板垣巴留先生の作品のBEASTARS。
ここは肉食獣と草食獣が共に生き捕食肉食は禁忌とされている世界・・・
舞台はチューリントン学園。
演劇部で裏方のレゴシはハイイロオオカミ。
繊細な心をもつ少年・レゴシを中心に青春群像劇が今ここに!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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BEASTARSのあらすじは?
それはある夜の出来事・・・
オスアルパカのテムはクラスメイトの獣に
食殺されてしまいます。
ここはチューリントン学園、事件は突然起きたのです。
肉食獣による捕食。
それはこの世界では絶対に犯してはならない
タブーでもあります。
それが破られ学園内で肉食獣の誰かが
テムを襲ったと噂でもちきりに。
BEASTARS
近く行われる舞台の稽古で忙しい最中
演劇部員のテムが殺されたことで部員たちの間でも
肉食獣に疑いの目が向けられて
肉食と草食との敵対意識が強くなっていくのです。
そのテムと仲が良かったハイイロオオカミのレゴシ。
その図体からも彼ではないかと草食獣の間で囁かれている中
そのレゴシがアンゴラヒツジのエルスに
テムの死が哀しいかと問いかけてきました。
その目はまるで獲物を見る様に感じたエルスは
ただ怯えるのですが・・・。
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BEASTARSのネタバレとその後の展開は?
満月の夜、レゴシは1人何かを決断しています。
レゴシに怯えるエルスは帰宅途中で忘れ物に気づき
学園の稽古場へ独りで戻りましたが辺りは真っ暗。
すると突然、スポットライトがエルスに照らされ
2人っきりになりたかったとレゴシが声をかけてきました。
このライトは本来テムに当てられるものだったと話すレゴシですが
誰もいないと思っていた上に
あの狼に声をかけられたエルスは恐怖に慄くだけ・・・。
やはり自分を食べるのかと・・・。
咄嗟に側にあるハサミを手にしレゴシに向けます。
テムも感じたろう恐怖をエルスも感じながらも
大人しく捕食されてなるものかと抵抗しますが
あっさりそれをレゴシに捕まれてしまいます。
その大きさと強さにまるで悪魔だと絶望感に陥ったとき
レゴシの制服の胸ポケットから
一通の封筒がポロリと落ちそこで空気が一変。
その封筒を拾って受け取って君にだよと言うレゴシ。
それはエルス宛のテムからのラブレターだったのです。
親友だったテムとレゴシ。
テムが渡せずにずっと持っていたことを知っていたレゴシは
誰もいないときにエルスにだけそっと
テムの想いを伝えようとしていたのです。
エルスが思っていた誤解はすっかり解けました。
女子部員たちにレゴシの悪口を言っていたエルスは
それを明日、皆に撤回すると言います。
ですがこのことも亡くなってから知られると
テムが気の毒だから口外しないで欲しい
自分は今までも怖がられ
嫌がられて生きた来たから大丈夫だと言うのです。
それが食肉目、犬科最大の心優しいハイイロオオカミ
17歳のレゴシという少年です。
BEASTARS
テムを食殺した犯人は未だ不明・・・。
この一件で肉食と草食との対立が激しくなっていきます。
演劇部は新歓公演で行う伝統の演目
『アドラー』の稽古に多忙で
テムも役者チームの1人で出演する予定でした。
レゴシも演劇部ですが裏方チームです。
その頃、水の精オディー役で出演するハズだった
テムの代役は自分だと思いこんでいるマングースのカイは
他のメンバーに決まったことを知り
役者長であるアカシカのルイの所へ抗議に行きます。
リーダー室にはレゴシもいました。
裏方の下っ端が何故こんな所にいるのかと
レゴシのことを小馬鹿にするカイに
ルイは今後は裏方になってもらうと告げます。
2年も役者を続けてきて成果が何1つあげられていないと
さらに冷酷に言い放つルイに
カッとなったカイがルイに殴りかかろうとしましたが
レゴシが盾になり止めに入ります。
それでもまだ納得の行かないカイがレゴシに挑もうとしますが
寸前でのところでレゴシの牙を見てアッサリその気をなくし
罵倒して部屋を出て行きました。
普段は温厚で大人しいレゴシにも
獣としての獰猛さを隠し持っていると知ったルイは
レゴシにあることを頼みます。
深夜の稽古は禁止されているのですが
テムの代役に決まったゾーイの演技を完璧にするために
ルイが徹底演技指導をする間の見張り役を頼まれたのです。
アカシカのルイ・・・
演劇部の花形役者で人望もあります。
彼には壮大な野望がありそれはこの学園の頂点に立つ
肉食獣、草食獣の全てを統べるモノとなる英雄的地位。
その証の称号『ビースター』となることです。
そんな野心家の下、レゴシはいずれ
裏方から表舞台へ出ることになります。
そしてその深夜稽古の見張り番をしているときに
その後の彼に大きく関わるドワーフ種の雌うさぎ
ハルと運命の出会いをします。
肉食獣と草食獣による恋愛は在り得ません
ですがレゴシはハルに恋をします。
ハルの小さく柔らかな肉の感触を知り
それが捕食本能からくる気持ちの錯覚なのか
レゴシには解りません。
そしてこの先、自身も恐れる肉食獣である本能を
剥き出してしまうことがレゴシにもあるのでしょうか?
それぞれの獣達の思いが織り成す学園ドラマは
重厚に彩られていきます。
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BEASTARSの感想は?
肉食と草食の動物たちが人間の様に
暮らしている世界が舞台のお話は独創的です。
主人公のハイイロオオカミのレゴシがとても魅力的で
画風も個性がありとても興味深く読めました!
レゴシいっぺんに好きになっちゃいました。
話はいきなりアルパカ殺しから始まり
ハイイロオオカミのレゴシが犯人ではないかと
そう匂わせる話の進め方が上手くて
疑心暗鬼になりながらついつい読み進めてしまいました。
BEASTARS
どんでん返しのお話が多い昨今だからなんか勘ぐっちゃいますね。
全ての獣が共存する世界ですから当然
捕食や肉食は厳禁でタブーです。
そのことを最初にテムの死によって位置づけ
この世界の永遠のテーマに据えて
心優しいレゴシを中心に色んな出来事を散りばめながら
学園という舞台で青春真っ盛りの獣達のそれぞれのドラマは
とても奥の深いものとなっています。
かなり良質な作品だと実感しました。
アニメ化になりそうな期待感もあります。
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