佐倉準先生の作品の湯神くんには友達がいない。
転校生の綿貫ちひろは内気な性格が災いし
友達の一人もできない毎日を送っていた・・・。
そのうえ隣の席の湯神くんは少し、いやかなりの変人!
ゴーイングマイウェイを貫きまわる湯神くんに
心身ともに振り回されるちひろの毎日がはじまります。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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湯神くんには友達がいないのあらすじは?
転校生の綿貫ちひろは転校初日から困っていました。
駐輪場に止められるスペースがない・・・。
そんなとき立ち尽くす彼女の脇を颯爽と自転車で通っていった
一人の男子生徒がとった行動は他の人の自転車を勝手に移動させ
自らの自転車を置くというとんでもないものでした。
思わず彼に声をかけたちひろに向けその男子生徒は
本来この場所においてはいけない
生徒の自転車をどけているだけだと主張。
そして転校生だという彼女のために同じように
違反をしている自転車をどけ
駐輪のスペースを作ってあげたのです。
湯神くんには友達がいない
ちひろはこれまで親の仕事の都合で色々な学校を転々としてきた立場。
そのためこれまでは薄っぺらな人間関係しか築いていませんでしたが
長期滞在予定となるこの場所では仲のいい友達が欲しいと考えています。
そんなちひろにあてがわれた席のその隣には
今朝彼女を助けてくれた男子生徒が座っていました。
今朝のお礼とこれからよろしくと挨拶をするちひろに対して
何とも言えない反応をみせる男子生徒・・・もとい湯神裕二。
寒いから窓を閉めてほしいといったちひろの言葉をすげなく断ったりと
親切なようなそうでもないような・・・とちひろは戸惑います。
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湯神くんには友達がいないのネタバレとその後の展開は?
湯神のクラスでの評判は最悪。
目の前にいるにもかかわらず堂々と偏屈で扱いづらい
見て見ぬ振りが一番などと言われてしまう始末。
偏屈で変人な湯神ですが野球部のエースを務めている
彼の実力は本物であり誰も強く話言えない状態であるとのこと。
しかし野球部でもことあるごとに先輩と
ぶつかりあっているようです。
翌日、再び駐輪場で図らずとも湯神に助けてもらうちひろ。
野球部のエースで勉強もできる彼のことを
すごいなぁとは思うものの
やはりその変人っぷりには辟易しているようです。
わざわざ徒党を組んでメシを食べる意味がわからない
一人じゃ何もできないあなたたちとは違い
自分は敢えて一人でいるのだと言い捨てる湯神。
湯神くんには友達がいない
クラスメイトにこんなに腹が立ったのは久々だと
憤るちひろですがその日の放課後、彼女はひょんなことから
野球部の上級生に呼び出されてしまいます。
理由は彼女が違反している彼らの自転車をどけたことで
その自転車が没収されてしまったからでした。
違反しているのは彼らということはわかっているものの
へこへこと謝り倒すちひろ。
あわや彼らの反省文を押し付けられそうになりますが
そこで部室にいた湯神が謎の屁理屈マシンガントークを展開。
結局それによりちひろは事なきを得ることになりますが
内気で人付き合いが下手なちひろは
相変わらずクラスに友人一人できない始末。
自分は友達には必要ないと言い切る湯神でしたが
ちひろに対しては皮肉なことにこう正論を展開します。
「集団に属さないとやっていけないだろ、女は。
待ってるだけじゃ友達はできないからな。分かってるのか?」
果たしてちひろに友達はできるのか、それとも・・・。
隣の席の湯神に心身ともに振り回され本当に変な人だと
頭を抱えながらちひろの学校生活は続いていきます。
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湯神くんには友達がいないの感想は?
読んで字のごとくひたすらゴーイングマイウェイを貫く
湯神くんの日常が描かれているストーリ-です。
湯神くんムカつくwwwのような感想も見受けられましたが
個人的にはバシバシ物を言って自由に生きている彼のことを
魅力的ないいキャラクターだなぁと感じましたね。
個人的にはヒロインのちひろのほうが苦手でした。
この年代の女子にありがちな周りに流されて
多方面にへこへこしてる感じのキャラクターです。
ただそんなちひろへのムカつきは湯神くんが読者が思っていることを
バシバシ言ってくれるので溜まることはありません。
それを狙ってのキャラクター設定なのでしょうか?
湯神くんには友達がいない
非常にテンポよく話が進んでいき特に引きずるような展開もない
軽く読めてくすっと笑えるようなタイプの作品です。
湯神くんがこういうキャラクターにありがちな
あからさまなインテリ文系ではないところもなかなか良かったです。
文武両道、だけど敢えてぼっちを貫く彼の姿と言動は
人生何周してきたんだ?と思わず感じてしまいます。(笑)
大爆笑という感じの作品ではないですが
読んでいるとスカッとするタイプの作品です。
ただちひろみたいなタイプの人間だと
イラッとしてしまうのかもしれません。
なんにせよ気負わずに読める作品なのでぜひ読んでみてください。
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