薔薇色ノ約束のネタバレと感想！彩葉の秘密と失くした記憶とは？

宮坂香帆先生の作品の薔薇色ノ約束。

 

父親を亡くし自由を手に入れるため
不知火侯爵嫡家の烈と結婚を決めた彩葉。

 

烈とぶつかり合いながらも次第に惹かれ
そして彩葉の体にある
傷の秘密が明らかに――・・・？

 

 

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薔薇色ノ約束のあらすじは？

 

父親と継母と義姉と暮していた
六条家の令嬢・彩葉。

 

唯一の血のつながった父を亡くし
庭でこれからどうすればいいのかと
父親の写真を見ながら考えていました。

 

そんなとき池の飛び石のところに
木から落ちた鳥を見つけました。

 

誰もいないからと靴を脱ぎ
袴をたくし上げながら取りを助けたものの
薔薇の香りがして振り向くと知らない男性。

 

黙礼をしており父の知り合いかと思うものの
他人の家の庭に勝手に入っていることから
泥棒だと人を呼ぼうとして滑り・・・。

 

なんとか池に落ちるのを免れた彩葉でしたが
大股に肌丸出しの酷い状態を見られてしまい・・・。

 

しかもしがみついた枝は折れてしまい
その男に助けてもらうも
押し倒した状態になってしまうのでした。

 

更にはその男がお礼の代わりに
口づけをしようとしたことから
男の持っていた手袋を投げつけたのです。

 

最悪の出会いをした2人でしたが
不知火公爵邸での舞踏会で再会。

 

彩葉は継母が持ってきた縁談により
40歳も離れた相手と結婚が決まっていました。

 

それでも毎年届く赤い薔薇の送り主と
不知火公爵邸の舞踏会への招待状に添えられた
赤い薔薇の主が同じ人ではないかと思い
彩葉は舞踏会へ行ったのでした。

 

そして不知火烈こそがあの不審者で
彩葉に結婚を申し込んだのです。

 

薔薇色ノ約束

 

彩葉はすでに縁談がまとまるところだと
継母は烈からの申し出を断ろうと。

 

それでも承知の上での婚姻の申し入れだと
烈は引き下がろうとせずこう言い出したのです。

 

「あんたの義娘、言い値で買おう」

 

烈はなんと彩葉をお金で買おうとしたのでした。

 

彩葉に持ってきた縁談の相手よりも
烈の方がお金をもらえると判断した継母は
彩葉との婚姻を承諾したのです。

 

不知火家に嫁ぐことを決めた彩葉でしたが
ひとつだけ継母と約束をします。

 

それは継母の望みどおりに婚姻し
彩葉の体の傷を知った烈が離縁した際
自分を自由にすると保証するもの。

 

自由を手に入れるために傷を隠し
烈の元へ嫁ぐことになった彩葉。

 

不知火家の屋敷は六条家とは
比べ物にならないほど広い。

 

そこで花嫁修業が始まったのです。

 

花嫁修業をしながら烈と関わり
どんどん惹かれていく彩葉。

 

継母や義姉との暮らしとは比べ物にならないほど
楽しい毎日を過ごしていた彩葉でしたが
婚約パーティーの日、義姉がやってきて
彩葉の秘密を皆の前で暴露しようとしたのです。

 

烈のおかげで騒ぎにはなりませんでしたが
彩葉は烈のことが好きになり出していて
自分からこう言い出したのでした。

 

「どうか烈様から私との婚約を
破棄なさってください」

 

これ以上自分の心に烈が入ってくると
決心が鈍ってしまうから――・・・。

 

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薔薇色ノ約束の感想は？

 

宮坂香帆先生の作品ということで気になり
読み始めた本作。

 

やはり宮坂香帆先生の作品は
とても絵がキレイですよね。

 

小さいときにできた体の傷により
誰とも結婚ができないと思っていた彩葉。

 

父親を失ってしまいお金のために
好きでもない相手と結婚させられそうになり
それを救ってくれた烈。

 

最初はお金で彩葉を買うと言い出したりして
ひどい感じの烈でしたが
彩葉が手に入ってからの烈は
彩葉が喜ぶことを何でもしてあげる感じ。

 

大事に大事に手元におく烈ですが
そこに彩葉に対する愛が伝わってきます。

 

薔薇色ノ約束

 

彩葉の体の傷や過去などが明らかになり
本当の意味で分かり合えた2人。

 

やっと通じ合えた感じでしたが
そこに烈の父親の登場・・・。

 

これからもまだまだ何かがありそうですが
どんなときも烈は彩葉を守ってくれそうです。

 

「あかいいと」や「10万分の1」とは
また違った感じの良さがあり
こんな風に愛されたいと
そう思ってしまう人もいるのでは？

 

時代もののラブロマンスとなっており
読み始めると続きが気になって
読み進めたくなる本作。

 

とってもおすすめです。

 

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