絹田村子先生の作品のさんすくみ。
神主の息子・恭太郎、住職の息子・孝仁
牧師の息子・工の宗教法人ジュニアーズ。
とある町に三店で結ばれるように
存在しているそれぞれの実家。
宗教法人や跡取りならではの悩みを抱えながら
今日も3人は元気にへたれに日々を過ごしています。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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さんすくみのあらすじは?
神主の息子・恭太郎、住職の息子・孝仁、牧師の息子・工。
彼らはとある町に三店で結ばれるように存在している
宗教法人のジュニア世代となる3人組でした。
宗派も性格もばらばらながらも
お互い持ちつ持たれつしながら毎日を元気に
時にヘタレに過ごしている3人。
しかし恭太郎は大事な節分祭間際というこの時期に
ある悩みを抱えていました。
それは神社の木に連日呪いのアイテムとして有名な
藁人形が張り付けられていること。
こんなものがあっては神社の名誉に傷がつくと
母親は連日激高しています。
なんとか母親の怒りが頂点に達する前にどうにかしたい・・・。
さんすくみ
さらに呪われている対象は自分なのではないかという
疑惑が浮上したことから恭太郎は深夜に
孝仁と工と共に張り込みをします。
無事事件は解決したものの結局彼は
母親から友達を巻き込んで遊んでいたと
怒られる羽目になってしまいます。
一人息子であるため跡継ぎ確定の恭太郎。
しかし人の良い父親に似てしまったばかりに
日々母親からもっとしっかりしろと叱られ続けています。
そんなある日、父親も母親も留守にするため
彼は一人で神社の留守番を任されることになります。
丸一日神社を一人できりもりすることとなった
半人前の恭太郎の運命やいかに・・・!?
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さんすくみのネタバレやその後の展開は?
突如一人で留守番となってしまったことで
最初こそ慌てていた恭太郎でしたが
その日は特に予定も入っていないため
束の間の自由を満喫できると前向きになります。
いつもは母親がいると食べられない
ファーストフードを食べたりと
留守番を楽しく過ごす恭太郎。
しかしそんな折にとあるハプニングが発生することとなります。
なんと父親がストックを作っていってくれていた
御朱印が全て鹿に食べられてしまったのです。
おまけにそんな時に限って御朱印友の会という
主婦集団が大挙で押し寄せてきてしまう始末。
恭太郎の字は御朱印に向いていないため
現在練習の真っ最中で自分で書くわけにもいきません。
さんすくみ
そうしてやむを得ずとった手段は寺の息子である
孝仁に御朱印を書いてもらうというものでした。
もちろん孝仁は自分は神職ではないと拒否しますが
自分の友達だからセーフだと
結局すべての御朱印を彼に書いてもらうことに。
罪悪感が充満する中、恭太郎はなんとか
その日一日の仕事を終えることができました。
寺の息子であるにも霊が怖い
おまけに見えてしまう孝仁や
牧師の息子にもかかわらずオカルト大好きな工。
宗教法人や跡取りならではの悩みを日夜抱えながら
彼らは今日も家業に精を出しています。
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さんすくみの感想は?
神社、寺、教会それぞれの家の息子3人が
緩く日常を繰り広げるというテイストの本作。
さんすくみというタイトルですが
ギスギスした雰囲気はまったくなく
むしろ宗教法人の跡取りという
特殊な立場なこともあってとても仲良しです。
キャラクターがそれぞれのイメージにピッタリです。
宗教関連の話ということで
どんなもんかと思って読み始めましたが
ギャグマンガなのでとても読みやすいです。
私はこの方面には詳しくないんですが
作中でしっかりと専門用語や行事などの
解説が入ってくるため勉強にもなります。
さんすくみ
文字数が多いページなんかもありますが
ギャグテイストなうえ一話完結の話が
たくさん入っているような感じなので
サクサク読み進めることができます。
物凄く大爆笑できるギャグマンガという
わけではないですが
神学や仏学のことを勉強しながら
ほのぼのと読める作品となっています。
またキャラクターの背景や宗教関連のことは
きちんと調べてあるようなので
専門知識がある人はより楽しめるのではないでしょうか。
例えば御朱印の話で寺の跡取り息子である孝仁が
御朱印を書いたシーンなんか私から見ると
事の深刻さを噛みしめる様を見てクスッとするくらいでしたが
宗教関連に詳しい友人はすごく笑っていました。
宗教のことに詳しい人もそうでない人も
緩く楽しめる良い作品だと思います。
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