青春のアフターのネタバレと感想！無料試し読みやあらすじもあり

緑のルーペ先生の作品の青春のアフター。

 

教室の中で誰とも交じり合わなかった者同士
仲良くなったさくらとまこと。

 

彼女に片思いをしていたまことでしたが
ある日さくらは失踪してしまいます。

 

それから数十年の時が過ぎた頃
突如戻ってきたさくらは
消えた日と同じ姿をしていて・・・。

 

 

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青春のアフターのあらすじは？

 

教師いじめが横行していた
馬鹿のるつぼだった高校時代の教室内。

 

そんな中でまこととそしてクラスメイトの女子・さくらは
誰とも交じり合うことなく日々を過ごしていました。

 

そんな彼女に片思いをしていたまこと。

 

クラスで浮いていたもの同士
2人は徐々に仲良くなっていきます。

 

お互いを名前で呼ぶようになり手作りの弁当を
分けてもらったり家で一緒にゲームをしたり・・・。

 

毎日の些細な出来事に幸せを感じていたまことでしたが
ある日突然そんな日々は終わりを告げます。

 

彼はさくらが告白している場面に偶然遭遇してしまうのです。

 

青春のアフター

 

相手はまことが「キンパツ」と心の中で読んでいた倉橋という
いつもさくらにちょっかいをかけていたクラスメイト。

 

おまけにキスしようとした2人を
まことは咄嗟に邪魔してしまい
さくらのことを怒らせてしまいます。

 

おまけに彼は勢いのまま自分も
さくらが好きだったと告げてしまい・・・。

 

告白を邪魔されたことに怒っていたさくらは
そんなこと言われても困る
鳥羽なんていなくなっちゃえばいいんだと叫びます。

 

しかしその次の瞬間、さくらは
まことの目の前からいなくなっていました。

 

帰ってしまったのかとぼんやり考えるまことですが
次の日もまた次の日もさくらは姿を現しません。

 

彼女は文字通りその日から姿を消してしまったのです。

 

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青春のアフターのネタバレとその後の展開は？

 

さくらが疾走してから数十年。

 

まことは30歳を超え同棲する彼女・みい子もおり
それなりに幸せに暮らしていました。

 

しかし彼はさくらを忘れたわけではありません。

 

その証拠に彼女が失踪してからも
さくらが祖母と2人で暮らしていた家を
年に一度は掃除をしにきていたのです。

 

さらに彼はさくらが失踪した日に
毎年姿を消えた桜の木の下を訪れていました。

 

みい子にそのことを伝え
2人の絆を確かめあうまこととみい子。

 

しかしそんな2人の目の前に突然、1人の少女が現れます。

 

それは紛れもなく数十年前姿を消したさくらでした。

 

青春のアフター

 

姿も思考も高校生の時のままのさくらで
まことは再会を喜びますが彼女はパニックになって
その場から逃げ出してしまいます。

 

家に帰るとそこはもぬけの殻で唯一の肉親だった
祖母も死んでおりさくらはひとりぼっちに
なってしまったと泣き出してしまいます。

 

自分がいるいつだって自分が助けると言ってくれた
まことの言葉に救われなんとか持ち直すさくら。

 

しかし数十年の時の流れはあまりにも残酷なものでした。

 

自分を好きだと言ってくれたまことには
もう同棲をしている彼女がいて
環境も世の中の流れも全てが変化していました。

 

さくらはひとまずまことの家に転がり込んだものの
そこには彼女であるみい子がいます。

 

みい子とも仲良くなれはしたものの
まことを挟んで微妙に
気まずい空気になるときもしばしば。

 

さらにはさくらが消えて以来、その発端となった
倉橋との付き合いを続けていたまこと。

 

そんな彼が戻ってきてお互いにそのことを
どう伝えようか迷っていたのもつかの間。

 

なんとさくらは彼の目の前から再び姿を消してしまい・・・。

 

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青春のアフターの感想は？

 

ラノベ調のかわいらしいイラストに惹かれて
読み始めた本作でしたが
まさかこんなに深く鬱々とした
ストーリーとは思いませんでした。

 

序盤は可愛らしく甘酸っぱい
ラブコメチックな雰囲気で進んでいきます。

 

しかしさくらが失踪し16年の時が過ぎさらに彼女が
突然戻ってきてしまったことで物語は大きく動き始めます。

 

さくらのことを振り切って16年間
挫折と後悔を繰り返しながらも
みい子と共にようやく幸せを掴みかけていたまこと。

 

しかし突然、再会を諦めていたさくらが
高校時代と同じ状態で現れてしまったことで彼は今の現実と
過去の思い出のはざまで苦しむこととなります。

 

そしてさくらもまたかつてはただの友人としか
見ていなかったまことのことを
異性として意識するようになってしまうのです。

 

青春のアフター

 

過去のしがらみや様々な葛藤などを抱えてはいますが
極端に性格が破綻しているキャラクターはいないんですよね。

 

それ故に展開が辛い。

 

せめて誰かが悪者だったならば
まだ救いようがあったかもしれないのに
それもないのでただひたすらやるせなく
読者からすると非常に心が痛む展開が続きます。

 

絵柄から侮って読むとかなりビックリする内容でしょう。

 

現在は3巻まで発売されていますが
次巻で完結ということです。

 

どのようなオチになるのか楽しみなような
怖いようなという気持ちが入り混じっています。

 

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