桜田雛先生の作品の殺されるならいっそ桜の木の下で。
ある日突然、親友の早穂からきた逃げてというメール。
しかも次の日、早穂は死んでしまいツイッターには
雪野が憎いという書き込み・・・。
なぜ早穂は自殺をしたのか――。
更にはアイツが死んだのは俺のせいと早穂の彼氏が
雪野に好きだと告白してきて・・・。
逃げてと送ってきたメールの意味とはいったい――?
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殺されるならいっそ桜の木の下でのあらすじは?
ある日の夜、雪乃は親友の早穂から
一通のメールをもらいました。
送られてきたのはただ一言だけ・・・。
「逃げて」
その後電話をしてもつながらずメールの返信もない・・・。
翌日、学校の近くでは早穂の彼氏の帯刀がいて
早穂を待ってみたんだけどと・・・。
そして学校では放送が流れ校舎には入らず
校庭に集合し整列待機と――。
生徒たちが噂している話を聞くとどうやら女子が
屋上から飛び降り自殺をしたとのこと。
殺されるなら、いっそ桜の木の下で
しかもその中の1人が泣いていて
それは雪野の親友の早穂だと・・・。
そして雪野に向かって泣いていた女子生徒は
こう言うのでした。
「人殺し」
早穂はなぜ自殺をしてしまったのか――。
雪野におくってきた逃げてというメッセージは
どういう意味があるのか――。
更にはなぜ雪野は人殺しと言われてしまうのか――?
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殺されるならいっそ桜の木の下でのネタバレとその後の展開は?
学校には警察も来ていて中庭の方に呼ばれる雪野。
早穂のことで聞きたいことがあると言われ
見せられたのはツイッターでした。
しかも早穂のツイッターには140文字分の書き込みがあり
最近ケンカしたかとかいじめを苦に自殺したんじゃとか
更には知らないうちに傷つけてたのかもと・・・。
そのツイッターに書かれていたのは大量のこのひと言。
「雪野がにくい」
その内容を見た雪野は泣き崩れ
やってきた帯刀は雪野を抱きしめるのです。
そしてオレのせいだと自分が雪野を好きだと
早穂に言ったからだと言うのです。
そして雪野に告白をするのでした。
殺されるなら、いっそ桜の木の下で
翌日学校では雪野の机に壊れた花瓶に
花を入れられ置かれていました。
早穂のことが大好きだったゆっこがやったようで
教室でも人殺しと言い更には早穂を自殺に追い込んだ
張本人だとかいろいろなことを言ってくるのです。
それを見た帯刀は机の花瓶を投げ
雪野に手を出したらぶっ飛ばすと言うのでした。
クラスのみんなはその後普通に接しますが
ゆっこだけはトイレで水を掛けたり
いろいろ言ってきたり・・・。
辛い思いをする雪野のそばには帯刀がおり
優しく雪野を守るのでした。
帯刀の優しさに触れ惹かれていく雪野。
しかし雪野は早穂のメールの意味
更には衝撃の真実を知ることとなるのです。
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殺されるならいっそ桜の木の下での結末は?
実は帯刀は雪野のことを前から知っていました。
それは雪野の母親が帯刀の父親と付き合っているから・・・。
年増淫乱女の娘はどんなヤツかと
最初は様子を見ていた帯刀。
しかし雪野がまじめそうで友達が多く
しかも純粋な感じな上自分の名前をかっこいいと
笑顔で話しかけてくれたことから
どんどん惹かれていきます。
早穂が帯刀のことをかっこいいと言うのに対し
雪野も帯刀をかっこいいと話すのを聞き嬉しくなるのです。
家は父親がいなくなったことで母親が荒れ
投げてこぼした味噌汁を踏んでしまうと
その味噌汁から雪野はどんな味噌汁を作るか想像し
雪野が作る味噌汁を食べたいと思うのです。
そして次の日、雪乃が自分が想像した
味噌汁の具が好きだと知りそんな些細なことが
帯刀にとっては嬉しかったのです。
そんなある日、クラスメイトとのやりとりを
聞いていた早穂が帯刀を家に誘いました。
うちの親はいつも帰りが遅いからと――。
関係を持ってしまった2人ですが早穂を抱きながら
雪野を想像し興奮しながら抱くのです。
そして雪野が好きなのに早穂と付き合うことに。
殺されるなら、いっそ桜の木の下で
それでも帯刀は雪野の写真を撮っては
家で写真を眺めながら想い写真を焼くの繰り返し・・・。
ずるずると早穂と付き合ってきた帯刀ですが
もう限界だと思った帯刀はついに早穂に
雪野が好きな事と別れ話をするのです。
早穂は帯刀の気持ちを知っていたものの
ケンカしたわけでもないのに別れるなんてと・・・。
その夜、帯刀の携帯に早穂からの着信。
学校の屋上に来てと言われ来てくれたら
帯刀の大事なものを返してあげると。
それは雪野を撮ったカメラ――。
学校の屋上に行くと今にも飛び降りそうな早穂がおり
カメラの中の画像を見せ別れると言ったのを
取り消したらそっちに戻ると脅してきます。
さっき雪野に「逃げて」とメールしたと
途中になっちゃったけどこの後
「帯刀は雪野のストーカーだよ」と続きを送ると
画像を雪野が見たらなんて思うかと言うのです。
次の瞬間、帯刀は早穂からカメラを奪い取りました。
足がすくんでもう限界だった早穂は
体勢を崩して落ちてしまったのでした――。
殺すつもりはなかったものの早穂が目の前で新で
邪魔者が排除されたと思い笑ってしまったのです。
雪野に送られたメールにはこんな真実があったのでした・・・。
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殺されるならいっそ桜の木の下での感想!
本編を読んだとき早穂がメールを送った理由や
内容の意味は分かりました。
しかし最後にゆっこや帯刀が亡くなって
なんで?と理由がわかりませんでした・・・。
帯刀は自殺をしていて雪野に宛てられた手紙もあり
だいたい理由もわかりましたがゆっこはなぜ?と
思った感じでした。
しかしこのお話にはまだ続きがありました。
殺されるなら、いっそ桜の木の下で
番外編として早穂とゆっこのお話があり
そこでゆっこがどれだけ早穂が好きだったのか
またなぜゆっこが亡くなったのかなど
すべて詳しく描かれていました。
本編であれ?って思ったところも描かれていて
2つで1つといった感じの作品です。
うまく描かれているなぁって思ってしまいました。
桜田雛先生の作品はいろいろ読んでいますが
美しい恋物語って感じで結構良かったです。
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