のもまりの先生の作品のエレガント・マン。
短大卒業記念に慣れない大都会に一人旅が
スマホに気をとられあわや交通事故を・・・。
イケてるオジサマに助けられるも見惚れている隙に
今度は荷物一式盗まれた――!
どうする?田舎娘の雫ちゃん!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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エレガント・マンのあらすじは?
ど田舎暮らしの小川雫、20歳。
短大の卒業記念におばあちゃんに薦められて
憧れの大都会へ旅行にくるもスマホで情報収集しようとして
前方不注意で車に轢かれそうになってしまいました。
轢かれると思った瞬間、見目麗しい中年のオジサマに助けられ
余りの美中年に見とれている間に今度は荷物が全部なくなったのです!
エレガント・マン
見知らぬ大都会のど真ん中でスマホも財布も下着もない!
道行く人に交番を尋ねるもさすがの氷の大都会・・・
誰一人助けてくれようとせず
雫は春先の寒空の下、途方に暮れるのです。
そこへ目に飛び込んできた住込み可のお手伝いさん募集の看板。
これだ!と思った雫はそのお宅へ向かうと
まるで吸血鬼でも棲んでそうな立派なお屋敷・・・。
ビビっているとドアが開いて1人の男性が現れます。
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エレガント・マンのネタバレとその後の展開は?
募集をしていた家主の名前は花木巌。
ごつそうな名前にいかにもな髭面の男性が出てきて
誰だと問われた雫はビクビクしながらも
お手伝いの募集で来たことを話すと
必要ないと断られて慌てます。
ここで断られたら路頭に迷ってしまう・・・。
なんとか雇って貰わないと困る雫は必死に頼み込もうとします。
そこへ車に轢かれそうになった時に助けてくれた
あの美しいオジサマが現れてあっさりOKしてくれました。
彼が花木巌でいかつい彼は弟の清で
兄の言うことには素直に従う清です。
見た目と名前が真逆だと思ってるだろうと
いかつい清がスネた様に言う姿が
雫には可愛く見えたりして
とにかく住む所を確保した雫は安堵します。
落ち着いたら警察に紛失物届を出そうとそう思っていると
フッと巌の気配を感じた雫は辺りを見渡しても誰もいなくて
気のせいだと思った瞬間に巌が現れたのです。
そしてまた会えたと雫の首筋に唇を寄せてきて
吸われる!と思った雫はそのまま気を失います。
翌朝、目が覚めた雫が首元を見るとなにかの跡があり
あれは夢かうつつか幻かきっと何処かで知らない間にぶつけて
できたモノだと思いこもうとしていました。
その証拠に清と巌はそこにいて清が話しかけています。
「にいちゃん、なんで化けモンになってしまったんだよ」
やっぱり巌は吸血鬼だったのでしょうか?!
やはり昨夜、巌に襲われたのは夢じゃなかったのかもしれません
ちゃんと跡もあるし・・・。
ですがそんな話しを清に言っても信じてもらえません。
エレガント・マン
そんなことより部屋の掃除をしっかりやり
決して兄には近づくなと硬く釘を刺されます。
お手伝いさんの仕事は書斎を除く全部屋の掃除をすることだけ。
そして物書きをしている兄には近づきすぎないことと
仕事の間は書斎に引きこもっていることが多い
兄の邪魔をするなということでした。
おまけに仕事で神経質になっている兄に構うと
下手したら刺されるぞと笑って脅かす清は
用事で出かけてしまいます。
大きな屋敷内の沢山ある部屋の掃除はなかなか終わりません。
ある部屋の2人の子ども時代の写真立てに目が行き
幼いときは清も可愛かったのだと独り言を呟いている雫でしたが
振り向くとどこから現れたのか巌がいました。
近づくなと清に言われていても
巌から近づいてきたらどうすればいいのか・・・。
そんな雫の頬に巌が手を添えて寄ってきて
雫の身体は何故か思う様に動けません。
巌にも何かしらの恐怖を感じてしまいます。
そこへ戻ってきた清に見られて怒鳴られてしまう雫。
あれほど近づくなと言ったのにどうしてお前はと
巌から近づいてきたのに叱られるのは雫でした。
その怒る清の後ろでクスクス笑う巌がいましたがいつのまにそこへ?
ただからかわれたのでしょうか。
そんな巌はさっきの写真立てを指差して微笑んでいます。
普通の仲の良い子ども時代の兄弟が写っているだけの写真。
特になにかあるわけでもないのですが
うっかり雫は写真立てを落としてしまいます。
すると中からもう1枚、写真が出てきて
雫にそっくりな女性が写っていて
どうして自分の写真がと不思議に思う雫。
自分にそっくりな写真の女性が気になりつつ花木家滞在3日目。
午前は出かける清が戻ったら午後から食事も兼ねて
服の買物につきあってくれることになり
まるでデートみたいだとはしゃぐ雫は
早く掃除をしてしまおうと張り切ります。
例の女性の写真を眺めているとまたも神出鬼没な巌が現れて
その女性は大事な人だと話し雫も清のほうがいいのかと巌に迫られて
雫は言い知れぬ恐怖を感じたとき
フッと巌が目の前から消えてしまいました。
今度こそ目の錯覚でもなく紛れもなく巌が消えたことに
雫は恐怖と悪寒すら感じます。
そこへ戻ってきた清に事の顛末を話すと
今度は清も神妙な面持ちでこう言うのです。
「にいちゃんはここにいない」
本当は兄は別の所にいると言い出す清に
雫はますますワケがわからなくなるだけ。
果たして巌は今何処にいて
この屋敷では何が起こっているのでしょう?
そして写真の女性と雫はどんな関係があるのでしょうか?
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エレガント・マンの感想は?
オヤジズムシリーズは素敵なおじさまに胸キュンできる作品です。
私も大人の男性、いわゆるオジサマの恋愛模様も
いいなぁと思って色々読んでます。
本作はちょっとファンタジー系で
登場するおじさま2人も兄弟でカッコ良くステキです。
エレガント・マン
雫が世間ズレしすぎて2人と出会ういきさつは
なんか無茶振りでハチャメチャな展開ですが
そこはやはり例の写真の女性と雫に
大きな関係があるが故の導きのようです。
物静かでインテリの巌とガテン系の清兄弟と
雫の関係がどう展開していくのかが気になる方と
オジサマ好きな方にはぜひ読んでほしい作品です。
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