阿部潤先生のコミックの忘却のサチコ。
何もかも完璧な人生を歩んできたサチコが、結婚式の最中に新郎が逃げられてしまった。
そのショックを忘れられるのは、おいしいものを食べている瞬間だけ。
試し読みしただけでもハマってしまうような、グルメコメディー作品です。
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忘却のサチコのあらすじ!新郎に逃げられた花嫁!?
文芸編集部勤務で働く佐々木幸子は、29歳の超真面目OL。
付き合っているなら一緒に住んだ方が経済的だし、一緒に住むなら結婚した方が社会的信用も得られる。
そもそも結婚は惚れたはれたでするものではなく、お互いの利害の一致だという考えのサチコは、旅先で出会った俊吾と結婚することに。
俊吾はサチコより3歳年上の会社員で、2年付き合って結婚に至ったわけです。
忘却のサチコ
結婚式に参加した同僚たちは、サチコのことをあんな鉄のような女が結婚するとはとか、男とか興味なさそうで男子と付き合っているとか、想像できないなんて言いたい放題。
しかし、みんな俊吾については超いい男だし、優しそうで仕事もできそうなどと大評判。
そんなサチコがお色直しをして会場に戻るも、俊吾は席を外したきり戻らず、手紙には一言だけ・・・。
「サチコ、すまない。」
俊吾は結婚式から逃げてしまったのです――。
新郎に逃げられたにも関わらず、淡々と来賓に御礼の言葉と、ご祝儀を返金することをスピーチするサチコ。
泣くことなく、平然とした感じで披露宴は幕を閉じる感じでしたが・・・。
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忘却のサチコのネタバレ!俊吾を忘れるためにしたこととは・・・
俊吾がいなくなった結婚式でもテキパキと挨拶し、次の日からは何事もなかったかのように、テキパキと仕事をしているのでした。
しかし、企画書は四隅をすべてホチキスで閉じられ、中身が見えない状態で、付箋の宛名は俊吾になっていたり、普段のサチコとは思えない感じ。
編集長には2、3日休みを取っていいと言われ、歩きながら俊吾との出会いなどを思い出し、突然、腰が抜けて歩けなくなります。
俊吾がいなくなり、ショックを受けていることに気づいたのです。
そして、披露宴でも全く泣かなかったのに、突然、声を出して大泣き・・・。
その後、途中の食堂に入ったサチコは、店のポスターも店員もすべて俊吾に見えてしまい・・・。
忘却のサチコ
サチコはサバの味噌煮定食を食べるのですが、こんなにおいしかった?と感動するのです。
後輩にもおいしいものを食べていればいいと言われ、サチコの中である方程式が成り立つのです。
おいしいものを食べる = 俊吾を忘れる
部屋には俊吾の写真が遺影のように飾られ、チーンと鐘を鳴らしてから仕事に向かうサチコですが、左右違うハイヒールを履いて出かけてしまう感じ・・・。
そして、サバの味噌煮定食で忘却の境地には達せず、同じ食べ物では忘却を得られないと思ったサチコは、取材旅行へ行ったりと忘却を求めて全国を旅するのです――。
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忘却のサチコの感想!俊吾を忘却できる日は来る!?
悲しい話のはずなのに、込み上げる笑いの数々。
確かに美味しい物を食べていると、とても幸せな気分になりますが、辛い事を忘れるという設定が笑えますね。
しかも、サバの味噌煮定食というのがまた渋い。
ご飯との相性も抜群で、交互に食べる反復作業という表現のもと、本当に美味しそうに食べる様が、読んでいてこちらも食べたくなるほどです。
そして、実は支払いするのを忘れていたというオチもついていて、店員もあまりのサチコの充実満足ぶりに、見過ごしていたというなんとも可笑しいです。
忘却のサチコ
面白いといえば、披露宴での母の幸せになれるようにと、サチコという名前をつけたと言いながらも、「幸(サチ)」が抜けた小さい頃からの呼び名、「コっちゃん」と呼ぶのが地味にウケました。
そして、何気にサチコのことを気にかけている編集長が、サチコの異変に気づくのも、隠れた愛情を感じました。
いつもクールで超真面目なサチコの感情が垣間見れるところは、ちょっと切ない気分になります。
今後も色々な登場人物にどう対処し、何を食べて忘却していくのかとても楽しみです!
そして、最後は俊吾を忘れられる日が来るのでしょうか。
また、俊吾はどうしていなくなっていまったのか、すごく気になります・・・。
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