京町妃紗先生の作品の影姫の婚礼。
長年敵対してきた東の国と西の国。
その両国の和睦の証として東の国の姫・キサラと
西の国の王子・セダの婚礼が決まります。
ところが東の国ではある問題が起こります。
なんと嫁ぐはずのキサラ姫が亡くなってしまったのです。
もともと体の弱かった姫の影として生きてきたイヅナは
キサラ姫が亡くなったことを隠し身代わりとして
西の国に嫁ぐこととなるのですが――?!
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影姫の婚礼のあらすじは?
財を誇る東の国の姫・キサラと武を誇る西の国の王子
セダとの婚礼の日が近付いていました。
ところがそのキサラ姫は命を落としてしまい
そこで白羽の矢が立ったのが
姫と瓜2つの顔を持つイヅナでした。
もともと体の弱かった姫の影として生きてきたイヅナは
なんの迷いもなくキサラ姫として西の国へと赴きました。
出迎えたセダ王子に対してもイヅナは
あくまでキサラ姫として振る舞います。
そんな彼女に1人で出歩くなと
セダ王子は小声で忠告するのです。
そんな折、その言葉が心に引っ掛かるイヅナは
セダ王子の名を使って呼び出されます。
そのことに不信感を抱きながらもイヅナの行動の基準は
キサラ姫ならどうするかでした。
影姫の婚礼
キサラ姫なら人を疑わないと結論を出したイヅナは
誘われるまま出向いてしまい
すると待たされた中庭に1匹の狼が!
間一髪、忍ばせていた短剣で応戦したイヅナでしたが
最後の力を振り絞り向かってきた狼が彼女に迫るのですが
駆け付けたセダ王子が狼を切り捨て事なきを得ました。
そのまま王子の部屋に連れ去られたイヅナは
彼に身を任せますが思わず睨み付けてしまいます。
するとセダ王子に先ほどの身のこなしや
短剣を忍ばせていたことを指摘され
あげく刺客かと疑われてしまったのです。
ずっと敵対関係だった両国がようやく和睦に至ったことや
その証であるこの婚礼をぶち壊すわけにはいきません。
選択を迫られたイヅナが取った道は
セダ王子に全てを話すことでした。
真実を話せば殺されるかもしれない。
そう思いながらもイヅナが真実を語ったのは
セダ王子が話しを聞こうとしてくれていると思えたから。
自分が危険を承知でキサラ姫として嫁いできたのは
全て姫の願いだから。
そう語るイヅナにセダ王子は彼女の名前を聞くのでした。
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影姫の婚礼のネタバレとその後の展開は?
イヅナはセダ王子からキサラではなく本来の名前で呼ばれ
自分の前ではキサラ姫を演じなくていいと言われます。
ずっとキサラ姫の影として彼女ならばどう行動するかを
柱としてきたイヅナは戸惑いますが
同時に泣きたくなるような感情を抱きます。
しかしそんな中、新たな問題が――・・・。
セダ王子の異母弟であるロネ王子の存在です。
現王が後継に選んでいるのはセダ王子の方でしたが
少しでも期待に沿えなければその地位は揺らぐ。
そして和睦を求めるセダ王子は
好戦的であるロネ王子に王位を与えることを
阻止したいと考えていたのです。
影姫の婚礼
しかし和睦することに対して反感を持つ
ロネ王子も王位を求めて策を巡らせます。
そしてあろうことかイヅナのお披露目を兼ねた祝宴の席で
彼女に剣術の披露を求めたのです。
ロネ王子と剣を交えることになったイヅナは彼に勝ち
そのことから周りの者に認めさせることになります。
しかしキサラ姫ならばしないであろうことをした
イヅナにも変化が見られ始めて・・・?
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影姫の婚礼の感想は?
京町妃紗先生の新たな物語は幻想異国ファンタジーです。
京町先生の作品は絵柄もそうですが
ストーリーも優しい感じが伝わってきて
私はとても大好きです。
本作では主人公のイヅナが可愛らしい。
影姫の婚礼
キサラ姫の影として自分を殺して生きてきた彼女が
セダ王子と出会い変わっていく姿が
とても魅力的に描かれています。
彼女を取り巻くさまざまな困難・・・
それに彼女は果敢に立ち向かっていきます。
自分を殺し姫の身代わりとして生きてきた彼女が
イヅナ自身として生きていく姿をぜひ見守ってあげてください。
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