冲方丁先生・原作、熊倉隆敏先生・漫画の作品の
十二人の死にたい子どもたち。
とある廃病院に集まった、12人の少年少女たち。
彼らは集団自殺をするために集まったのだが
誰も知らない13人目の少年が現場で死んでいたことで
事態はあらぬ方向へと転がり始める。
彼は自殺か、他殺か、そもそも誰なのか――・・・。
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十二人の死にたい子どもたちのあらすじは?
ネット上のホームページに導かれ
今は使われていない病院へやって来た少年・ケンイチ。
今まで辛い事ばかりの人生だった。
やっとその人生に終止符が打てる・・・
と思いながら歩みを進め
指定の場所に置いてある金庫の中から
自分の番号である「2」を取ります。
12番までの数字のうち、なくなっていたのは1番だけで
まだほとんど来ていない様子。
さらに進みナースセンターらしいカウンターに
誰のものかわからないマスクと帽子が置いてあるのを見ます。
近くのソファに座ったケンイチは
背後で誰かが転んだかのような物音で振り向きますが
そこには誰もいません。
先ほどのカウンターに目をやると
さっきまであったマスクと帽子が
なくなっているのに気づきます。
十二人の死にたい子どもたち
ケンイチは先に来ているであろう1番かなと
特に何も思わず指定された場所である
地下の部屋へ入ります。
そこには中央に大きなテーブルと人数分のイス
それを囲むように番号の指定されたベッドが
配置されていました。
何とも完璧な準備に驚いてベッドに目を向けたケンイチは
1番のベッドにもうすでに少年が横たわっていて
死んでいるのを目撃し絶句します。
そばには大量の薬が置いてあり
どうやらそれを飲んだようでした。
それから続々とメンバーが集まってきますが
1番が早まって自殺したとしか思っていない様子。
5番、ハンチング帽を被っているシンジロウ
7番、黒髪ロングのアンリ
6番、小柄でおとなしいメイコ
9番、メガネでボウズ頭のノブオ
8番、挙動不審で顔色の悪いタカヒロ
10番、大柄で不良っぽいセイゴ
3番、ロリータファッションのミツエ
4番、マスクで素顔を隠しているリョウコ
11番、ギャル系のマイ
12番、真面目でおとなしそうなユキ
・・・これで死んでいる1番を除くと
全員そろったことになる――・・・。
そう思ったとき「1番のサトシ」と名乗る
13人目の人物が現れ・・・。
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十二人の死にたい子どもたちのネタバレとその後の展開は?
とあるホームページによって集められた12人の少年少女たち。
彼らが指定された廃病院の一室に足を踏み入れたとき
メンバーの1人と思われる少年が1番のベッドで死んでいました。
1番が早まって先に自殺したのだ・・・
誰もがそう思ったとき
「1番のサトシ」を名乗る少年が部屋へ入ってきて
12人だったはずのメンバーは13人になってしまったのです。
サトシは自分がこのサイトを立ち上げた管理人だと言い
淡々と説明を始めます。
今日ここでこの12人全員が安楽死を迎えることについて
採決で今すぐに決行するか否かを決めること。
もしも1人でも反対意見が出れば
皆で納得のいくまで議論をしもう一度決を採る。
そうやって全員が賛成するまで
議論は行われるということでした。
先に死んでいた見知らぬ少年のことは
「ゼロ番」と仮定し最初の採決に移ります。
2番のケンイチはどうしてもゼロ番の彼を無視できず
他の全員が賛成に手を挙げるなか1人反対に手を挙げます。
また次の採決ではゼロ番は殺されたのではないかと
そうシンジロウが言い出し
またも議論する羽目になってしまいます。
十二人の死にたい子どもたち
ゼロ番のものと思しき車いすが部屋に置いてあること
彼の靴がないことが分かると
おのずと歩けない身体だったということが判明します。
そうすると自動ドアやエレベーターが満足に作動せず
階段で来るしかなかったこの場所に
どうやって来たのかという疑問が出てきて
皆はゼロ番の真実を究明せざるを得なくなってしまいます。
もしかしてこの中に何か知っていて
隠している人物がいるというのか・・・。
そして様々な不審な出来事が彼らを襲います。
エレベーターが人為的に作動しなくなっていたこと
誰のものかわからないスニーカーが発見されたこと
ケンイチがここへ来たときに見た
マスクと帽子が外の植え込みで発見されたこと・・・。
さらには「自分がやった」と言い出すメンバーも出てきて
事態はますます複雑になっていきます。
ゼロ番の真実は推理が得意な
シンジロウが中心となって解いていくことに。
そこでゼロ番がどうやってここに
連れて来られたのか徐々に推測されていき
同時にメンバーそれぞれのここに来た理由と
抱えている闇も語られていきます。
死ぬ自由と死なない自由――・・・
果たして12人それぞれが導き出す答えとは?
ゼロ番の真実とは一体!?
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十二人の死にたい子どもたちの感想は?
「天地明察」などで知られる冲方丁先生の
ミステリー小説のコミカライズ版です。
様々な理由で自殺することを選択してしまった少年少女が
集団自殺サイトによって廃病院に集められます。
そこで予定になかったことが次々と巻き起こり
皆で自殺するために協力して謎を解いていく・・・
というストーリーになっています。
登場人物である12人の子どもたちが
どのようにして「死」というものを考え
答えを見つけていくのかというところが
本作の最大の見どころだと思います。
十二人の死にたい子どもたち
ここまででも12人それぞれが
死にたい理由を打ち明ける場面がありましたが
そのことこそがラストに
繋がっているのではないでしょうか。
この集まりを企画したサトシにも
まだ語られていない思惑があるようでなりません。
またゼロ番と呼ばれている予定にない人物の正体
そして彼を連れてきたのは誰なのか
メンバーの中にいるのか謎は深まるばかりです。
ゼロ番の存在も物語の内容に
大きな役割をもたらしているのだと思いますが
どうであってもラストが救いのあるものだったらいいと
思わずにはいられません。
どんな理由があっても自ら命を絶つ行動には
出てはいけないと思います。
ですが、10代ならではの悩みや苦しみ
切なさがたくさん詰まった作品だと思うので
ぜひ読んでみることをおススメします。
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