青木U平先生の作品のフリンジマン。
愛人を作ってみたい。
そんな野望を抱いた男達が愛人同盟を築いて走り出す・・・!
真実の愛を微塵も感じさせない欲望に
真っ直ぐな男たちの愛人作成ライフ!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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フリンジマンのあらすじは?
美和子・・・すまない。
君のダンナはとんでもないクズに成り下がっているよ
だが既に扉を開けてしまったのだ。
禁断の扉を――・・・。
普通のサラリーマンで妻帯者である田斎は
同じく会社員で妻帯者の満島と彼女も妻もいない安吾
そして満島の連れてきた井伏と共に
雀荘で麻雀を打っていました。
半荘打ったところで田斎はそろそろ話し合おうと
本題に移ります。
それは愛人の作り方。
好きな人ができたところでなんて告白するのかと
素朴な疑問を口にした田斎。
満島も安吾もその疑問にそれぞれ自分なりに
答えを考えてみるもののなんだかしっくりきません。
そこで満島が連れてきた井伏・・・
人呼んで『愛人教授(ラ・マンプロフェッサー)』の出番。
本当に愛人を作りたいと考えているのかと
教授は田斎たちに問いかけます。
3人ともはいと答えたのを見て教授は答えます。
「告白なんていらないんですよ・・・」
その言葉を聞いて3人は驚きます。
愛人にするのは好きな人ではなく『都合のいい女』だということ
愛人は恋愛ではなく割り切った大人の関係なのだと・・・。
任務を遂行するためにはマシーンになるのだと
冷たい目をして言う教授に恋愛遍歴が違いすぎると
田斎たちは衝撃を受けました。
たかが愛人をつくるダケじゃないかという安吾に
ダケ?と教授は言い返します。
そして中途半端な気持ちなら
降りてもらえるかと言い放ったのです。
そこで満島は安吾降りろと軽く一言。
即座に切られそうになった安吾が
焦っているのを尻目に満島はさらに続けます。
安吾には妻がいないと――・・・。
満島の発言に教授は固まり
愛人を作りたかったのではないのかと・・・。
妻がいなければ当然愛人など作れません。
それをわかっていながらも安吾は
空想の嫁がいるからと言い張り食い下がります。
必死に頑張ると言う安吾の言葉に負けた教授は
自分の愛人作りにも飽きたことから被験体として
3人の愛人作りをサポートしてくれることに。
こうして4人は愛人同盟を結成したのです。
フリンジマン
その代わりと教授は愛人同盟の掟を決めました。
一、4人の間に秘密を作らぬこと
一、4人の愛人作りを互いに全力でサポートすること
一、4人の情報を決して外部に漏らさぬこと
掟とは以上の3つ。
そして教授の1つ目のレクチャーが始まりました。
そのレクチャーとは愛人作りの基本中の基本である
都合のいい女の見つけ方です。
身近での都合のいい女の見つけ方は
『朝のアイサツの法則』だと教授は言います。
その法則とは「おはようございます満島デスク」のように
挨拶の後に名前を呼ぶこと。
挨拶の後に名前を呼ぶ女はわずかでも
名前を呼んだ人物のことを意識している。
教授自身と周りのデータから挨拶の後に名前を呼ぶ女は
約23%の確率で愛人関係になれると言うのです。
「おはようございますの後に名前を呼ぶ女性は
間違いなく愛人の原石です。」
そう教授は言い切りました。
翌日、会社に出社した田斎は
本当に挨拶の後に名前を呼ぶ女なんているのかと
そう思いながら廊下を歩いていました。
するとおはようございます田斎主任と
挨拶をしてきた女性が・・・。
そう、挨拶の後に名前を呼ぶ女がいたのです。
田斎に挨拶をしてきたその女性とはいったい・・・?
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フリンジマンのネタバレとその後の展開は?
田斎に挨拶をしてきたその女性は山口詠美という
同じ部署の新人OL2年生。
田斎はそれ以上のことは彼女について何も知りません。
美人系の顔立ちの彼女を眺めながら
本当に彼女が愛人の原石なのかと不安になる田斎でしたが
大丈夫かと声をかけてくる彼女を目の前に
早くも気分は盛り上がってきていました。
教授に山口のことを相談すると
次は2人きりのシチュエーションで
世間話をするように言われます。
2人きりというシチュエーションにより
わずかな時間でも擬似不倫体験を
共有することが大切なのだと教授は言いました。
教授のアドバイスにより2人きりの状態になったチャンスで
話しかけようとする田斎。
ところが今まで事なかれ主義だった田斎は
土壇場のところで動けず話しかけることができません。
自信を喪失した田斎は教授に愛人作りに
自信がなくなってしまったと告白。
すると教授はこう問いかけるのです。
「あなたウニ好きですか?」
大人になって食べたウニは格別だと・・・
食べずに終わる人生は悲しい物だと言うのです。
その例えに田斎は気付きました
愛人も同じだと言われていることに。
愛人を作らずに終わる人生は物悲しく
一生を終えるまでに思い残すことがあっては
無念すぎないかという教授の言葉に
再度3人は奮い立ちました。
フリンジマン
後日、田斎の勤める海豹商事の飲み会で
酔った田斎はトイレに向かいます。
トイレから出ると偶然山口も
トイレに立っていたのか2人きりの状態に。
なんとか勇気を出し話しかけ
何気ないテレビの会話をすることができました。
飲み会も終わりやりきった感でいっぱいの田斎は
早く帰ろうとタクシーを止めましたが
すると後ろから山口が声をかけてきました。
同じ方向だから一緒に乗せてという
山口を断ることなどできない田斎。
2人きりのタクシーというレクチャーを受けていない
思いも寄らぬ事態になってしまったのです。
密室空間になりどうしていいかそわそわしている田斎に
山口は大丈夫かと近寄りその行動にも田斎はドキドキ。
教授に助けを求めるメールを打つことにすると
教授からとりあえず通信機を付けるように言われます。
事前に携帯用のイヤホンマイクを渡されていたのです。
イヤホンマイクを装着すると教授の声が聞こえ
教授はこの状態を千載一遇のチャンスだと言いました。
そしてパーソナルリサーチをしろと田斎にアドバイスしたのです。
田斎は緊張しながらも山口の出身地を聞くと
出身地だけではなくどんどん自分のことを
勝手に話してくれました。
田斎が山口にパーソナルリサーチをしている間
教授は満島と安吾を呼び出していました。
連れて行ったのは教授の愛人部屋兼諜報室である一軒家。
その部屋には地図でGPSの現在地がわかる
いくつものモニターやパソコンなどがありました。
モニターを見ていると田斎から
山口の家族構成などが送られてきました。
それから分析した教授は彼女が高確率で
男性依存だと割り出しました。
そして思い切って彼女の家に行ってみようと田斎に提案したのです。
彼女の自宅に先回りするために
彼女の自宅の情報を集めてほしいと言う教授。
田斎はなんとか住宅マニアのふりをして家の情報を聞き出し
そこから教授が自宅を割り出しました。
ですがここで田斎は気付きました。
一体どうやって山口と一緒にタクシーを降りたらいいのか・・・。
タクシーで送って行った後
田斎が一緒に降りる理由が見当たらないのです。
そこで教授はいきなり20メートル先を曲がるように
タクシーに伝えろと言いました。
田斎がタクシーの運転手に伝えると運転手はその通りに曲がり
先に山口の自宅付近に到着したためではまたと言う山口。
田斎は諦めて自宅に帰ろうとするとタクシーの運転手が
それなら大分進んでからUターンしなければいけないからと一度降り
反対側の車線でタクシーに乗ることを進めてきます。
教授の計画通り田斎はタクシーを降りて山口と2人きりに。
山口のマンションの入り口で彼女に別れを告げると
ちょっと寄って行くかとまさかの山口からの誘いが――・・・。
このまま田斎は愛人の原石を掴むことができるのか・・・?!
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フリンジマンの感想は?
ごく普通のサラリーマン3人が日常に刺激を求めて
愛人を作るために愛人同盟を築く・・・。
結婚している女性としてはなんで?と思う内容ですが
ギャグ要素もあって中々面白い作品です。
展開が早いので飽きることなく読むことができます。
男性にとっては愛人を作る際の参考になるかも・・・?(笑)
フリンジマン
本当に使えるかはわかりませんがリアルさもあるのがまた面白いです。
それぞれのキャラも立っていて
教授のキャラが冷静なのかダメな人なのか・・・。
愛人を作るためには何事も排除する姿勢と
仕事ができないギャップでなんだか憎めません。
不倫が嫌いな人にとっては面白くないかもしれませんが
抵抗がない方にはフィクションとして楽しめるので
ぜひ一度読んで頂きたい作品です。
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