僕の名前は「少年Ａ」のネタバレや感想に無料で読む方法！地獄へは大事な人みんなが道連れに・・・

君塚力先生・原作、日丘円先生・作画の作品の
僕の名前は「少年Ａ」。

 

13歳のときのたった一遍の過去で
人格全てを否定される人生を粛々と生きる少年Ａ。

 

どんなに逃げてもその過去はつきまとい
普通の人生を送る事は社会が許さない・・・。

 

大事な人も巻き添えにして
地獄に向かって突き進んでいく・・・。

 

でも、その過去はけして「過ち」などではない。

 

自分の愛した少女を守るための行為であり
ウソだったのです・・・。

 

 

ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。

 

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僕の名前は「少年Ａ」のあらすじは？

 

とうとうバレてしまった――・・・。

 

名前を変え引っ越ししてまで隠し通したかった
高校1年の小倉貴志の過去。

 

それがここでも明るみに出て以来
彼の存在は周囲にとって
恐怖の対象でしかありませんでした。

 

慣れないとこれから一生こんな人生が続くんだ・・・。

 

そう自分を押し殺して生活する貴志の学校に
ある少女が突然会いに現れます。

 

「3年ぶりだね。
・・・貴志くん、なんでこうなったのかな？」

 

涙ながらに語り掛ける少女の名前は佐々木結衣。

 

そう・・・貴志がひた隠しにしたかった過去は
3年前、彼女の目の前で起こった事件のことだったのです。

 

僕の名前は｢少年Ａ｣

 

3年前、お互いクラスメートだった貴志と結衣。

 

誰にでも優しくフレンドリーな結衣はクラスの人気者で
貴志も彼女に淡い恋心を寄せていました。

 

ですが、ある日、そのフレンドリーさが裏目に出て
彼女に不幸が襲い掛かります。

 

学校中に「キモイ」と蛇蝎のごとく嫌われていた
担任教師の山下に準備室に呼び出され
レイプされてしまうのです。

 

「みんな私を気持ちがるのに、お前だけが私の味方だ」

 

13歳の少女だった結衣は恐怖におびえてされるがまま・・・
事後に写真を撮られてもそれに涙を流すことしかできません。

 

貴志の家庭は父親亡きあと
母親が飲食店を独りで切り盛りする母子家庭。

 

大学生の姉と3人家族、それなりに仲の良い家族でした。

 

部活の野球でも1年ながらレギュラーを勝ち取り
結衣ともデートの約束を取りつけることに成功し
怖いくらいの順風満帆な人生・・・
そう思っていました。

 

この時はまだ貴志は知りません。

 

長い長い彼の地獄が彼女のこの日の絶望より
始まったということを――・・・！

 

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僕の名前は「少年Ａ」のネタバレとその後の展開は？

 

レイプれされた翌日・・・
風邪を引いたと嘘をついて学校を休んだ結衣。

 

そんな結衣を追い詰めるかのように
家庭訪問して撮影した動画を見せつける担任・山下。

 

「学校を休んだら、毎日お前の部屋を訪ねてくるからな」

 

結衣は益々追い詰められ
学校でも持ち前の笑顔がぱたりと消え
終始青ざめた日々を送ります。

 

貴志も心配しますが
おびえたように貴志の手を振り払う結衣・・・。

 

本当は貴志に助けを求めていた結衣ですが
貴志は自分が嫌われたんだと勘違いして落ち込みます。

 

そして10月1日・・・
とうとうその事件が起こります。

 

デートもキャンセルされ
完全にフラれたと勘違いする貴志ですが
部活に行く途中に偶然結衣を見かけます。

 

結衣のその普通じゃない姿に思わず追いかけて
結衣が入った美術準備室をこっそり除くと・・・
担任・山下に組み敷かれ体をまさぐられる結衣の姿！

 

状況を瞬時に察知し怒りに涙ぐむ貴志。

 

そして絶望の涙を流す結衣の目があって・・・。

 

「助けて・・・」

 

その結衣の言葉を受け貴志に迷いはありませんでした。

 

父の形見である金属バットを振り上げ
山下の顔面をフルスイング！

 

結衣を逃がそうとするのを山下に阻まれ
貴志は再度バットを振り下ろします！

 

そうして血だらけのバットを引きずって
向かったのは自分の教室。

 

「担任の山下先生をバットで殴り殺しました。」

 

真実を隠し「自分」が前から担任を
嫌いだったから殺した・・・
そう供述を貫いた貴志。

 

母の飲食店は廃業を余儀なくされ
姉の人間関係も無茶苦茶となってしまいます。

 

そしてこの事件は大々的にメディアに取り上げられ
まもなく貴志は児童自立支援施設に送致が決定・・・。

 

そうなっても結衣は精神的に不安定になりながらも
母親に守られ真実を語ることはありませんでした。

 

こうして貴志の「少年Ａ」としての人生が始まったのです。

 

僕の名前は｢少年Ａ｣

 

3年後、母親と2人で地元を離れ山崎貴志としての
人生の再スタートをしたかと思った矢先・・・
何者かにＳＮＳを通して貴志の過去をバラされ
また平穏な生活が崩壊してきます。

 

学校は針のむしろバイトもクビになり・・・
それでも貴志は母親には明るくふるまいます。

 

そんな貴志のその後をＳＮＳで知り会いに来た結衣。

 

もう逃げちゃいけない・・・
貴志になじられる覚悟で来た結衣。

 

「ずっと会いたかった」

 

涙を流して再会を喜ぶ貴志に
二の句が継げなくないまま連絡先を交換します。

 

結衣は当時の貴志が自分に
想いを寄せていたことはわかっていました。

 

自分の人生を壊してまで守ってくれた貴志・・・
でも、結衣に今は別の想い人がいるということを
どうしても言えません。

 

そして浮かれてデートに誘う貴志に
自分の心を殺して義務感で付き合います。

 

でも少年Ａとしての贖罪は容赦なく追いかけてきます。

 

結衣とのデートの後・・・
浮かれ気味で帰ってきた貴志を待っていたのは
自宅アパートの壁に執拗に落書きされた
「人殺し」の文字と
それを泣きながら片づける母親の姿。

 

貴志はわかっていなかったのです。

 

家族や結衣・・・
地獄へは大事な人みんなが
道連れだったのだということを――・・・。

 

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僕の名前は「少年Ａ」の感想は？

 

結衣、勇気をもって真実を語ってあげて！
それをできるのはあなただけだよ！！
涙ながらに切にそう願ってやまない作品です。

 

想いを寄せる少女がレイプされる姿を目の当たりにし
その少女を助けるために人生全てを投げうった・・・
主人公の貴志ははっきり言って男の中の男です！！

 

でも社会で生きる人間としては
そんなに簡単にいかないのが
ファンタジーとは違うところ。

 

ＳＮＳや張り込み記者を使い
第三者が興味本位で当事者を傷つけ
間接的に制裁を与え続けて追い込んでいく・・・。

 

僕の名前は｢少年Ａ｣

 

当事者サイドから見ている我々にしてみたら
お前らにこんなことする権利ない！
怒りに打ち震えてしまいます。

 

ですが、これが世の中の現実・・・
現代は特に恐ろしい世界ですね。

 

貴志の姉にしろ結衣や担任山下の家族にしろ
その他の第三者にしろ・・・
真実を知らないからこその行動をしているわけですが
その真実が明かされたとき
彼らはどう思うのでしょうかね・・・。

 

知らなかったとはいえ自分がした心無い行為を
心から貴志に謝罪し償うことがあるのでしょうか・・・？

 

悲しいお話ですがその最終的な姿を見て
すっきりしたい・・・
今後の展開を祈って期待しています！

 

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