山田南平先生の作品の桜の花の紅茶王子。
吉乃が行った紅茶を使ったおまじない。
それにより呼び出された手のひらサイズの男の子は
自分たちを「紅茶王子」だと名乗ります。
3つ願い事を叶えてくれるという紅茶王子
サクラとの生活が始まるのですが――?!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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桜の花の紅茶王子のあらすじは?
満月の夜、紅茶を使った密やかな儀式。
朝桐吉乃は全身全霊をかけて
ある男に呪いをかけようとしていました。
しかし付き合ってくれた友人の奈緒に止められ
代わりに桜の花が浮かんだサクラティーを差し出されます。
2人が紅茶を一口飲んだとき
突然カップがカタカタと震えだします。
そして現れたのは小さな2人の男の子だったのです。
奈緒の紅茶から現れた白っぽい服と髪をしたジョルジと
吉乃の紅茶から現れた赤い服と黒髪のサクラを
吉乃は悪魔だと思いますが自分たちを紅茶王子だと名乗ります。
桜の花の紅茶王子
そして午後の一杯の紅茶を飲むような
誰の人生も左右させないようなささやかな願いを
3つ叶えてくれるというのです。
しかし吉乃が呼び出した紅茶王子
サクラは彼女を八重と呼び
大きな姿に変わると吉乃を抱き締め
約束を覚えていてくれたと喜びます。
吉乃の暮らす家も環境も覚えがある様子ですが
吉乃は全く身に覚えがありません。
そんな中、娘を溺愛するガラの悪い稼業をしている父親は
吉乃の部屋から聞こえた男の声に凍り付きます。
慌てて様子を身に来た父親の部下に連れ去られたサクラは
彼らの記憶を改竄し吉乃の家にいる口実を作りました。
そんな中、超名門の女子校に通い
送り迎えを父親の部下の監視される日々を送る吉乃に
サクラは八重を重ねているようで・・・。
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桜の花の紅茶王子のネタバレとその後の展開は?
吉乃がサクラを呼び出すに至ったおまじない。
そのときに彼女が願っていたのはお見合いをぶち壊すことで
図らずもサクラの行動からお見合いが破談となります。
そんな中、何かにつけてサクラが口にする八重が
自分のひいひいおばあ様だと知った吉乃は
最初の願い事を八重に会うことに決めます。
現れた自分と良く似た少女の幻は泣きながら
私と友達でいてと言いそれを見たサクラも
泣きながら吉乃を抱き締めました。
その後、吉乃の通う女子校の売店で働くことで
送り迎えを「朔」としてサクラが行うことになり
結果的に吉乃に注がれる監視の目が少なくなります。
奈緒の元にいるジョルジも体を大きくし
人間に馴染んでいる様子。
しかし平穏な日常の裏である話が着々と進んでいたのです。
桜の花の紅茶王子
桜の季節に開催されるパーティーで
なんと吉乃の集団お見合いが計画されていました。
一度は激怒し参加することを拒否した吉乃でしたが
父親の本心を知りまた母親が着ていたという
着物をもらったことで参加を決めます。
かくして始まった観桜会でしたが
その中には破談にしたお見合い相手までいました。
彼らがこぞって吉乃とお近付きになろうとする中
吉乃はずっと気になっていた庭の桜のことを
親戚のおばあ様から聞くことになります。
そのことを皮切りにお見合い相手たちは
勝手に桜の花を咲かせた者が吉乃の許嫁になると
競い出してしまいました。
ところがその方法が心ないものだと吉乃は激怒します。
サクラのためにも咲かせたかった
八重の好きな桜に対する冒涜だと
お見合い相手たちを一喝した吉乃。
そんな様子を見た植木屋のバイト・吉岡健太の助言で
奈緒がジョルジに頼み桜を咲かせることにします。
お見合い騒動は終息したものの高校生になった吉乃は
相変わらず学校内で友人ができません。
そのことを心配する奈緒でしたがそんな中、吉乃は
新しい委員会に入ることになるのですが・・・?
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桜の花の紅茶王子の感想は?
紅茶王子ってなんだろう、紅茶好きな男の子かな?と
タイトルを見て想像したのですが妖精の話でした。
紅茶を使ったおまじないで呼び出されるという彼らは
さながらランプの精のようです。
桜の花の紅茶王子
願い事も3つですしね。
ご紹介した部分ではまだ1つしか
願い事を使っていない吉乃と2つ使った奈緒。
彼女たちが残りの願い事を何にするのか気になるところですね。
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