立樹まや先生の作品のこれはきっと恋じゃない。
女子高生・ひびきがはまっていることは「音楽」。
お嬢様学校で友人とバンドを組んでいた彼女だが
彼氏に反対されたとの理由でバンド仲間が辞めてしまい
大好きなバンドを解散しなければいけなくなる。
ドラムを叩けない毎日に耐えることが出来ず
新しい女子バンド仲間を探していたが
運命的な出会いを果たした相手は
絶対に組みたくなかった混合バンド!
このバンド、一体どうなっていくの――?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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これはきっと恋じゃないのあらすじは?
恋愛より音楽を愛する女子高生ドラマー・ひびきは
お嬢様が通う女子高に通いながら友人とバンドを組み
音楽に没頭する毎日を送っていました。
しかし一緒にバンドを組んでいた2人は
彼氏に反対されたとの理由で
バンドをやめてしまうのでした。
恋愛より音楽に命を懸けているひびきは
ドラムをたたくために
学校外で新しいメンバーを探します。
そういった悩みはすべて音楽を通じて仲良くなった
「おんぷ」に相談をしていました。
おんぷとはSNS上の付き合いであり
会ったことはありません。
だけど音楽の趣味もぴったりで
色々なところで意気投合できる大切な相手。
これはきっと恋じゃない
あるときおんぷがドラムのメンバーを
探していると言って
会うことになったひびきとおんぷ。
しかしそこに待っていたのは音楽が好きな女の子ではなく
オレンジの髪をした男子高校生!
お互いに異性との混合バンドなんてごめんだと
そう思っていた2人はその場で喧嘩別れをするのですが
結局はお互いの音に惹かれあい
混合バンドを組むことになってしまうのでした。
恋愛禁止のルールを課したこのバンド
本当にうまく行くの・・・?
そしてひびきはどうなってしまうの――?
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これはきっと恋じゃないのネタバレとその後の展開は?
ひびきが出会った相手はギターを担当している唱と
ベースを担当している律。
2人はフォースというバンドを組み
中学生なのに200人を動員した実績がある
有名なバンドのメンバーでした。
フォースは今ドラムが欠けており
男性のドラマーを募集しています。
最悪の出会い方をしたひびきは本当に彼ら2人が
そんな実力の持ち主なのかを確かめるために
彼らのライブに潜り込みます。
そこで思わず体が動きドラムをたたいていたひびき。
お互いの音に魅せられて3人は
改めてバンドを組むことになるのです。
このバンドのたった一つの条件は「バンド内恋愛禁止」。
律と唱が男性メンバーに限定して
ドラマーを探していたのは
以前女性メンバーと恋愛沙汰で揉め
メンバーが抜けてしまった事がきっかけでした。
恋愛より音楽命のひびきにとってもその条件は好都合。
早速新生バンドを組み
高校生フェスの出場を目指すことに。
これはきっと恋じゃない
ひびきがバンドを組んだ2人は今までのひびきが
音楽に対して抱いていた姿勢とは比較できないくらい
真摯な姿勢で音楽に取り組んでいました。
家族に反対されながらもアルバイトをしながら
音楽を続けている唱の姿を見て
より音楽への情熱を高めていくひびき。
お互いの音が混ざり合って一つの流れが生まれた時の快感は
今まで感じたものとは比較できないくらいのものでした。
唱のことを知れば知るほど彼のことが気になり始めます。
ひびきの心が揺れ始めたそのとき
元バンドメンバーくるみがひびきの前に現れました。
女性らしく、音楽にも詳しく、見た目も可愛い唱の元カノ。
ひびきは今のメンバーは自分だと分かっていても
くるみの存在を頭から祓うことができません。
そんな中、ひびきたちのバンドは順調に滑り出し
フェスやライブへの出演を決めていく――。
自分たちのバンドを成功させる夢をかなえるため
今のひびきには恋愛をしている暇はない。
しかし一方で唱に対する気持ちも大きくなるばかり。
恋愛禁止の音楽バンドの中で夢を追いながらも
切ない恋心を抱き始めたひびき。
彼女の音楽、そして恋愛はこれからどうなっていくの?!
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これはきっと恋じゃないの感想は?
純粋に夢を追いかけたい反面
一緒に夢を追いかけている大切な仲間が
一人の魅力ある異性として目に映るようになるのは
とても自然な流れの1つだなと思います。
しかし夢を純粋に追いかける中で
自分たちの技術や制度を高めるために
恋愛が邪魔になってしまうのだとしたら・・・。
もしかしたらどこかのタイミングで
夢か恋愛かを選択しなければいけないのは
避けられないかもしれません。
そしてきっと夢だけを叶えても
恋愛だけがうまく行っても
どこか心に隙間が残るような感覚は
ぬぐえないように思いました。
これはきっと恋じゃない
それがもしかしたら夢や恋愛を
成長させてくれるための
大切な要因なのかもしれない。
本作を読み恋愛に蓋をしながら
音楽に没頭しているひびきの姿を見て
その隙間が彼女の音楽をより良い物に
変えてくれることが伝わってきます。
恋愛をしていることは
決してマイナスになるわけではない。
そんなことを感じさせてくれる素敵な一冊でした。
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