桂正和先生の作品のI”s(アイズ)。
大好きな女の子・伊織ちゃんが雑誌のグラビアに取り上げられ
平凡な主人公瀬戸にはなんだか手の届かない存在に・・・。
それでも少しずつ2人の距離は縮まったと思ったところに
ハプニングが降りかかって?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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I”s(アイズ)のあらすじは?
雑誌のグラビアを眺める瀬戸一貴は好きな女の子
葦月伊織がグラビアに出たことで
もともと近くはなかった距離が
さらに遠くなってしまった気がしていました。
そこへ同じ高校の友達である
寺谷靖雅がやってきて雑誌を奪い取り
自分のおかげで知れたんだと
そう威張って言ってきます。
寺谷が伊織に聞いた話によると
伊織は所属している演劇部の部長に
劇団の宣伝にもなるからと
グラビアを勧められたようです。
そして水着だとは知らずに
撮影することになってしまったのです。
誰にもグラビアのこと言わないでと言っていた
伊織に寺谷が瀬戸には言っちゃったと伝えると
伊織はほほを赤らめていたようで
あいつはお前に気があるのかもと
瀬戸のことをからかいました。
話を聞いて瀬戸は伊織とお茶ができた寺谷を羨んでいました。
お茶ぐらい誘えるだろという寺谷に
ある事件をきっかけに好きな子には
逆の態度をとってしまうんだと言う瀬戸。
聞く気のない寺谷に瀬戸は当時のことを語り出しました。
それは小学6年生のときのこと。
当時好きだった子を含む数人の女子に呼び出された瀬戸は
いつも美代子の方を見てるし美代子のことが好きなんでしょと
周りの女子に言われます。
さらには美代子には振られた挙句
気持ち悪いからそういうのやめてと
そう言われてしまいました。
ショックを受けた瀬戸は気持ちを悟られなかったら
幸せは続くんだと思い込んだのです。
話をつまらなさそうに聞いている
寺谷のことを怒りながら尚も話は続きます。
そんなショックを受けていたとき
立ち直ることができたのは
ある女の子のおかげでした。
その子は秋葉いつきという子で
涙を浮かべながらあんな言い方ないと
一緒に怒ってくれたのです。
その様子から瀬戸はいつきが自分のことを
好きなのだと気づいたのでした。
そして2人は付き合い出しますが
4年前にいきなり遠くに行ってしまい
いつきとは終わったのです。
I”s<アイズ>
回想が終わり寺谷と別れて帰宅した瀬戸は
やっぱり可愛いと伊織のグラビアを眺めていました。
お得意の妄想を繰り広げつつ
伊織が自分を好きかもという希望を抱く瀬戸は
元気になってしまった股間を
なんとか納めて眠りにつきました。
朝学校へと到着した瀬戸はいつものように
伊織の劇団の練習風景が見える
向かい廊下にきていました。
この劇団わんだこは創立以来由緒ある劇団で
タレントなども輩出した有名な劇団。
そんな劇団で練習しているいつもとは違う真剣な様子の
伊織のことが瀬戸は一番好きでした。
伊織を眺めているとそこへ寺谷がやってきました。
ふと伊織のいる部屋の外を見ると3人の男子生徒がいて
あのグラビアを見た男子生徒が覗きに来たのです。
それを見て寺谷は何かあったら
お前が守れと瀬戸にいうのでした。
朝のホームルームが始まる時間となり教室へと向かっていると
ちょうど伊織が教室に入っていく所でした。
続いて中に入るとグラビアクイーンとヤジが飛び
雑誌に載っていたのを見つけた
他の男子生徒が騒ぎ出したのです。
そしてあっという間にみんなの輪に囲まれた伊織。
男子生徒は瀬戸にもグラビアに出ていると話を振りますが
瀬戸はつい興味なさげに対応してしまいました。
これで伊織ちゃんに話しかけるチャンスがなくなったと
席について落ち込む瀬戸でしたが
その様子を伊織が見ていたことに
瀬戸はもちろん気づいてはいませんでした。
ホームルームが始まり新入生ようこそパーティーの
実行委員を選ぶくじ引きをすることになった瀬戸たちのクラス。
担任の花園広巳によって発表されたその結果は
なんと瀬戸と伊織が実行委員に決定したのでした。
このチャンスになんとか頑張って話をすると
そう張り切る瀬戸でしたがそんなに上手くはいかず・・・?
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I”s(アイズ)のネタバレとその後の展開は?
実行委員に選ばれた2人は放課後に図書室で集まりました。
話しかけてくれる伊織に対して瀬戸の逆走ぶりは凄まじく
本当は近くに座りたいのにもかかわらずつい遠くに座ってしまいます。
シャーペンの芯を貸してほしいという伊織に
チャンスだと思いながらも手渡しできずに
シャー芯の入れ物を机の上を滑らせて渡してしまう瀬戸。
やってしまったと思いながらも逆走は止まりません。
なんかアイディアがあるかと聞いてくれた伊織に
あんたは?と無愛想に返してしまい
あたしはまだ・・・と気まずい雰囲気に。
その空気に耐えられなくなったのか
伊織は部活があるからとアラームが鳴る前に
時間に気づいて出て行ってしまいました。
よっぽど俺といるのが辛かったんだと察してしまった瀬戸。
伊織にもう帰るかと聞かれまだプランを考えると答えます。
すると伊織はスケッチブックを取り出し
ページをめくると何かを書き出しました。
《I’Sアイディアノート》
そう書いた伊織は我々のチーム名は
アイズに決まりました!意義ある人!と言います。
別に・・・そう答えた瀬戸に私とじゃ嫌かもしれないけど
どうせなら楽しくやろうと伊織は言います。
完璧に瀬戸が伊織を嫌いだと勘違いさせてしまったのです。
帰宅後、俺の態度じゃ仕方ないかと落ち込みつつ
アイズの意味を考えていました。
しばらく考えてわかったその意味は
ローマ字表記にした2人の名前の頭文字の
『I』をとっているということ。
2人の名前が一緒になっちゃってるとはしゃぐ瀬戸は
誤解されないように毅然とした態度で
頑張ることを誓ったのでした。
I”s<アイズ>
翌日、いつものように伊織の部室が見える
廊下に来た瀬戸は寺谷が待ち伏せていました。
スケッチブックを抱きしめてニヤニヤする瀬戸を前に
気持ち悪いと少しひいている寺谷。
そのとき伊織の部室の外にいる野次馬が見えました。
1日で増えた野次馬を見て驚くのと同時に
飛ばしているヤジを聞いてみるとさらに衝撃を受けます。
パンツ見せてとかやらせろという下品なヤジに瀬戸は我慢ならず
スケッチブックを寺谷に渡すとどこからか取り出した棒を握りしめて
伊織の部室の前に飛び出して行きました。
いいがげんにしろとそう叫んで飛び出したと同時に
だれかのヤジが重なります。
「グラビアなんかに出るのは男にヌかせるためだろー!」
そのとき閉められていたカーテンが開き
他の女性部員が何考えてんのかと怒鳴ります。
女性部員と目があった瀬戸・・・
そこにはもう瀬戸以外誰もいません。
瀬戸を見た女性部員にヤジを言ったのは
瀬戸だと誤解されたことで固まってしまった瀬戸は
寺谷に引きずられてそのばから逃げ去りました。
放課後になり実行委員の仕事のために1人で教室に残った瀬戸は
伊織が現れるのを期待していました。
ですが結局伊織は現れることなく
そのまま帰宅することとなったのです。
帰宅後、寺谷が家に現れ元気付けに来たという寺谷は
お兄さんにパソコンで作って貰ったんだと
ヌードグラビアの身体と
伊織の顔を合成した写真を持ってきたのです。
何だかんだで寺谷に背中を押された瀬戸は
明日ちゃんと話そうと決めたのでした。
翌日、怒っているかのようなすごい風が吹いていました。
教室に着くと大声で笑う伊織の元気な姿が。
元気ならいいやと話すのをやめようとした瀬戸でしたが
寺谷が瀬戸が伊織に話があるってと呼びだしてしまいます。
仕方なく人のいない場所を探して歩き回ると
結局は屋上まで来てしまいました。
勇気を振り絞ってヤジは俺じゃないと伝えた瀬戸。
伊織は知ってる、声が違ったと言い
それだけかと聞くい伊織。
あぁ・・・と返事をすると
怒られるかと思ったと伊織は言いました。
実行委員をサボったから怒られるかと思ったのだと。
別に・・・と答えた瀬戸に伊織は質問していいかと
いいがげんにしろと言ったのは瀬戸と聞きます。
そうだけど悪いかという瀬戸に感謝してると伊織。
昨日出たアイディアはあるかと
スケッチブックを受け取った伊織が確認します。
そのときあることに瀬戸は気づきました。
あのスケッチブックには
合成された写真が入っているということに。
焦ってスケッチブックを取ろうとした瀬戸は
勢い余って伊織を押し倒してしまいます。
わざとだと思った伊織に瀬戸はほほを叩かれ
どんな女でも押し倒すような人だったんだと言われます。
違うとそう言いかけたそのとき
2人の間に合成された写真が落ちてきました。
絶体絶命のピンチ!
瀬戸は伊織にこのまま嫌われてしまうのか・・・?!
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I”s(アイズ)の感想は?
好きな子相手には逆走してしまう主人公・瀬戸と
雑誌のグラビアに出るほど可愛いヒロイン・伊織の恋愛ストーリー。
読んでいると主人公の気持ちも分かるし
ヒロインの気持ちもわかる・・・。
なんだか読んでいるこっちが
もどかしい気持ちになるような純愛で
ドキドキさせられます。
時にはギャグを織り交ぜ
シリアスな場面では気持ちが痛いほどわかる・・・
そんなキャラクターの心情まで
細かく描かれた作品となっています。
I”s<アイズ>
それぞれのキャラクターも魅力的で
人物の絵がとても綺麗なので読みやすい漫画です。
恋愛模様がとてもリアルで
青春時代を思わず思い出す内容となっています。
思わず主人公を応援したくなりますよ!
一度読み始めるとついつい先が気になるような
そんなスートーリーなのでぜひ一度読んで見てくださいね!
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