Y.A先生・原作、楠本弘樹先生・漫画の作品の
八男って、それはないでしょう!
いつもと同じように寝たら
別世界で転生してしまった日本の成人男性。
転生先は貧乏騎士爵家の八男・ヴェル。
跡継ぎにはなれない八男という立場を理解し
冒険家になることを決めます。
ヴェルの魔法の師匠は訳ありでそんな彼の願いを
受け入れたことで桁外れの魔法力を手にします。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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八男って、それはないでしょう!のあらすじは?
日本で暮らしていた成人男性。
仕事を終え帰宅しその後ベッドの中で眠りについたのですが
目を覚ますとド田舎の貧乏騎士爵家の八男に転生していました。
それが7年前のこと・・・。
現在12歳になった彼は最短で独立するために
冒険者予備校に通いますが
しかしこちらの世界では15歳にならないと
冒険ギルドに入ることができません。
幸い魔法の能力を認められ特待生の試験を合格。
ところが学費は免除されるものの生活費は自身で稼がなくてはならず
アルバイトをして生活費を稼ぐことを学校側が認めていて
そのためそのような生徒のために授業は午前中までなのです。
八男って、それはないでしょう!
ヴェルの相棒・エルも似たような境遇です。
2人は事務所で教えられた狩場で獲物を狩るバイトに向かう途中でした。
その近くに到着するとヴェルが早速
探知の魔法で獲物の場所を特定し
矢にブースト魔法をかけて獲物を2人で狩り
無事、大きな猪を狩ることに成功します。
その後、どちらが多くの小動物を狩るかの競争に勤しむこと2時間
エルが勝利しヴェルが夕食を驕ることで決着がつきました。
するとヴェルが獣12匹に対し
人の気配がふたりという状態を察知します。
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八男って、それはないでしょう!のネタバレとその後の展開は?
助けにいくことを決めたヴェルですが
普通に向かっては到底間に合いません。
身体機能強化、速度アップの魔法を使い
エルを小脇に抱えて猛スピードで移動します。
辿り着いたその場には女の子が2人獣に囲まれていました。
ヴェルは壁になるよう土壁の魔法を発動し
女の子2人をその壁の内側になるよう囲むと
さらに土壁から石を尖らせたようなものを作り出し
獣へと向け瞬く間に12匹の獣を倒してしまいました。
助けた女の子は見覚えのある顔で実はクラスメイト。
街に戻り狩ったものを買取所でお金と交換すると銀貨16枚になり
エルと分けると1人8枚、日本円で8万円くらいの稼ぎです。
狼の毛皮を貰ったことが高額バイト代に化けた大きな要因で
ヴェルは高級な夕食を2人の女の子・ルイーゼとイーナにもご馳走し
話の流れはヴェルの魔法能力が高いことで盛り上がります。
なぜなら魔法での特待生はヴェル1人だけで
その能力も桁外れだからです。
独学にしてはと疑問を投げかけるエルに少し言葉を濁すヴェル。
八男って、それはないでしょう!
あまり率先して話したいわけではなさそうですが
どうしても聞きたいという3人の熱意に負けて話し始めます。
基本は独学ですがしかしヴェルは7年前
訳ありの師匠と出会っていたのでした。
語り死人・・・死霊系の魔物のことで
その語り死人がヴェルの師匠だったのです!
7年前、ヴェルの師匠は突然彼の目の前に現れ
やっと波長のあう人間に会えたと告げて・・・。
彼の名はアルフレッドといい生前は辺境伯家の
お抱え魔法使いをしていた者でした。
そんな彼の願いは30年で得た魔法を授けられる弟子に出会うこと。
元々魔法の能力に長けていたヴェルに
コツを覚えればもっと習熟が早まると告げます。
こうしてヴェルは親に内緒で
アルフレッドから魔法の伝授を受けるのでした。
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八男って、それはないでしょう!の感想は?
昨今、異世界転生ものは多々出回っており
人以外に転生してしまうものもある中
本作は意外と正統派です。
原作はライトノベルでそのコミカライズ版になります。
正統派といったのは一応人間であること
それなりの地位を持っていることです。
ところが地位はあっても肩書だけの貧乏な爵家
さらに八男という立場では
後継者になることはまずほとんどありません。
その現状を理解し幼少時から冒険家になることを決めたヴェル。
八男って、それはないでしょう!
彼は元日本人男性で成人。
転生前の記憶もしっかりあるようで
時折日本では当たり前の知識を披露しますが
転生先では凄いと尊敬されてしまいます。
そのバランス感覚が絶妙で読み手にもわかりやすく
世界観に入り込みやすいです。
大人としての分別のようなものを持っているからなのか
実年齢よりもしっかりしているところなどがあるので
こちらの世界では同年代の同級生より大人びて見えてしまいます。
そういった面でも主人公が低年齢でも違和感なく読める
特徴のひとつなのではないでしょうか。
年代や性別関係なく楽しめる転生モノかと思います。
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