南マキ先生の作品の恋は人の外。
人間は恋をする生き物で当たり前ですが妖怪だって恋をします。
妖怪と約束を交わした女子高生の小夜を迎えに来たのは
約束をした相手ですがしかし名前が分からない。
魑魅魍魎が集まってくるようになった小夜は
果たして生き残ることができるのか――?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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恋は人の外のあらすじは?
困ったことがあれば名前を呼ぶとそう約束したのは5年前。
当時10歳だった小夜はその約束を
すっかり忘れてしまっていました。
時々うずく手首の痣に違和感を覚えながらも
すくすくと成長した小夜は空手の達人となっています。
原因不明の病で苦しむ弟を助けるために
まずは自分が強くなることを決意した彼女は
今日も日々鍛錬に励んでいました。
一方、小夜と名前を交わした妖怪は5年間もの間
彼女から呼びかけられる日を心待ちにしています。
しかし一向に小夜からの呼びかけはありません。
恋は人の外
我慢の限界を迎えた妖怪は自ら痣を通じて
小夜のところに姿を現しますが
しかしその姿を見ても名前を思い出してくれない小夜。
そして小夜の痣を通じて現世に出てきてしまったことで
魑魅魍魎が小夜の周りをうろつくようになってしまい?
妖怪の名前さえ思い出せれば
一瞬で蹴散らすことができる魑魅魍魎ですが
小夜の記憶の底に名前は眠ってしまったまま――・・・。
小夜は自分のことを守ることができるのでしょうか?
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恋は人の外のネタバレとその後の展開は?
名前を思い出すことができないその妖怪は
小夜の周りに集まってくる妖怪を蹴散らして
彼女のことを守ってくれます。
そして彼女に妖力を分け小夜自身が自分で自分のことを
守れるように支援してくれていました。
その度に少しずつ体が小さくなってしまう妖怪。
しかし自分は弱くないとあくまで小夜のことを
魑魅魍魎から守ろうとします。
その姿を見て小夜が思い出したのはある山で
自分に自信を失っていた男の子に出会ったこと。
その子は弱くありません
だって私が名前を与えたんだから。
その名はヨウ。
ようやく思い出した名前を唱えた途端
ヨウは本来の姿を取り戻します。
太陽のように明るい金の髪、美しい紫の瞳
5年前に出会った男の子と離れたくない。
当時の小夜は本気でそう願い
ヨウは呼ばれればいつでも小夜のところに
駆けつけられるように手首の痣に契約をしたのです。
恋は人の外
しかしヨウは大きな勘違いをしていました。
それは小夜は自分に惚れているので一緒にいたい
だったら小夜のことを食べればずっと一緒にいられると。
小夜からはっきり惚れているわけではないと
そう言われてしまったヨウは
小夜を自分に惚れさせることを決意。
そしてあろうことか転校生としてヨウが同じクラスに現れて――?
人間とあまりに考え方がずれているヨウのことを邪険に扱うと
ショックを受けたヨウは力を弱めてしまいますが
小夜の何気ない一言でヨウの心はまた元気になるのです。
果たして先に惚れるのは小夜なのかそれともヨウの方なのか・・・。
そんな微笑ましい2人に忍び寄る妖怪の影は
小夜の弟までその手を伸ばしていました。
弟を守るために異形の世界の住人と戦うことになった小夜と
その戦いの中で深まるヨウとの絆。
そんな2人が立ち向かうことになった最大の敵とは――・・・?
人間と妖怪が繰り広げる恋愛ファンタジー!
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恋は人の外の感想は?
とにかくかわいいと言うのが一番の感想で
南マキ先生は絵がとても上手だと思いました。
人間と妖怪の恋。
住んでいる世界を超えた異界の者同士の恋が
繊細なタッチで描かれていることで
違和感なく受け入れることができます。
1巻の最初のフレーズに妖怪だって恋をすると書いてあり
それを見てハッとしました。
恋は人の外
妖怪と言われると例えばものに取り付いていたり
自然界を操っていたりとまるで人間とは全く異なる生物のような
そんなイメージが強かったのですが
ここで現れてくる妖怪「ヨウ」はとても人間らしい妖怪です。
力はあるけれどそれをどのように扱って良いのかが分からず
大切な小夜の存在によって徐々に力だけでなく
心までたくましく成長していくヨウ。
小夜が自分に惚れていると思っている彼ですが
その心は本当はヨウの気持ち。
そんな不器用な妖怪と真っ直ぐで心優しい
小夜の恋愛模様は妖怪と人間という関係を忘れさせてくれるような
心温まる恋愛ストーリーでした。
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