第35回日本SF大賞を受賞したSF作家・長谷敏司先生の原作を
鶯神楽先生の美麗タッチにより漫画化されたBEATLESS‐dystopia。
――2015年、日本は人型アンドロイド“hIE”に頼る社会。
主人公の遠藤アラトはある日謎のhIE・レイシアと出逢い
彼女のオーナーとなるのです。
レイシアと共に暮らすようになったアラトは
“ヒト”より優れた存在の“モノ”であるレイシアに
コンプレックスや様々な思いを抱くのですが・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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BEATLESS(ビートレス)のあらすじ!少年アラトと女性型hIE「レイシア」との出逢い
西暦二一〇五年になると日本社会のほとんどが
“hIE(Humanoid Interface Elements)”と呼ばる
人型アンドロイド任せな世界となっていました。
こうしてアンドロイドが当たり前に社会に溶け込む中。
主人公の遠藤アラトは人間に尽くすことを
“仕事”としている彼らに対し
純粋に人々を笑顔にする存在であると思う
心やさしい少年でした。
そんなある日の夜、買い物に出かけたアラトは
hIEの暴走事件に巻き込まれ
そこで息を飲むほどの美貌を持つ女性型hIE
「レイシア」と出会うのです。
BEATLESS‐dystopia
自身の命の危機も迫りアラトはレイシアとの契約に応じ
彼女のオーナーとなることで
巨大な謎と陰謀に巻き込まれてゆくのでした。
――「モノ」が「ヒト」を超える知性を得たとき
「ヒト」が「モノ」を使うのか「モノ」が「ヒト」を使うのか。
ヒトとモノの関係を問いただしながら綴る
「ヒト」と「モノ」との物語。
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BEATLESS(ビートレス)のネタバレ!レイシア級hIE5号機“レイシア”
本作のヒロインである“レイシア”は
アイスブルーの瞳と淡い紫色の髪を持つ
絶世の美貌を持つアンドロイドです。
彼女は自身と同機種であるレイシア級hIE2号機
“スノウドロップ”の暴走に巻き込まれたアラトを救うため
彼とのオーナー契約を結ぶに至ります。
その後、レイシアはアラトと妹・ユカと共に暮らし
3人での生活を送るようになるのです。
またレイシアの美貌を見込んだユカがモデルへと応募し
レイシアはファッションモデルとしての活動も開始します。
そんなレイシアに対してマスターであるアラトは
“モノ”として接することができないうえ
彼女の笑顔に惹かれるようにもなるのです。
しかしAIレベルが高いほどアンドロイドは
緊急事態でも冷静に対処でき優れたAIが搭載された
レイシアも例外ではありませんでした。
BEATLESS‐dystopia
前述したスノウドロップのように
“レイシア”の名前を冠したアンドロイドは他にも存在します。
hIE1号機の紅霞、hIE3号機のマリアージュ(サトゥルヌス)
hIE4号機のメトーデを含めた合計5体。
実は彼女たちレイシア級とは
超高度AI“ヒギンズ”が人間社会へと解放した
人類未到産物(レッドボックス)だったのです。
それは高度な電子戦能力と共にhIE特有の高い戦闘能力や
各々が所持するデバイスを解除することで
電子機器への影響力が世界規模で拡大されます。
また5体のアンドロイドにはそれぞれが背負う
“道具”としての役割があります。
レイシアは「人間に未だ明かされざる道具」
紅霞は「人間との競争に勝つための道具」
スノウドロップは「進化の委託先(アウトソース)としての道具」。
そしてマリアージュは「環境をつくるための道具」
そしてメトーデは「人間の拡張としての道具」。
道具として作られた彼女たちの役割、そして真実を
是非ともコミックスを読んで皆さんも知ってください。
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BEATLESS(ビートレス)の感想!本格SF小説のコミカライズ
この『BEATLESS-dystopia-』は人気ゲーム
『メタルギア ソリッド スネークイーター』などの
ノベライズを担当した
長谷敏司先生の小説が原作となっています。
小説は美少女の姿をしたアンドロイドが多数登場しますが
本格派SF小説なのでSFファンも間違いなく楽しめます。
BEATLESS‐dystopia
またコミカライズは原作のPhase4
「automatic world」までを描き
内容もおおむね忠実になぞっているので
安心して読むことができるでしょう。
よくある“ありがち”な美少女ロボットと
主人公の恋愛モノではなく
人と無機物との繋がりや友人でありながらも
互いの考えの違いやジレンマも描かれています。
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