如月命先生の作品のあの夏のイヴ。
過疎化の進んだ小さな村、十恩村に住む高校生の祐。
2人の女友達の瑠夏と結衣に告白され
意を決して返事をしようとしていたそのとき
目の前に転がっていたのは瑠夏の死体。
しかし彼女の死は恐ろしい惨劇のの始まりに過ぎなかった!
村に伝わる言い伝えになぞらえて起こる事件を
祐は最後まで読み解くことはできるのか?
あの夏のイヴのあらすじは?
高校生の裕が暮らす小さな村、十恩村は過疎化が進んだ村。
しかし、この村で生まれ育った彼は
住み慣れたこの村から出ようなんて
思いもしませんでした。
高校生はわずか7人でみんな昔から知っている友達ばかり。
このまま変わることなく
みんなで大人になっていくのだと思っていた。
しかし、そんな日常が少しだけ変わろうとしていました。
なんと幼馴染の瑠夏と女友達の結衣から
同時に手紙で告白をされてしまったのです!
瑠夏と結衣は昔から一緒にいた仲でした。
3人で一緒にいることが当たり前であり
とても自然なことでした。
しかし彼女たちはいつの間にか自分のことを
異性として慕ってくれていたのです。
活発でまるで男の子のような瑠夏と
大人しくて女の子らしい結衣。
正反対の性格の2人ですがなぜかとても気が合い
裕を含め3人でいつも行動を共にしていました。
そんなあるとき2人から連名の手紙をもらうことに。
流石にこれはどちらかを選ばなくてはなりません。
そして刻一刻と返事をすることを約束した
あの日が迫ってきていました。
あの夏のイヴ
この村には昔から伝わる儀式があります。
それは17歳になったときに行われる成人の儀。
17歳になった人は必ず参加しなければならないこの儀式は
7月17日に十恩神社にて公衆の面前で意中の異性を選び
キスを交わすというもの。
2人のうちのどちらかを選ぶということは
この儀式でのパートナーを選ぶことにもなります。
どちらも大切な2人。
しかし、ようやく意を決して裕は1人の女性を選びます。
そのことを伝えようと2人と約束をしていた
待ち合わせの場所に向かう裕。
しかしそこで見たのは幼馴染の瑠夏が
真っ二つに引き裂かれた死体だったのです!!!
その死体はまるで村の伝承を
なぞらえるようなものでありました。
これは仕組まれた殺人なのか・・・
それとも妖によるものなのか!
大切な人を守るために裕と友人の舞子が今立ち上がる!!
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あの夏のイヴのネタバレとその後の展開は?
十恩村には昔から村に独自の文化や伝承が根付いていました。
17歳になったときに参加する成人の儀もその1つ。
そしてもう1つの伝承は「どんどろさん」。
村にはどんどろさんに関する童歌が残っており
その内容は夏になると腹を空かせたどんどろさんがやってきて
村人を襲って食べてしまうという恐ろしいもの。
どんどろさんとは人食い鬼であり
深く信仰することで
魔の手から逃れることができるという。
どんどろさんの神隠しとして知られているこの言い伝えは古く
村人の多くは心からどんどろさんを信仰していました。
そして瑠夏はこの童歌になぞらえて
体を真っ二つに割かれて殺されてしまったのです。
あの夏のイヴ
村では野犬の仕業として処理されたこの事件。
しかし野犬が果たしてこんなに綺麗に
人間を真っ二つに割くことができるのでしょうか。
そしてこの村には以前にもどんどろさんになぞらえて
奇妙な事件が起こってことがあったのです。
それに興味を示したのが友人の舞子。
童歌になぞらえた事件を機に
どんどろさんにすがり始める村人たち。
もしかしたら、どんどろさんの信仰を深めるために
親交の深い村人が起こした殺人事件なのかもしれない。
だとしたら誰がなんの目的でこの事件を起こしたのか
あるいは本当にどんどろさんが手を下したのか。
残された結衣を守ることを心に決めた裕が
舞子の力を借りてこの事件の謎に迫る!
しかし恐怖はまだ始まったばかりだったのです。
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あの夏のイヴの感想は?
のどかな村でのどかな日常が突如として
姿を変えてしまいました。
閉鎖された空間で始まった殺人事件は
本当に村人の仕業なのか・・・
それとも妖が関与しているのでしょうか。
村ぐるみで行われ村ぐるみで隠蔽されてきた
たくさんの歴史と同じ人に恋をした
2人の少女が重なり合ったときに起こった惨劇。
あの夏のイヴ
まだまだ終わりそうにない恐怖から目が離せません!
怖いもの見たさという言葉がしっくりくる
このお話の続きが気になって仕方ない感じです。
事件の全容はどこにあるのでしょうか。
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