで足りなければできる限りと言われ
依頼を受けることにしたのです。
この依頼を受けないんじゃなかったのかと
そう聞かれるのですが今回は例外だと言います。
依頼の女性が嘘をついてなかったと・・・。
勝己は目を見て話すと嘘をついているか分かる
そんな能力を持っています。
そのためこの仕事を成功させれば
お金がもらえることが確証されていると
そう言うのでした。
勝己はこうして法外な依頼金に目がくらみ
依頼を引き受けることにしたのですが・・・
勝己を待っていたのは常識が通じない
血欲と血が渦巻く地獄だったのです。
早速、向かったと言われている東北へ向かい
聞き込みを開始。
スナックのマスターに失踪した公平の写真を見せ
情報を得ようとしますが知らないと言われます。
そうだろうと思っているところに
話しを聞いていたようで女性が話しかけてきます。
公平のことを知っている訳ではないようですが
行方不明的な話に興味があり
更には少し力を貸してあげられるかもと・・・。
そしてこの村の祭りを調べてみないかと言うのです。
この町で昔の昔から続いている奇祭で
調べてみると奥が深く
昔から広まっている神かくし伝説を
ベースにしたお祭りだと・・・。
神かくしに遭う人間の方がむしろ悪役で
祀られているのは加害者側の人喰いの鬼・・・。
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辱-断罪-のネタバレとその後の展開は?
水城という少女が見本を見せ
初めてで緊張しているかもしれないけど
難しくないからと珠樹という少女を説得。
自分たちが頑張らないとお料理が先に進まないと
そう水城が言うのですが・・・
その材料とは人間の肉。
生きている人間を腕や足を切り落とし
目をくり抜いたり内臓をかきだす・・・。
今日は無理だと珠樹は言いますが
自分の担当分は自分がやらないといけないと
そう言われるのです。
ですが水城のしていることを見ていた珠樹は
気分が悪くなりそのまま倒れてしまうのです。
目が覚めた珠樹のそばに
水城が心配してやってきます。
解体のことをおかしくないかと
すごく痛そうだと水城に言いますが
掟だからしょうがないと言う水城。
おいしいものが食べられなくなるのは
嫌じゃないかと言われるのですが
何かおかしいと珠樹は思うのです。
今まで何も疑問に思わなかった・・・
でもあることが原因で以前とは少し
変わったように思う珠樹。
お姉さまたちが虐殺されたあの事件から――・・・。
あの事件から責任者である恭子は
掟をとても重要視するようになっていて
それが原因なのかこの掟に対しても
珠樹は深く考えるように。
やってきた翌週のお役目の日。
新しい人間がやってきてみんなで騙し
その人を食べるために解体をする。
この日も解体係は珠樹ですが
伽は水城だと言います。
伽とは何かわからない珠樹ですが
水城の希望で伽を見ることになる珠樹。
その行為は何が目的なのかわからないものの
なぜだか涙が止まらなくなるのでした。
そしていよいよ珠樹の解体の番。
恭子や水城が見ている中で
解体をしようとする珠樹でしたが・・・
解体は失敗し村からも逃げようと――・・・。
辱-断罪-
一方の勝己はというとスナックで声をかけてきた
真紀と一緒に村について調べることに。
真紀は勝己に興味があると言い出し
関係を持とうとしてきますが
自分に木があるのは嘘だと・・・。
そして公平に会ったことがあるという巡査も登場。
ですが巡査の話を聞いていても
その話が嘘だと気づく勝己。
真紀の話を聞き山に何かあると
行ってみることにしたのです。
勝己は真紀のことも信じてはいなく
従業員に真紀のことを調べさせますが
ほとんど情報がつかめません。
そして気が進まない中、カーナビでは行き止まりの
山の中腹に続く道を進むのでした。
携帯の地図でもこの先には何もない。
ですがナビの終点には1台の車が停まっていて
道には能面が落ちていて
その先には人が通れる小路があり
先に進んでいく勝己。
そこには地図にもない村が本当にあったのでした。
ですがそこは1年ぐらい前に
人為的に壊されていました。
これだけ丁寧に壊されている中
その先にある神社だけそのまま残っていて
何かあると思い神社へ・・・。
すると地下に続くお堂がありました。
嫌な感じがする中、進んでみると
血のようなしみが奥に続いています。
どう考えても罠だと思いながらも進むと
解体部屋にたどり着いたのです。
血のついた服を見つけこれだけの血の染まりでは
おそらく持主はと思う勝己。
公平のではないことを祈っていると
そこに真紀が現れるのでした。
そして閉じ込められた部屋にはガスが流れ
意識が遠のき目覚めると勝己は裸。
しかも手足のなくなった珠樹を恭子が抱え
伽をさせようとしていたのでした。
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辱-断罪-の感想は?
前作、辱の続編ともなる本作。
過去と現在が同時進行しながら
物語は進んでいきます。
公平が逃げるときに虐殺したあの事件から
恭子は掟を重要視するようになり
不幸な出来事が起きないために
危機管理は徹底。
安全な場所を求めて村を離れたようですが
村を離れる際には新しい鬼柱が登場。
前作を読んだ方ならあれば
公平なのではと思うことでしょう。
本作は前作を読まなくてもわかる内容となっています。
辱-断罪-
ですが前作を読むと恭子がなぜそんなに
掟を重要視しているのかもわかると思います。
そして前作を読んだ方であれば
この村に昔何が起きたのかなど
なぜこんなことをしているのかなどが
分かるのではないでしょうか。
また巡査も恭子に協力をしていて
ネットでは何者かと会話をするシーンがあり
その者たちを指導すると言っています。
その者たちが迅速に手筈を整えたことから
安全な場所で快適に暮らせている様子。
依頼主の女性が探偵に依頼しても
すぐに捜査を切り上げていたのは
真紀が追い返していたようですが
警察が捜査を切り上げていたのも
もしかすると・・・。
謎ばかりの本作ですが
いよいよすべてが明らかになりそうです。
かなりグロいシーンが多い本作ですが
ホラー系が好きな方には楽しめる作品です。
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