藤田素子先生の作品の
醜女の親友~絶対アタシのほうがマシ!~。
ちょっとぽっちゃりしているブーコと
そばかすだらけのおカス。
そんな2人は小学校のときからの親友。
いじめられたことにより絆を強くしていきますが
それでも自分の方がマシだと思ていたブーコ。
そんなある日、おカスに恋人ができて――・・・?
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醜女の親友~絶対アタシのほうがマシ!~のあらすじは?
ちょっとぽっちゃりの北川則子ことブーコの親友
そばかすだらけの長尾きみよことおカスが自殺しました。
わたしのせいで死んだというブーコ。
自分たちの特徴をニックネームに呼び合う2人は
小学校のときからいつも一緒の仲良し。
2人とも勉強が苦手で5点や10点の答案を見せ合いながら
自分とはケタが違いすごいと言ったり
1つ合っていたことにすごいと言う感じ。
そんなとき通常学級では授業についていくのは難しいと
先生が養護学級を親に勧められている話を聞きます。
2人に簡単な学力テストを受けてもらい
その結果を見て決めると・・・。
統治の小学校には学年に養護クラスが
ひとつは入っているのが普通でした。
学力テストに向けて猛勉強をした2人。
学力テストを受け先生に呼ばれて親と一緒に
結果を聞きに行ったときはドキドキ。
まずおカスのうちが呼ばれて合格し
そのあとブーコも呼ばれてやっぱり合格。
2人は抱き合って喜びました。
ですがその学力テストを受けたことで
校内でも有名な2組となってしまい
じんなにシカトされ友情はますます深まります。
そんな2人にある事件が訪れ本格的にいじめられるように。
それは身体検査でのこと。
ブーコはちいさいパンツにしてきたのに
体重が減らなかったとくやしがります。
そのことをおカスに話をしますが
おカスは自分の服がないと言うのです。
下着姿のおカスを風邪をひくからと
とりあえずカーテンにくるまらせ
洋服を探しに行くブーコ。
実はブーコには心当たりがあったのでした。
昨日の掃除のときにいじめっ子たちが
こそこそ話しているのを聞いていて
きっとおカスの服を捨てる場所のことだったのだと
そのときに聞いた場所を探し始めます。
あちこち探してもなかなか見つからない洋服。
ですがおカスの洋服はトイレの中に捨てられていて
思わず見つかったことに興奮して流してしまい
洋服がつまって水があふれてしまったり・・・。
先生に事のいきさつを話すと思わず大問題になり
犯人の女の子たちグループを先生が締め上げ
そのときから本格的いじめに突入したのでした。
机に落書きをされるなんて当たり前で
くつやイスに画びょうも置かれたり。
毛糸のパンツを2枚重ねだったために
ブーコのおしりに画びょうは刺さりませんでしたが
肉で神経に届かないのかと言われたり・・・。
でもブーコは明るく返してやれたので
辛かったけどまだマシでした。
それに比べておカスはおカスが通っただけで
死に神が通ると言われ
暗いものだからやられっぱなし・・・。
しかもおカスはちょっとワキガっぽくて口臭もあり
気にしてしゃべるときはいつも口に当てていたため
よくそんな姿勢もマネされいじめられていました。
くり上がった中学でも一緒に補欠入学した高校でも
やっぱり2人はいじめられていました。
でもそのいじめられっ子同士っていうのが
絆を強くしたのです。
高校を卒業する日、2人は約束をします
就職してもお休みは絶対に会おうと――。
醜女の親友~絶対アタシのほうがマシ!~
指切りどおりおカスとブーコはアフターの電話と
休日デートで友情をはぐくんでいました。
おカスは工場で働きブーコはOL。
ブーコはおカスに職場でいじめられていないかと聞いたり
くさいと言われても気にしたらダメと伝えます。
そんな話をしているとおカスの顔に何かついていて
それを教えてあげるブーコですがついていたのは油。
仕事先である工場でついた様子。
その様子にブーコは自分はOLだから
身ぎれいさだけは保てると言います。
更にはブランドを身に着けていることや
海外旅行に行ったことなどを自慢します。
自慢しながらブーコは思うのです。
海外にも行けないかわいそうなおカス・・・
おカスに比べれば自分の生活の方が全然上!
おカスには海外旅行で行ったときのお土産は
会社で大評判だったと言いましたが
実際はゴムくさいと誰も手を付けません。
3時のおやつに強引に渡そうとしても
今は食べたくないと受け取ってももらえないのです。
実際はだたブーコのお土産を食べたくないだけで
他の人がかってきたたこ焼きは食べます。
しかもブーコはお土産のセンスがないとか
旅行には男を買いに行ってただの
いろいろと言われている感じ・・・。
そんな会社での様子にムカついたブーコは
いつものようにおカスと
アフターの待ち合わせをしようとしますが・・・。
なんとおカスは先に人と約束しちゃったと言います。
自分以外に約束っておカスに他の友達がいるのかと思うブーコ。
油まみれのもっと貧乏くさい同僚?
話し相手も誰もいない嫌われ者のお局のおばさん?
そう思いながらおカスとの待ち合わせ場所に行くと
おカスが連れてきたのは男だったのです。
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醜女の親友~絶対アタシのほうがマシ!~のネタバレとその後の展開は?
おカスが連れてきた男性はおカスが働く工場長の本田。
ブーコは仕事のミスで呼び出されたのかと思いますが
話を聞くと納期も終わったばかりで食事でもってことになったと。
おカスは本田にブーコを紹介すると
ブーコのことを聞いていたと言う本田。
すると自分に男を紹介するつもりだったのかと
さえない男だけどと思いながらもちょっと嬉しそうなブーコ。
「彼」なのと言うおカスに対し
いきなり彼氏にどうかと言われてもと言いますが・・・。
「私の彼なの本田さん」
そう、おカスは本田と付き合っていたのです。
話を聞いたブーコはびっくりして固まってしまいますが
おカスに男がいたこと、そして自分は旅先で
ひとりも男を買えなかったことから不愉快に――。
家に帰るなり着ていた服を脱ぎすて
ドタバタと暴れる感じのブーコ。
すると急に気分悪いと帰ったブーコを心配して
おカスが電話をしてきたのでした。
“彼””彼”と何度も言うことから
追い打ちで彼氏自慢かと更にムカつき
その声やめろと気持ち悪いと思います。
更にはくさい息やワキガよりも
デブの方がよっぽどマシだとも・・・。
そして不愉快になったブーコが電話を切ろうとすると
彼がもう時間だって言うからと
おカスに先に切られてしまったのでした。
それからのブーコは留守電にしたりしておカスを避けました。
醜女の親友~絶対アタシのほうがマシ!~
それはおカスの口からこれ以上
幸せ自慢を聞きたくなかったから・・・。
2人の名前を書いた紙を燃やしたりして
自分なりに腹の立つ出来事をなんとか昇天。
それでも自分のあだ名である「ブーコ」を
男の前で何だと思ったりもします。
今までそのあだ名で呼ばれることに
いい気持ちがしなかったとも・・・。
自分なりに腹の立つことを昇天していたブーコでしたが
2人を見たくはないけど何か嫌がらせでもできないかと
工場付近をウロウロ。
そんなとき工場から出てきた2人。
おカスは本田の腕にしなだれかかっており
その様子を不気味だと思うブーコは
不気味陳列罪はないのかと更にイライラ・・・。
そんなときあることに気が付いたのです。
それは本田の指にあった指輪。
本田は妻子持ちだとわかったブーコは
ボケた親をよそおって本田の自宅の番号を聞き
本田の奥さんに全部ぶちまけたのです。
相当ショックだったのか受話器の向こうの奥さんは
ついに無言になってしまいました。
そしておカスからの電話がかかってきて
待ってましたとばかりに電話に出るブーコ。
妻にばれたからもう終わりにしようと
ふられたと思っていたブーコでした
おカスからは予想外のことを言われたのです。
「わたしたち結婚することになったの」
なぜか奥さんはおカスたちのことを知って
身を引いて出て行ったと・・・。
そして本田と結婚したおカス。
結婚式でのおカスを見たブーコは
ウエディングドレスの似合わないこんな花嫁
見たことがないと思います。
そんなブーコに追い打ちをかけるように
ブーコも早く結婚相手を見つけるのよと
笑いながら言うおカスでした。
好きな人と結婚し幸せな感じのおカス。
そんなおカスがなぜ自殺をしたのか――・・・。
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醜女の親友~絶対アタシのほうがマシ!~の結末は?
本田と結婚をしたおカスは本田の実家で同居。
結婚をしてからもブーコとの関係は続けていましたが
ブーコが遊びにやってきても姑はそんなの関係ないと
舅をお風呂に入れるのを手伝えと言ってきます。
寝たきりの本田の父親とふた言目には
前の嫁と比較する姑。
そして奥さんが置いて行った2人の小さな娘の世話。
更には毎晩帰りも遅く休みの日も出かけていく本田。
おカスは浮気でもしているのではないかと
そうブーコに相談しますが
ブーコは自分もそれで一緒になったんだから
浮気をしていると思います。
これではただ働きの家政婦にさせられるために
家に入ったみたいだと泣くおカスを
誰が見てもその通りだと思うブーコ。
電話をしていても姑に呼ばれれば
電話も切らないといけないおカスを
いい気味だと思うブーコなのです。
醜女の親友~絶対アタシのほうがマシ!~
そしておカスはそうでなくちゃと
また自分とおカスとの
楽しい時間が戻ってきたと思うのです。
買い物の隙を見て会う30分のお茶では
海外旅行のおみやげとみやげ話でうらやましがらせ
同情してるふりをしてちくちくと傷つけるのが
今のブーコの快感。
落胆したおカスの顔を見るのが楽しくてたまらないのです。
でもやり過ぎてしまったのでした――。
もう死にたいと言ったおカスに追い打ちをかける一言を言い
その帰り道におカスは電車に飛び込んだのでした・・・。
いつも自分より不幸なおカスのおかげで
精神バランスを保っていたブーコ。
おカスがいなくなって初めておカスの大切さがわかったのです。
はけ口がなくなったブーコは心療内科通いで
ポジティブになる薬を飲みながら
おカスの代わりになるはけ口を探しています。
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醜女の親友~絶対アタシのほうがマシ!~の感想は?
失ってからその大切さに初めて気づく
まさにその言葉がふさわしい作品です。
親友というものはとても大切なもの。
特に学生時代の友達はとても大切で
大人になってから作るのはとても大変です。
おカスのようにこんなに何でも聞いてくれる存在は
これからどんなに探しても見つからないことでしょう・・・。
醜女の親友~絶対アタシのほうがマシ!~
本作には他にも4作品収録されていますが
1番あり得ないと思ったのが「ママのおもちゃでいい!!」。
ダンス教室で知り合った巨根高校生とのトラブル記を描いた作品です。
本当にこんなことが実在するのかと衝撃的な内容でした。
投稿者からの内容を漫画にした作品の本作。
どんな投稿が寄せられたのかをぜひ読んでみてはいかがですか?
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