洋介犬先生の作品の外れたみんなの頭のネジ。
この街はどこかがおかしくなってしまっている・・・
そう気づいたとき全ては壊れていた。
周囲の人々が当たり前に取る奇行を誰も気に留めない異常な日常。
異様なことが起きているに誰も気に留めず
異常を当たり前のように受け入れる世界に
七尾ミサキは自分にしか見えない
謎の悪魔と自称する「べへりん」と出会ってしまう。
自分が狂ってしまっているのか
それとも世界が狂ってしまっているのか?
それを知るために彼女は悪魔と自称するべへりんと共に
狂気の怪異が満ちた世界を歩んで行く──。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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外れたみんなの頭のネジのあらすじは?
ある日・・・七尾ミサキは自分の周囲にいる人間が
少しずつおかしくなっていることに気づき始めていました。
でも周りの人間はその人が
おかしくなっていることに気づいた様子もなく
いつもと変わらない日常を送っていたのです。
目の前で異常なことが起こっているのにさらりとそれを流し
たいして気にした様子もなく
異様な事を日常として受け入れている周囲。
例えばしっかりしていたはずの顔見知りのおばさんが
何時の間にか壁に向かって話をする様になってしまい
親切なお巡りさんも危ない雰囲気になってしまいました。
でも周りはそんなことを気にした様子もなく受け入れていたのです。
この街の人々が確実に徐々におかしくなり始めているのに
誰も気に留めないことに不安を感じそれを知っているのは
自分だけだと街の異常にミサキは怯えていました。
外れたみんなの頭のネジ
誰にも解ってもらえない恐怖と異常になる人々に
囲まれている日常に彼女の精神も疲弊していました。
自宅に戻っても部屋から出ようとはせず
布団をかぶり籠る様になってしまいました。
狂った人間が増え始めている街に出かけたくもなく
狂った人間に出会いたくなく
自室に籠っていたとき出会ってしまいます。
異様な生物こと人間の言葉を話す
自称悪魔と称する「べへりん」に。
自分のことが見えるミサキに興味を持ったべへりんは
ふざけた口調でそれとなくに彼女に問いかけます。
「狂っているのは自分じゃないのか?」
ミサキはそうかもしれないとべへりんに言いますが
それよりも自分が出会ってしまった
狂った連中の方が恐ろしいと語り出します・・・。
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外れたみんなの頭のネジのネタバレとその後の展開は?
べへりんに自分が体験した話をすることになったミサキは
1ヶ月前のある出来事を語ります。
それは・・・学校へと登校した日
彼女の靴箱にラブレターが入れられていたのです。
女子校なのに誰が入れたのかとドキドキしながら
封を開けてみるとこう記されていました。
「あんたなんか大キライ、死ね」
悪戯にしては悪質だと怒りながら手紙を破いてしまいます。
でも次の日も手紙が入れられておりその内容は・・・
昨日と打って変っての内容になっていました。
「あなたの事が大好き」
そして次の日からスキとキライと書かれた手紙が添えられ
ついにはミサキのことで自分の中で多数決したと
結果が添えられた手紙が寄越されてしまいます。
その内容は「スキスキスキスキスキスキ」と
紙面を覆いつくす告白の言葉。
流石にこれは肝を冷やしたミサキは
ホームルームに担任とクラスメイトに相談しますが
怪しく笑みを浮かべよかったじゃないかと
結果的にキライにならなくて良かったと
そう言われてしまいます。
そんな彼女の体験談を聞いたべへりん
額の眼が開こうとしていました。
それはべへりんの信じる心が
魔力として開こうとしているのだと説明します。
べへりんがミサキの話を聴いて信じて眼を開けば
その魔力でみんなが元に戻るかもしれないと言います。
ダメ元でもチャンスがあるならとミサキはその誘いにのり
べへりんに自分の体験談を語ることになります。
そして次の日から奇妙な悪魔(?)
べへりんと生活することになってしまった彼女ですが
彼に自分の体験を聞かせ額の眼を開眼させれば
全てが元通りになるかもと
微かな期待に望みを掛けて生活を始めていきます。
でもミサキの周りでは常に狂気ともいえる異常が起きていきます。
外れたみんなの頭のネジ
まず優等生だった同級生がクマのぬいぐるみを学校へと持ち込み
嫌なことがあればそのクマのぬいぐるみに八つ当たりをし
いつしかクラス中で流行り出してしまいます。
担任はそんなクラスの異常に関わろうとはせず
優等生のクマのぬいぐるみに対する行為は
エスカレートしていきます。
優等生に昔助けてもらったことがあるミサキは
人の痛みを知ることができたのに
なんでぬいぐるみの痛みを知ることができないのと訊ねると
彼女は号泣してしまいます。
今まで傷つけたクマのぬいぐるみに謝罪を繰り返しながら
翌日からクマのぬいぐるみの格好をする様になってしまいました。
でも、狂っているのはそれだけではありません。
教員も狂っているのです。
ミサキが図書委員のときにはビクの生首という
何やら恐ろし気なタイトルの本がありました。
でも調べてみるとカバーだけで中身はありません。
先生に聞いてみますが訊ねてみると大慌てで本のカバーを処分し
これはイタズラだと早く忘れろと言われてしまいます。
でも気になってしょうがないミサキはそれを調べていきますが
ネットを使っても知ることはできませんでした。
でもクラスメイトに知っている娘がおり訊ねてみると
その話の途中で屋上から机が落下し
その娘は喋ることができなくなってしまったのです。
でもその裏には図書の先生が関わっており
この話をべへりんにした後に
彼女の部屋を抉じ開けようとする来訪者が訪れるなど
怪奇事件に巻き込まれていきます。
その他にも彼女の住む街には
狂気に蝕まれた人間が増え始めていくのです。
かぶり物を被り1日自分の自宅の玄関で座り込む中年のおじさん。
鹿島ひたちと名乗る少女からは好きな彼氏のために
二次元美少女のコスプレを始め
コスプレ姿で痛めつけてほしいと
頼まれた彼氏のために暴力を続けた結果・・・。
殺してしまったと告白され
望んで殺していないことを
広めてほしいと頼まれてしまいます。
また友達の耳に固執する女子や
街のゆるキャラマスコットばんさちゃんの中の人の正体や
みみみと呟きミサキを追いかける変質者など
狂った人間は後を絶ちません。
そんなときに危ない所を助けられたミサキ。
この街の住人は狂っていると知る藪中かすみと出会います。
でも彼女も狂っており自分がいつも監視されていると妄想を持ち
ミサキを自分を監視するスパイと疑い襲い掛かってきます。
でも寸前のところでべへりんに助けてもらい事なきを得ます。
自分だけが見えていると
狂った証明だと思っていたべへりんに助けられ
この狂った街で唯一信じられる仲間を手に入れますが
彼女の身の回りで起きる狂気は止む気配を見せず
さらにひどくなっていきます。
カワイイオバサンとツギハギだらけの人形を乳母車に乗せ
散歩する中年女性の身辺を調べてみると
6月13日を境に人々は狂い始めていたことを知ります。
6月13日に何が起きたのかを調べていきますが
その日に何が起きたのかを尋ねてみても
全員は口をパクパクさせるだけで答えようとはしません。
新聞で調べてもその日だけは空白と異様さだけがあったのです。
6月13日・・・。
何があったのかをべへりんを通して知ったとき
彼女はあることを思い出します。
それは2年前の自分の大切な姉に関わることでした。
はたして彼女が何故にこの狂気の世界に迷い込んでしまったのか
その理由は解き明かされるのでしょうか?
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外れたみんなの頭のネジの感想は?
可愛い女の子のギャグ漫画で有名な洋介犬先生の送る
日常系怪奇ホラー漫画作品。
狂気に満ちた世界に迷い込んでしまい
理性のなき人々が普通に生活することが当たり前な
異常な世界に迷い込んでしまった七尾ミサキ。
そんなミサキと彼女にしか見えない
自称悪魔のべへりんと狂気に染まってしまった世界を
生き抜いていく物語でもあります。
元はギャグ漫画家だった洋介犬先生の
ゆるく可愛いコミカルな絵柄に加え
恐怖漫画独特のホラーなテイスト。
更にはホラーなのにどこか笑えてしまえる
ギャグ漫画の要素と組み合い
怖いのにどこかギャグマンガの様に
面白く思える内容となっています。
外れたみんなの頭のネジ
また本作の見どころとなるのはネジの外れてしまった人間と
奇妙なリアルさのある身近な恐怖が怪奇漫画として成り立ち
独特な面白さを演出しているところです。
狂ってしまっている人間と心霊現象などのホラーとは違う
人間独特の恐怖感が演出され読めば引き込まれてしまう様な
その怖さが作品としての持ち味としてあります。
怪奇モノが苦手な人でも気軽に読めてしまうソフトな怪奇モノでもあり
今までホラー漫画が苦手だった人におススメできる作品です。
怖い気分を味わってみたいけど怖い漫画は苦手といった人に
自信をもっておススメできる作品です。
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