さよならしきゅうのネタバレと感想に無料試し読み！子宮頸がんと診断された漫画家の闘病エッセイ

岡田有希先生の作品のさよならしきゅう。

 

33歳で子宮頸がんと診断された漫画家が
明るくつづる闘病エッセイ。

 

ごくごく普通の家庭に訪れた母の病気。

 

家族の絆だったり病室の仲間のあたたかさだったり
癌との闘いを乗り越えていく様を見届けていきませんか。

 

 

ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。

 

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さよならしきゅうのあらすじは？

 

おかだゆき33歳は漫画家の夫と2歳の娘の3人暮らし。

 

ある日生理不順が続いて病院を受診すると先生が慌ただしい。

 

3週間後に結果が出ると言われたものの
1週間で結果が出て病院に行くと癌と宣告。

 

子宮頸がんの細胞診の結果がクラスⅤで
もっと大きな病院で詳しく検査をすることに。

 

そして子宮は残せないとも言われてしまうのです。

 

さよならしきゅう

 

母と失意のもと病院の紹介状をもって帰路へ。

 

一緒に聞いてくれていた母もショックを受けていましたが
ゆき自身も夫に報告の電話をしたのですが
どんな反応だったかも覚えてないしどの程度の癌なのか
どうなるのかまだよくわからなかったのです。

 

あいにく次の日は弟の結婚式で一睡もできないまま式に参列。

 

弟たち夫婦の幸せそうな姿を見て
弟たちはこれから幸せになりますが
自分はこれからどうなるのかわからない。

 

そう思い癌のことはまだ弟には言わないでおこう
お姉ちゃんとして2人の幸せを
邪魔しちゃいけないと思ったのでした・・・。

 

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さよならしきゅうのネタバレとその後の展開は？

 

近所の婦人科から紹介状をもらい
大きな大学病院へ行ったのが
癌だと言われて土日を挟んだ3日後のこと。

 

検査によると癌の大きさは大きいところで3センチくらいで
手術も決まり子宮は取るものの卵巣は残せ
生きられるしマンガも描ける未来はある！！と
自分に言い聞かせて自宅へ一度帰ります。

 

入院準備をし家族のためにやることがいっぱい。

 

退院後の自分のために仕事の調整など
入院日までに準備で慌ただしい日々を過ごしていましたが
ついに入院の日を迎えます。

 

そして手術までにはいろいろな検査の日々。

 

転移をしていないかなど調べていることを知り不安が募ります。

 

そして手術前日の説明でゆきのステージは
ⅠbⅠ期であると言われそこまで進行はしていないけど
楽観的になれるほど早期でもないと宣告されるのでした。

 

検査でリンパに腫れが見つかりそれが炎症なのか
転移なのかはまだ分らないということ。

 

そして卵巣は温存が希望だったので
片方だけ残す方向で手術をしようと思うと言われます。

 

しかし卵巣を残すことで
転移して卵巣がんになる可能性があったり
卵巣をとることで更年期障害がでるのではないかという
そんな心配があったりしたが
更年期障害の症状は薬で予防できると知り
手術直前、ゆきは卵巣も全部取ることに決めました。

 

さよならしきゅう

 

無事手術も終わり手術が終わってからは痛みと闘う日々。

 

でも同じ病室の患者さんに励まされ
1人じゃないことがあたたかいと感じるのでした。

 

そして少し落ち着いたらリハビリが始まりました。

 

病理検査の結果が出て先生からの話。

 

リンパの腫れは転移ではなく炎症だったこと
癌は最初の診断とおりⅠbⅠ期で大きさは3.5センチ
浸潤が浅かったこともあり今後は再発予防のために
放射線治療を行うということが決まるのでした。

 

抗がん剤治療をするものだと思っていたゆきでしたが
しなくてよいとの判断。

 

治療も退院して通ってもいいとのことで
退院することも決まりました。

 

放射線治療も副反応があり
ツライものではありましたが頑張りました。

 

再発の恐怖と戦い――・・・。

 

でも家族や友人など周りに助けられ
放射線治療が終わったら少しずつ仕事も再開し
子宮がない生活にも徐々に慣れ
あれから５年たち不安だった日々が嘘のように
普通に日常が過ごせているのです。

 

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さよならしきゅうの感想は？

 

子宮頸がんにかかった作者の実際の話を
明るくつづられた闘病コミックです。

 

想像以上の過酷な日々だっただろうけど
それを思わせないように明るくつづられていて
闘病エッセイなのに元気がもらえるような作品です。

 

実は私も子宮頸がん経験者です。

 

私は作者のステージのもう少し手前だったので
子宮は温存でき放射線治療も
抗がん剤治療もしないで済みました。

 

でも宣告時の壮絶感、手術までの不安
再発の不安や子どもと離れる喪失感など
共感できるところがたくさんありました。

 

さよならしきゅう

 

作者の最後のこの言葉が本当に印象的で私も心に打たれました。

 

「きっと元気に笑って過ごせる日がきます！大丈夫！」

 

女性にとって子宮頸がんは切っても切れない話だと思います。

 

闘病記だけど前向きになれ元気がもらえるそんなお話で
たくさんの女性に読んでもらいたい作品です。

 

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