染屋カイコ先生の作品のかみあり。
その日は突然やってきた。
一般的には神無月と言われる10月
しかし幸子たちが住んでいる出雲の地は
世間と全く逆の様相を見せます。
八百万の神々が集まる10月の出雲
幸子の不思議な日々が始まります。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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かみありのあらすじは?
その日は突然やってきた。
学校にいた幸子は自身の頭上に広がる奇妙な光景を
ただただ呆然と見つめていました。
魚のようなクジラのようなものが悠々と泳いでいる空・・・
自分の頭がおかしくなってしまったのかと考えるも
友人であるエミは平然としています。
八百万の神々が出雲に集まるため10月は神無月と呼ばれます。
しかし幸子たちが住んでいるここは
神が集まるといわれている出雲。
そのため他の土地とは異なり出雲の10月は神在り月と呼ばれ
ありとあらゆる土地から神様が集まってくるのです。
かみあり
比較的最近、出雲へ引っ越してきた幸子は
そのことを全く知りませんでしたが
昔からこの土地に住んでいるエミは
神がたくさんいる町中の様子にも驚く様子はありません。
町中にたくさんの神が溢れかえっている光景に
幸子は珍しがりますがそんな彼女にエミは
あまり神とは関わらないようにとくぎを刺します。
触らぬ神に祟りなし・・・
神にも人間と一緒でいろいろなものが存在しており
仲にはよくない神様もいるのだとエミは言います。
しかし肝心の幸子は暢気なもので猫を助けるために
早速ガラの悪い神様を思いきり殴り飛ばしてしまい・・・。
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かみありのネタバレとその後の展開は?
エミが怪我をさせられたことにより
思い切り神様を鞄で殴りつけた幸子。
すると先ほど助けた猫が虎へと姿を変え
今度は幸子たちを助けてくれます。
実は幸子が助けたのは猫ではなく
四神の一柱である白虎だったのです。
白虎の力を借り、悪さをする神・・・ではなく
精霊である火蜥蜴を退けた幸子たち。
迷惑をかけた詫びとして幸子とエミは彼の面倒を見ていた
沖縄の火の神であるヒヌカンから直々に加護をもらいます。
神から直接加護がもらえたことに興奮するエミに対し
幸子は喜びつつもいまいちありがたみがわかっていないのか
どこか飄々とした様子です。
かみあり
その一件以降、エミの忠告を無視して
事あるごとに神様と関わるようになる幸子。
神様は何も伝説があるものや
仏区から言い伝えられてきているものだけでなく
ビリケンなどのローカルかつ
新しい神も多く存在していました。
町で普通に過ごす神もいれば
なにやらトラブルを起こしまくる神もいて
幸子はなにかとその渦中に
首を突っ込んでいくようになります。
元々関西生まれの幸子は神様のことも
神様だと気づけずに関わることもあれば
わかっていながら敢えてかかわることも。
友人であるエミはその無鉄砲さとともすれば
罰当たりともいえるような幸子の言動に頭を悩ませながらも
それに付き合う日々が続いていきます。
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かみありの感想は?
古今東西の神様や精霊、仏様
知る人ぞ知るローカルな神様まで・・・。
とにかくありとあらゆる神聖な生き物たちが出てきて
ドタバタ劇を繰り広げる作品です。
日本の神様などに詳しい人にとっては
かなり面白い作品なのではないでしょうか?
私はそこまで知識がある方ではなかったんですが
それでもしっかり説明があったり
また話自体がコメディテイストで楽しく読めるため
無理なく読むことができました。
基本的には一話完結形式で一話につき一体の神様や
精霊が出てきて話が進む・・・という感じなので
非常に読みやすい作品でもあります。
かみあり
コメディですがはじけたギャグというわけではなく
ノリよくワクワクしながら読んでいけるような感じですね。
特に地方の神様を扱ったはなしで
自分の地元の神様が出てきたときは
非常にテンションがあがりました。(笑)
きっと染屋カイコ先生は神様や精霊などのことを
調べるのが好きな方なんだろうなーというのが
作品を通して伝わってきます。
10月のひと月の出来事を描いた作品なので
すぐに終わるかと思いきや
現在7巻ということで結構続いていますね。
読みごたえもばっちりな作品となっています。
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