さの隆先生の作品の君が僕らを悪魔と呼んだ頃。
悪魔と呼ばれ非道の限りを尽くして来た男が記憶をなくし
少しずつ記憶を辿る中でその代償の大きさに身を震わせる。
家族が襲われ覚悟を決めた悠介は
記憶にある少女の所在を探る！
そして突き止める新しい事実とは――・・・？！
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君が僕らを悪魔と呼んだ頃の3巻のあらすじは？
悠介が少しずつ記憶を辿り始めた矢先に
何者かによって母親が襲われてしまうことに。
口を閉ざす母親ですがその本人はかつての自分に
報復をしてきた相手で間違いはありません。
自分の今までの行いで大切な人が傷つけられてしまった。
これ以上犠牲者を出さないためにも
悠介は改めて失われた記憶を取り戻すことを心に誓います。
そして始まる犯人探し。
母親を襲った犯人はやはりかつての悠介が被害を加えた相手。
それは仲の良い兄妹でした。
妹思いの兄の前で泣きじゃくる彼女を犯し続けた悠介。
そんな彼女の姿を見て勃起した兄を嘲るかのように
先に射精ができなければ妹を解放しないと言い放つ。
妹を助けるために射精をする兄の中には
犯される妹を見て興奮してしまう罪悪感ばかりが残っていました。
そして兄妹は身も心もボロボロになり
悠介への強い恨みを抱いていた。
そんな2人が耳にした悠介の変化。
今なら彼に勝つことができるかもしてないと
結託して母親を襲ったのです。
しかしその犯行はすぐに明るみになり
悠介の友人に捉えられると
悠介の前に引きずり出されることとなるのでした。
君が僕らを悪魔と呼んだ頃
目の前にいるのが母親の仇。
しかし記憶をなくしかつてのような残虐な行為を
取ることが出来なくなってしまった悠介にとって
彼らを締め上げても罪悪感しか残らなかったのです。
それでも大切な人を守るためにやらなければいけないと
悠介は以前の姿を彷彿とさせるような形相で妹を襲い
悪魔としての絶対的な恐怖を植え付けていました。
しかしそんな彼の様子に親友であった
会澤が気がつかないはずはなかったのです。
彼の身辺を固めいつか元の姿に戻ることを信じてやまない
親友の会澤はそんな姿に絶望していたのでした。
そしてやりきれない思いをぶつけるかのように
悠介が大切に思い自分のしでかしてきたことに
巻き込まないために遠ざけた環にその秘密を暴露。
かつての悠介の姿を・・・
そして先日の凶行の様子を――・・・。
それは環が最も憎み嫌っている人種の言動でした。
しかし環は悠介の元に戻ってきました。
冷え冷えとした家の中で温かい料理を作って迎えてくれた環。
本当のことを告白し危険であることを告げても
自分の近くにいることを選んでくれた環とともに
悠介はさらなる記憶を辿る旅に出るのです！
その先に待っていたリアルとは・・・？！
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君が僕らを悪魔と呼んだ頃の3巻のネタバレとその後の展開は？
大切な人を守るために一刻も早く全ての記憶を取り戻したいと
そう願う悠介の次の手がかりは漁師町のイメージでした。
断片的なそのイメージをつなぎ合わせ環とともに辿っていくと
2人はついにその場所を見つけることになります。
そこは悠介が明里と暮らしていた街でした。
彼の中に新たに浮かんで来たかすかな記憶。
それは、もう悠介自身が非道を尽くした
今の自分にうんざりしているということでした。
中学を卒業したら今の生活をリセットする・・・。
そう心に誓っていた彼は中学を卒業するとともに
誰も知らない町の高校に進学し新しい生活を始めることに。
これで明里とのゲームも終わりを迎えます。
その終わりはあまりにあっけなく
しかしどこかでその終焉の形がくることを
知っていたかのようでもあったのです。
君が僕らを悪魔と呼んだ頃
新しい町では誰も彼のことを知りません。
普通の学生のように会話をして部活をし
なんなら恋も始めてみます。
そんな当たり前の人生を自らの意思で
取り戻すことができた悠介だったのですが
いざそんな生活がスタートしてみると
その心はどこか空虚であったのでした。
ここは自分の居場所じゃない・・・。
すれ違う友人との会話や心から楽しめない自分。
時折溢れ出しそうになる危険な欲望を
なだめながら生活をしていると目の前に明里が現れました！
彼女が家を出ることなんてできるはずがない。
しかし元に彼女は目の前におり
消え入るかのような声で助けを求めにきたのです！
同じようにリセットし新しい生活を始めていたはずの
明里もまた空虚の中に生きていたのでした。
誰も彼女のことを知らないはずなのに
街行く人がすれ違う人が皆事情に精通し
彼女の汚れを知っている気がする・・・。
同級生が嘲笑っている気がするのです。
彼女を苦しめていたのは内なる声でした。
そして気がつけばその憎い相手である
悠介の前に向かっていた明里。
溢れそうになる頭の中の妄想を断ち切ってくれることを願って
そっと助けを求めたその手を彼はしっかりと繋いでくれたのです。
そして2人だけの半年間の逃亡生活が始まることに――。
全ての記憶を取り戻すためには明里に会わなければならない・・・
そして徐々に明らかとなる失われた記憶とは――・・・？
衝撃の展開から目が離せない！！
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君が僕らを悪魔と呼んだ頃の3巻の感想は？
記憶をなくした悪魔の記憶が徐々に戻り
見たくなかった現実から
目を背けることができなくなって来た怒涛の3巻！！
悪魔だった男はあまりにも平凡な
あまりにも普通の男になってしまっていました！
これが望んでいたはずの姿。
だけど過去を変えることはできない。
君が僕らを悪魔と呼んだ頃
大切なものを取り戻すために傷口に塩を塗り込みながら
悠介は己の過去に向かって行く！
自作で明らかになりそうなたくさんの事実が今から楽しみです。
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