藤田素子先生の作品の僕は死にたくなかった~実録・児童虐待の闇~。
実の親から様々な虐待の被害を受けている子どもたちがおり
その悲痛な叫びは親の耳に届いても彼らの心には届かない。
それでも親を愛し生きたいと願う彼ら・・・。
本当は死にたくなかった、その心の叫びに迫る!!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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僕は死にたくなかった~実録・児童虐待の闇~のあらすじは?
宏二と妻となると朱美に出会ったのは
未だ彼女が高校生の頃でした。
傷ついた猫のような彼女は小さなことにも反発し
世の中の全てが敵のように振舞っていました。
自身も恵まれない家庭で育った宏二は
そんな彼女の心の痛みが痛いほど伝わってきました。
そして彼女も自分の不幸を包み込んでくれるような
彼に惹かれ傷を舐め合うように2人は一緒になったのです。
未だ若い朱美の結婚に彼女の両親は反対していたのですが
そんな意見を押し切って一緒になった2人。
2人の間には可愛い男の子が生まれ
3人の家族は忙しないながらも幸せな生活を送っていました。
母親になったとはいえ
朱美が急に穏やかになったわけではありません。
今でも突然怒り出すこともあるのですが
それでも3人はバランスよく生活をしていたのです。
大きく輝く子どもになってほしいとの願いを込めて
大輝と名付けられた赤ちゃんは
不器用な両親のもとですくすくと育っていました。
そんな幸せが崩れ始めたのは大輝が検診を受けた頃。
僕は死にたくなかった~実録・児童虐待の闇~
たまたま大輝の耳にできていた内出血を見た保健師に
虐待を疑われてしまうのです。
そして保健師に対し母親が手助けをしてくれることを告げると
それなら大丈夫と安心されるのでした。
やってもいない虐待を疑われまるで自分には
育児の能力がないように扱われた朱美は傷つき
保健師や母親に頼ることを恐れ
1人で抱え込むようになってしまったのです。
そんなときに発覚した夫の借金。
貯金しながら生活ができていると信じていた朱美は
姉の借金の返済に自分たちの
生活費を充てていることを知り激怒。
そしてパートも辞め両親の育児支援を断ってしまったのです。
立場が弱くなった夫は
朱美の言いなりになるしかなかったのでした。
そして新しく出来た娘の存在が
彼女の家族を大きく揺るがすことになる!
なぜ、命を落とすまでの虐待につながってしまったのか?
その実録に迫ります!!
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僕は死にたくなかった~実録・児童虐待の闇~のネタバレとその後の展開は?
朱美の天下のようになってしまった矢部家。
その怒りは宏二と同じ顔をしている
大輝に強く向けられていました。
ストレスでインポテンスになってしまった
宏二のことを役立たずとして扱う毎日だったのですが
そんな夫婦に2人目の子どもができます。
2人目は女の子。
奈々と名付けられたその女の子は
何故か朱美に可愛がられるようになります。
奈々が泣いても嫌な顔をすることなくあやし
奈々のことを踏みつけてしまった
大輝にはきつく当たるように・・・。
しまいには大輝を高いロフトにあげてしまい
寂しがって大輝が泣けば罵り
愛情を向けることができなくなってしまったのです。
それでも母親を求める大輝・・・
そして届かないその訴え。
虐待に加担していないとはいえ無関心という名前の
虐待を繰り返していたのは夫も同罪。
そしてとうとう幼い命は力尽きてしまいます。
僕は死にたくなかった~実録・児童虐待の闇~
その最後の姿はとてもか細いものでした。
小枝のような手足、かさかさの肌。
ただ母親に愛して欲しかっただけなのに
届かなかった声。
そんな不幸は何も特別なことではありません。
発達が遅い子どもを1人で抱えたシングルマザー。
新しい幸せを手に入れたかっただけなのに
不器用な彼女は子どもと恋人の両立がうまくいきません。
彼女なりに求めた助けも届かず
最悪の結果に繋がってしまいました。
事情があって施設に預けていた我が子を
引き取ってみたものの上手くいかない子育て。
家庭という閉鎖しれた空間で生まれる不幸は
ほんの小さなきっかけでどこでも起こり得るのです。
その実録を忠実に再現した気迫ある作品!!
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僕は死にたくなかった~実録・児童虐待の闇~の感想は?
1番最初のお話の亡くなる寸前の大輝くんがとった
ある行動がとてもいじらしく胸が潰されそうでした。
母親にそこまでされても彼にとっては母親だったのです。
今一度自分の子育てを振り返り
改めて子どもを大切にしなければと
そう感じさせられるこのお話。
僕は死にたくなかった~実録・児童虐待の闇~
イライラするのは分かります。
だけど、どこかで立ち止まらなければならない。
同時に多くのごく普通の母親が
ギリギリのところで子育てに向き合っていることも
教えてくれるこのお話。
沢山の人に読んで欲しいです。
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