色原みたび先生の作品の欲鬼。
何かをしたいと強く願う欲求。
その欲が具現化することで
人間が鬼と化す現象が多発していました。
そんな中で「正義欲」の“欲鬼”である二十正人は
“欲鬼”となった人間から欲を排除するということで
警察からも一目置かれる存在でした。
しかし次々に現れる“欲鬼”の背後に見え隠れする
ある存在が――?!
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欲鬼のあらすじは?
人の欲望が具現化する現象が多発する世界。
その理由もきっかけも解明されてはいないものの
己の欲望に支配された者は“欲鬼“と呼ばれます。
“欲鬼“に追われていたところを助けられた真田哲は
助けてくれた兄妹・二十正人と
古茨新菜が構える事務所を訪れます。
そこで哲が切り出したのは母親と妹を殺害した
“欲鬼“を殺してほしいというものでした。
しかし正人から自分は「正義欲」の“欲鬼“であり
殺人をしたいわけではないと言われますが
依頼を引き受けてもらえることになります。
そして彼から指示されたのは新菜と行動することでした。
調査などではなくただ楽しく遊んで過ごそうと言う
新菜に不安を覚える哲でしたが
その道すがらに幼なじみのお姉さんである真弓と会います。
そして遊びに向かった2人でしたが
新菜はそのまま哲の家に泊まると言い出します。
欲鬼
そんな中、幸せな夢を見ていた哲ですが
虚しさから目を覚まします。
すると隣で眠っていた新菜が
“欲鬼“に食われてしまっていました。
慌てて逃げ出した哲でしたが玄関先に真弓の姿が――。
そして彼女の言葉から哲の仇である“欲鬼“が
彼女だったと知ることになります・・・。
その後、女子高生を狙った
連続殺人事件の解決のため学校に潜入した新菜は
1人の男子生徒と知り合います。
殺人事件の犯人だった“欲鬼“を裁いたと同時に
「殺人欲」の“欲鬼“となりながら
今まで誰も傷付けずにいた茶番椿は
新菜を殺してしまいます。
「被殺人欲」の“欲鬼“である新菜は
何度殺されても平気ですが
椿は殺人による快楽を味わってしまいます。
“欲鬼“であっても審査を受けることで
監視下の元、普通に暮らせるのです。
見限られると思っていた唯一の肉親である
祖父も強い味方となり前に進むことができる・・・
と思った矢先、椿の祖父が奇怪な“欲鬼“の
連続殺人事件の被害者となってしまい・・・?!
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欲鬼のネタバレとその後の展開は?
ブラックジョーカーと呼ばれる連続殺人事件の犯人。
殺された被害者は不気味な笑みを浮かべ
滑稽なポーズを取らされ固定された遺体。
それが椿の祖父も被害者となった連続殺人事件の特徴でした。
そんな中、椿が狙われ一緒にいた新菜共々
犯人に連れ去られてしまいます。
祖父を殺した犯人を目の前にした椿は
殺したい欲にかられますが
犯人が用意していた器具により気を失います。
犯人の居場所を割り出した正人は
犯人の能力で操り人形になった椿たちに苦戦しますが
なんとか犯人を殴り飛ばします。
そして裏で糸を引いていた黒幕
古茨ユリアのことを聞き出そうとしますが
犯人は逃げ出してしまい
その後を椿が追いかけてしまいます。
欲鬼
しかし彼は己の殺人欲を抑え
犯人を殺すことはありませんでした。
新菜の実母であり彼女を“欲鬼“にした張本人、古茨ユリア。
彼女は正人の家族をも殺害し見えないところで
糸を引いているものと思われました。
ブラックジョーカーの事件で垣間見えたかに思われた
古茨ユリアの情報は結局ないに等しいものでした。
そんな中、新菜たちの通う学校の女性教員が
突然“欲鬼“になって――・・・?!
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欲鬼の感想は?
誰しもが持っているであろう欲望。
これに誰しもが抗うことなく従ったなら
世界はたちまち壊れてしまうだろうと思います。
本作で描かれる“欲鬼”ですが
欲求が高まったときだけ鬼の姿になるようです。
欲鬼
しかしその能力はもはや人間離れしています。
ただ、普通の状態であれば
“欲鬼”とは分からないのがやっかいですね。
様々な欲望を抱え“欲鬼”と化した
人々を「裁く」正人と「不死身」の新菜が
どう戦っていくのか必見です!
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