角田佳子先生の作品の病んでる女~鬼子~。
同じように生まれて同じように育てられたはずなのに
異常な金銭への執着に暴力そして母親への依存・・・。
なぜ姉はこんな人間なの??
みんなに迷惑をかけ平気な顔で・・・。
実の姉でももう二度と関わりたくない!!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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病んでる女~鬼子~のあらすじは?
二度と関わりたくない人間・・・
それは自分より3歳上の姉の知枝。
現在、26歳になる主人公の紗枝と29歳になる知枝。
知枝は昔から気性が荒く
小学生のころはただゲームをしている紗枝に
急に殴りかかったり・・・。
口答えをするものならうるさいと
さらに蹴られたりも・・・。
兄妹喧嘩と言うより姉の機嫌が悪いと
一方的にストレスのはけ口にされ
暴力をふるわれていました。
母親は働いていて日中は留守なので
助けてもらえないため
紗枝は我慢をしていました。
喧嘩ともなれば紗枝のベッドに
ご飯のオムライスを皿ごと投げつけたりと
手をつけられないような有り様・・・。
病んでる女~鬼子~
ただ食後に紗枝がアニメをみたいと
そう言っただけなのに・・・。
さて紗枝が小6のときお小遣いを貯めて
一目惚れしたスニーカーを買ったことがありました。
いつおろそうか・・・
来週のキャンプのときにしようかと
ワクワクの紗枝・・・。
ですが簡単にことが進むわけありません!!
さて知枝はどんなことをしでかすのか・・・?
どうして同じように育てられたにも関わらず
知枝はこんな人間になってしまったのか??
サイト内より【病んでる女】と検索。
病んでる女~鬼子~のネタバレとその後の展開は?
紗枝がせっかくお小遣いを貯めて買ったスニーカーも
次の日には勝手に知枝が履き文句をいうと
無茶苦茶な捨て台詞をはき走っていきます。
「私が履いたら私のものだから!」
紗枝は悔しく思いましたが暴力が恐く
それ以上はなにも言えませんでした。
しかし紗枝が中学生になり知枝よりも身長が大きくなった頃
また理不尽に暴力を振るってきた知枝と
取っ組み合いになった末、知枝を突き飛ばしました。
そう紗枝は始めて力で勝ったのです。
それ以来、暴力は一切なくなりました。
ですが知枝の困ったところはまだあります・・・。
それは金銭に対する異常な執着心。
知枝は外出するときも財布を持っていかないし
自分に得のない人とは仲良くしません。
もちろんそんな本性はすぐに知られ
仲のよい友達もいませんでした。
でも知枝は気が強く誰に何を言われても
気にしない傍若無人ぶり・・・
両親でさえ知枝を正すことはできません。
知枝の専門学校と紗枝の高校進学のとき
母親がお祝いに服を買ってくれるというので
3人で出掛けたことがあったのですが
知枝は悪びれることもなく
15万円分もの服をレジに持っていったのです。
進学費や引っ越し代、いろいろと物入りだったので
洋服代にポンと15万払えるわけはありません。
ですが母親は揉めことを嫌う大人しい性格。
知枝は思い通りにいかないと怒り狂うので
楽な方を選んだのでしょう。
結局なにも言わずカード払いで買ってあげたのでした。
紗枝はそれを見て気が引けてしまい何も買ってもらわず
一応、父親もいるのですが家庭内のことは知らないと戦力外・・・。
それでも知枝が家にいない間は平穏でした。
ただ母親には無心の電話がしょっちゅう・・・。
病んでる女~鬼子~
そんな知枝もやがて専門学校を卒業し
実家にもどったのですが
東京で働きたいから1年資金をためると
日中はスーパーのレジ
夜はコンパニオンと掛け持ちで働き始めました。
自立のために頑張る知枝を紗枝は見直していましたが
1年後に知枝が言ったことは・・・。
「東京での仕事が決まったから引っ越し代とアパート代払って!!
生活費は毎月15万振り込んでね!!」
働いていていたのは東京に持っていく貯金のためだったのです。
知枝は東京に行ってからもお金を送ってくれないと
風俗で働かなければならなくなるなどと
脅しのような無心の電話が母親にかかってきました。
母親はいつか自立してくれるだろうという
淡い期待だけでお金を送り続けていました。
もう知枝から逃げていたのでしょう。
でもこのことがさらに知枝の性格を
悪化させていったのかもしれません・・・。
知枝が東京に行ってから3年、紗枝も地元で就職しました。
そのころ知枝が彼氏にフラられたという理由で
実家に帰ってくることになりました。
そして帰ってきたと思ったら
東京で働きすぎて疲れた!カレに捨てられたから可哀想だ!!
と言い張り仕事につきません。
もちろん光熱費や食費は払うはずもありません・・・。
毎日ゴロゴロぐうたらして過ごす知枝
そのうえ母親にはお小遣いをせびります。
さらには無断で紗枝の服や車を使い
傷をつけても知らん顔・・・
だからある日母親が切り出しました。
「知枝・・・食費と光熱費少し入れてくれない?
無理ならお小遣いを減らして・・・」
そこまで言いかけると包丁を振り回し叫びだします。
そして冷蔵庫の中の缶ビールを母親の頭に投げつけ
今度は椅子を振り回し窓を叩き割ります。
手がつけられなくなり警察を呼ぶ紗枝。
騒ぎを聞きつけ加勢してくれた近所の人を含め
大の男5人かかってもなかなか押さえきれません。
知枝の金銭への執着は東京でパワーアップしたようで
暴れる姿は人間とは思えないほどでした。
そしてそのままパトカーで精神科のある病院へ・・・。
そして3日後に退院。
入院させられたのがよほど気にくわなかったのか
家に帰ってくるなりまた大暴れ。
家の中をめちゃくちゃにしたかと思うと
母親の車で紗枝の車に体当りしたのです。
紗枝は修理代も払ってもらえず泣く泣く自分で修理。
ある日は嫌いなナスのみそ汁がご飯に出たからと
今度は母親の車で家の塀に体当りし
母親はなんであんな娘が
私の子なんだろうと泣き崩れたのです。
母親に全く問題がなかったとは言えませんが
それを責めることはできません・・・。
だから紗枝は母親の肩を抱いてお姉ちゃんは
「鬼っ子」なんだと慰めます。
本来は親に似ていない子という意味の言葉・・・。
だけど知枝は本当に鬼の子なのかもしれないと
そう紗枝は思ってしまいます。
東京から帰って5年たった今も
知枝は母親から月15万のお小遣いをむしりとり
自分中心の生活を続けています。
紗枝は独り暮らしを始め
母親は知枝を捨て逃げる計画をたてています。
紗枝はもう知枝と2度と関わるつもりはありません。
ですが母親がいなくなり
知枝が泣きを見る日が楽しみで仕方ないのです。
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病んでる女~鬼子~の感想は?
このお姉ちゃんはもうどこかおかしいとしか思えません。
読んでいて絶対何か病気なんじゃない・・・?
みたいな不安がわき上がる感じの・・・。
気性が荒いだけなら女性にはよくあることですが
私も感情の起伏が激しいときだってありますし・・・。
でも車をわざと衝突させたりなんか絶対にしませんし・・・
お金のことにつけても異常としか思えません。
病んでる女~鬼子~
特に光熱費を払ってほしいと言われて
精神科につれていかれるほど
大暴れするなんて信じられない・・・
恐ろしいとしか言いようがないですね。
家族がもう関わりたくないと思うとのも分かりますし
本当に紗枝が言うように鬼の子なのかも知れませんね。
ここまでくると鬼に対しても失礼かもしれませんが・・・。
私も兄妹がいますが普通でよかったと思いました。(笑)
実話がもとになっていると思うとゾッとする話です。
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